新型コロナウイルス感染症の影響で以前なら簡単に手に入れることができていたマスクなどの衛生用品が今は価格が異常に高騰していたり、品薄で入手自体が困難となっています。今回はそんな中でマスク同様に品薄となっている「消毒液」に着目してみました。
当記事最下部では昨日(4月22日)厚生省新型コロナ専門会議で提示された人との接触を8割減らす「10のポイント」にも触れていますので、最後までお付き合い頂けますと幸いです。
アルコールなどの消毒液も品薄になっており、スーパーやドラッグストアでは簡単に手に入れることができなくなっています。そこで厚生労働省や経済産業省から自宅にあるものを使って消毒液(次亜塩素酸ナトリウム液)を作る「消毒液(次亜塩素酸ナトリウム液)の作り方」が公開され、少し前からYouTubeなどの動画でも話題となっています。
0.05%以上の次亜塩素酸ナトリウム液の作り方
特にハイターやキッチンハイターなどは一般的にどこのご家庭にもあるようなので自作はお手軽かもしれません。でもこれ間違った使い方をすると人体に悪い影響を及ぼすこともあるので注意が必要です。
特に間違えやすいのが「次亜塩素酸ナトリウム液」と「次亜塩素酸水」です。名称は似ていますがこれらはまったくの別物です。「次亜塩素酸水」の方であれば人体への影響は少なく「アルコール消毒液」よりも高い除菌力がありますが、いま厚生労働省や経済産業省が紹介している消毒液は「次亜塩素酸ナトリウム液」の方です。間違えると大変です。
新型コロナウイルス対策 身のまわりを清潔にしましょう(厚生労働省啓発資料)
「次亜塩素酸ナトリウム液」は強力な殺菌作用がありますが、いわゆる「混ぜるな危険」という物質で、酸性物質が混ざると有毒な塩素ガスが発生します。さらに直接触れると皮脂のたんぱく質が分解され人体に悪い影響を与えるため、手指を含め人体への消毒に使用してはいけません。
先日、自作の「次亜塩素酸ナトリウム液」を普通の消毒液として100均のスプレーボトルに入れて持ち歩いている知人がいたのでしっかりと注意しておきました。もちろんその知人は手がカッサカサになっていました。もしかすると他にもまだご存知ない方もいらっしゃるのかもしれないと思い「注意喚起」として記事にしておきました。
ですので、今回厚生労働省や経済産業省が公開している自作の「消毒液(次亜塩素酸ナトリウム液)」はあくまでも食器・手すり・ドアノブなど身近な「モノ」に付着したウイルスの消毒で、手指を含め人体に付着したウイルスを消毒するものではありませんので勘違いなさらないようご注意下さい。
そしてご自身で作る際には他の薬品(酸性物質)とは混ざらないように配慮し、十分に換気をしながら、家事用手袋などをはめてお作り下さい。目に入っても危険です。さらに時間が経つと効果も減るため都度使い切った方が良いです。
最後に後付けとなりますが、昨日(4月22日)に厚生省新型コロナ専門会議の会見が行われ、緊急事態宣言の中、誰もが感染するリスク、誰でも感染させるリスクがあると言及がありました。そして新型コロナウイルス感染症から自分はもちろん、身近な人の命も守れるよう、日常生活を見直すという意味も含めて人との接触を8割減らす「10のポイント」が提示されました。
1:規制せずにビデオ通話でオンライン帰省で
2:スーパーは1人または少人数で空いている時間に
3:ジョギングは少人数で、公園は空いた時間、場所を選ぶ
4:待てる買い物は通信販売で
5:飲み会はオンラインで
6:診療は遠隔診療
7:筋トレやヨガは自宅で動画を活用
8:飲食は持ち帰り、宅配も
9:仕事は在宅勤務で
10:会話はマスクつけて
(厚生労働省公式サイトより)
換気の悪い密閉空間、多数が集まる密集場所、間近で会話や発生をする密接場面の3つの密を避けましょう。手洗い・咳エチケット換気や健康管理も同様に重要です。
なお、当ブログはIPOブログ(投資ブログ)にも関わらず、最近は路線が変わってしまって申し訳ございません。IPO再開時やその他話題性のあるIPO情報が入ればちゃんとIPO記事書きますのでご了承下さい。