3月26日上場予定のモバイルファクトリー(3912)ですが、A級銘柄
だけにSBI証券のIPOチャレンジポイントを使うかどうかを悩まれて
いる方も多いのではないでしょうか。
SBI証券は100%ネット配分と思われがちですが、意外と知られていない
ようですが、実際は店頭もあるので100%ネット配分ではありません。
おおむねIPO引き受け株数の約50%がネット抽選に回り、約10%がIPO
チャレンジポイントに回ると想定されます。約40%は店頭配分です。
IPOチャレンジポイントの概要
※上記画像はクリックで拡大します。
そして今回のモバイルファクトリー(3912)のIPO株数は以下の通りと
なります。
IPO公募株数:245,000株
IPO売出株数:702,000株
IPO合計株数:947,000株
1単元が100株なので全部でIPO株数は9,470枚となります。
そのうちSBI証券の推定引き受け株数は85%とすれば8,050枚。
そして先ほどのIPO引き受け株数の配分割合に当てはめると、抽選に
回るIPO株数は約4,000枚でIPOチャレンジポイントに回るIPO株数は
800枚となります。店頭に回るIPO株数は3,250枚。
と、前置きが長くなってしまいましたが、お伝えしたいのはタイトル
でも書きました通り、今回のこのモバイルファクトリー(3912)で
SBI証券のIPOチャレンジポイントは使うべきなのかということです。
今現在のSBI証券のIPOチャレンジポイントの1ポイントあたりの価値
はどの程度あるのでしょうか?
1,000円?
1,500円?
2,000円?
私が一昨年IPOチャレンジポイント使い当選したウォーターダイレクト
(2588)という銘柄は公募価格が1,200円に対して初値価格が3,600円
と3倍の初値形成となり、240,000円の利益を出すことができましたが
IPOチャレンジポイントの価値はおおよそ1ポイント1,100円ぐらいと
いう結果でした^^;
今回のモバイルファクトリー(3912)の仮条件は1,310円~1,410円で、
おそらく公募価格は上限の1,410円で決まるでしょう。
大手初値予想会社2社の現時点での初値予想は以下の通りのようです。
A社:2,400円~2,900円
B社:2,000円~2,300円
2社をまとめると2,000円~2,900円の幅となります。
公募価格1,410円とすれば利益は100株で60,000円~150,000円という
ことになります。
仮にIPOチャレンジポイントの価値が1,000円だとすると60ポイント
~150ポイント突っ込みで相応の価値となります。
1,500円だとすれば40ポイント~100ポイント。
2,000円だとすれば30ポイント~75ポイント。
個人的には初値売却益は100,000円程度でIPOチャレンジポイントの
価値は1,200円程度と考えているので今回のこのモバイルファクトリー
(3912)に使うIPOチャレンジポイントは80ポイント程度がベスト
であるのではないかと考えています。
80ポイント以上使って当選したとしても、これまで貯めたIPOチャレ
ンジポイントの価値を考えると、今後のことも含めて考えれば逆に
損失となるかもしれません。
と、まあ完全にこの記事は個人的な見解の記事ですが^^;
嫌なタイミングで嫌なニュースも飛び込んで来たので、過度な期待は
禁物かもしれません・・・
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