国内5例目のIEO「エルフトークン(ELF)」の上場が「bitFlyer(ビットフライヤー)」で本日3月29日(金)午前9時00分から板寄せ方式により注文受付けを開始し、正午に一本値で初値が付く形で決行されました。
その前に上場まで様々なドタバタ劇がありましたので、備忘録という意味も含めて少しかいつまんでご紹介させて頂きたいと思います。
エルフトークン(ELF)IEO抽選日延期(2月21日)
抽選日(2月21日)当日になって、HashPalette(発行体)とbitFlyer(ビットフライヤー)の間で協議中の事項があるとのことで抽選を延期。しかしながら長引いた協議も翌日(2月22日)には解決。内容は以下の通り「ロックアップ条項の追加に関する協議」だったようです。
募集額の満額(手数料込み13.5億円)以上は集まったとのプレスリリースはあったものの、読者様情報やSNS情報を勘案すると抽選配分は申し込み数の70%~80%程度という声が多く、これまでのIEO案件の抽選割合から見ると、残念ながら人気化した様子はありませんでした。
上記画像の文章を見る限り、このままの状態で上場すると初値がIEO価格割れする可能性が高そうと判断したため急遽ロックアップ協議に入ったような雰囲気を感じます。bitFlyer(ビットフライヤー)も第一号IEOとなるため、なんとしてもIEO価格割れは避けたいという気持ちは伝わります。もちろんこれは管理人の勝手な憶測です。
エルフトークン(ELF)上場日まで1カ月以上に渡る資金拘束
抽選日翌日(2月23日)から当初上場日の前日(3月26日)までの1カ月以上に渡ってbitFlyer(ビットフライヤー)からは「エルフトークン(ELF)」のIEOに関する言及は一切なく、不安な状況が続きました。この件については某大手メディアでも取り上げられていました。
下記画像はbitFlyer(ビットフライヤー)の2月23日(金)から3月26日(火)までの間のプレスリリース一覧ですが、エルフトークン(ELF)以外のプレスリリースが多く、画像をかなり縮小しないとキャプチャできない状態だったため、画像が荒くなり見にくくなって申し訳ございません。
もちろんその間は当選したエルフトークン(ELF)分の資金はロックされ何もできない状態です。特に管理人は基本的にIPO愛好家ですので、IPOラッシュ期間中ずっと当選分の256,500円(手数料込み237,500円)がロックされた状態となっていました。
正確にはbitFlyer(ビットフライヤー)には700,000円を入金しており、出金には出金手数料(三井住友銀行なら税込440円)が取られることもあって、すべて終わってからの出金と思っていたため、700,000円がひたすらロックされていた状態となります。これは管理人の勝手な判断なので仕方ありませんが、微妙に機会損失となっています。
上場日前日(3月26日)夜に上場日(3月27日)を発表
上場日前日(3月26日)夜に上場日(3月27日)の発表が行われました。受信メール設定などの関係なのかどうかは不明ですが、メール連絡が来ている方と来ていない方がいらっしゃった様です。少なくとも管理人の元にメールは届いていませんでした。まさかの前日発表の翌日上場実施予定となったため、気が付かなかった方も多かったようです。
<当記事はひとまず追記終了で新記事は近日中にアップ致します> 2024年2月9日(金)から募集開始となった国内5例目のIEO「エルフトークン(ELF)」の上場日が本日(3月27日)11時30分から板寄せ方式により注文受付 …
そもそも前日、しかも夜に発表ということ自体が企業としてどうかと思いましたが、こればかりはどうしようもないので受け止めるしかありません。いずれにしても本来であれば待ちに待った楽しみな上場日でしたが、早く逃げたいという思いの方が強く、IPO(新規上場)のようなワクワク感などは一切ありませんでした。
急遽ロックアップ条項の協議を行ったことや、IEO抽選結果がおおむね70%~80%程度の配分割合となったことなどから、過去のIEO案件と比べると明らかに人気化した様子は感じられず、個人的にはIEO価格割れを覚悟して上場当日(3月27日)午前11時30分から成行で売り注文を出しました。
エルフトークン(ELF)IEO上場日延期
しかしながらなぜか注文画面が執行されず、何度注文を出しても注文が通りません。そうこうしているうちに取引開始2分前(11時58分)にiOS端末から注文ができないトラブルが発生し、bitFlyer(ビットフライヤー)公式X(旧:Twitter)で取扱い開始(上場)延期の発表がありました。
あまりの進捗の悪さから無事に上場までたどり着くけるのかの不安もありましたし、どこかしらでまた何かやらかすのではと心の中で感じていたのか、自分自身はもう諦めの境地にいましたので、あまり何も感じなかったというのが正直なところです。
延期後の上場日がいつになるのかわからなかったので、しばらくbitFlyer(ビットフライヤー)公式X(旧:Twitter)に張り付いていましたが、待てど暮らせど続報はありませんでした。待っている側からすると、せめて次の上場予定が何分後なのか、何時間後なのか、何日後なのかぐらいは教えてほしかったですね。
エルフトークン(ELF)IEO初値結果
そして迎えた上場日(3月29日)はトラブル無く上場となりましたが、IEO価格12.5円に対して初値は12.49円とわずかにIEO価格割れでのスタートとなりました。もっと大幅に割れると思っていましたが、bitFlyer(ビットフライヤー)が何かしらの手を打ったのかと想像しています。
管理人は19,000ELF(手数料込み256,500円分)当選しており、成行売りで初値12.49円にて売却となったので、初値売却損190円と購入手数料19,000円合わせて19,190円の確定損失となりました。以下画像では3回に分けて売却されていますが、これは管理人の意図ではないため、理由はわかりません。
大損とまでは言いませんが、1カ月以上預けた上でのこの損失となると、高利貸しにお金を借りてしまったようなイメージですかね。
bitFlyer(ビットフライヤー)を擁護するわけではありませんが、ドタバタ劇となったものの、ロックアップ条項の追加や上場日の変更が無ければ更なる大きなIEO価格割れとなった可能性も否定はできないので、結果的にIEO価格割れとはいえ、初値売却で大損とならなかったのは不幸中の幸いと言えるのかもしれません。
ただ、個人的にもうこのエルフトークン(ELF)と関わることはないと思いますので、すぐに出金手続きを行いました。出金手続きから数分後には自身の銀行口座に着金となったので、ひとまず安心です。仮にbitFlyer(ビットフライヤー)でIEO第2弾があったとしても二の足を踏んでしまいそうです。
ちなみに初値後の値動きは初値12.49円で13時頃に7.0円まで下落していますが、15時過ぎには13.99円まで上昇しています。その後も比較的堅調に推移していたようですが、夕方以降はもう監視してないのでわかりません。結果的に初値を奪還できたのは良かったのではないでしょうか。