ミーク（332A）とパパネッツ（9388）のIPO（新規上場）初値結果！

ミーク（332A）とパパネッツ（9388）のIPO（新規上場）初値が無事に付きましたので簡単ではありますがご紹介させて頂きたいと思います。結果から申し上げますとグロース株が地方市場上場案件に劣るというまさかの逆転現象が起こりました。

ミーク（332A）のIPO初値結果

市場開場直前（8時59分）のこのミーク（332A）のフル板の合致点は835円（初値売買代金：6.5億円）となっておりましたが、およそ10円ほど持ち上げられた845円（初値売買代金：9.0億円）での初値形成となりました。

公開価格の約1.05倍着地で、OA含めた初値売却率はおよそ29.2％、初値売りで+4,500円の利益となります。IPO株にご当選された方はおめでとうございます。と言いたいところですが、個人的には当選バイアスも掛かっていたため完全に拍子抜けの結果と感じています。

売りが多いというよりは買いが少なかったという印象で、市場開場後の気配更新も10分でなく3分での気配スタートとなり、期待の寄る寄る詐欺もなく、わずか3回の気配更新ですんなり着地となりました。せっかくIPO抽選という激戦を勝ち抜いてのこの結果はやはり残念ですね＞＜

3月19日（水）上場の超大型IPOのJX金属（5016）の初値次第では今後のIPO銘柄の流れが変わると考えられていましたが、結果的に初値よし、IPOセカンダリよしと上場初日から株価は好調、本日（上場2日目）も朝から買い気配で好スタートとなっていましたが、その影響は皆無だったと言えそうです。逆にJX金属（5016）が好調過ぎてJX金属（5016）に資金が流れ続けているという可能性もありそうですが。

弱いものは弱いという法則に従って初値形成後も冴えない値動きとなり、高値は初値形成後すぐに付けた865円（初値比+20円）までしかなく、10分後には前場の最安値801円（初値比-44円）まで下落、その後持ち直すもヨコヨコ状態と面白みに欠ける展開で、終値は本日の最安値となる790円での大引けとなりました。

ミーク（332A）IPO5分足チャート（2025年3月21日）

終値は初値価格（845円）を55円下回る790円での取引終了となっており、本日1日の出来高は4,069,800株で、OA含めた公開株数（3,659,500株）のおよそ1.1回転、東証グロース市場の出来高ランキングは11位となっています。

パパネッツ（9388）のIPO初値結果

市場開場直前（8時59分）のこのパパネッツ（9388）のフル板の合致点は760円（初値売買代金：0.19億円）となっておりましたが、およそ70円ほど持ち上げられた830円（初値売買代金：0.40億円）での初値形成となりました。

公開価格の約1.18倍着地で、OA含めた初値売却率はおよそ21.3％、初値売りで+13,000円の利益となります。IPO株にご当選された方はおめでとうございます。と言ってもIPO愛好家の中でIPO主幹事（フィリップ証券）の証券口座をお持ちの方は少ないと考えられるため、この恩恵を受けた方も少なそうです。

初値形成後の値動きも良く、安値は初値形成後すぐに付けた827円（初値比-3円）までしかなく、10時12分には980円（初値比+150円）のストップ高まで急騰となりました。何度か崩れはしたものの最後はストップ高での大引けとなっています。

昨年（2024年）12月に地方市場（名証ネクスト市場）に上場した日本オーエー研究所（5241）も1年半ぶりに地方市場上場案件の連続公募割れ記録をストップさせたかと思えば、上場初日にストップ高を付け、5営業日連続ストップ高という快挙を見せてくれましたが、同じような展開となるでしょうか。

パパネッツ（9388）IPO5分足チャート（2025年3月21日）

終値は初値価格（830円）を150円上回る980円（ストップ高）での取引終了となっており、本日1日の出来高は171,100株で、OA含めた公開株数（230,000株）のおよそ0.7回転、途中ストップ高となってしまったこともあり、地方市場の出来高ランキングは惜しくも2位となっています。