こんなIPO株には当選したくなかった！？過去10年間の損失額ワースト10！

本日もIPO新規上場承認発表はありませんでした。
恒例の5週ルール（IPO新規上場承認発表から上場日までの日数）を当てはめると、仮に明日（1月17日）IPO新規上場承認発表があったとすると、次のIPO案件の上場予定日はおおむね2月21日（水）となります。

元々2月は7社程度のIPO案件が出て来ると観測されており、すでに2社のIPO案件が発表されていることから予定では残り5社となります。

2月は21日（水）も含めるとまだ6営業日あるので、2月7社説が崩れたわけではありませんが、外部環境の問題ですでに上場中止（延期）企業が出ているかもしれませんし、明日（1月17日）以降出て来たとしてもまた月末に固められるかもしれませんね。

そして今日もIPO新規上場承認発表が無かったため、箸休め記事となりますが、お付き合い頂けますと幸いです。

昨日は「こんなIPO株に当選したかった！？過去10年間の利益額ベスト10！」という記事を書かせて頂きましたが、今回は真逆の「こんなIPO株には当選したくなかった」ということで、2014年から2023年の10年間で初値売却損失が大きかったワースト10です。

1位：初値売却損失 -110,000円

銘柄名：THECOO（ザクー）
上場市場：東証マザーズ
上場日：2021年12月
公募価格：7,200円
初値価格：6,100円
初値売却益：-110,000円
初値騰落率：-15.3%
主幹事：みずほ証券・大和証券

2位：初値売却損失 -95,000円

銘柄名：ニッソウ
上場市場：名証セントレックス
上場日：2020年3月
公募価格：3,750円
初値価格：2,800円
初値売却益：-95,000円
初値騰落率：-25.3%
主幹事：岡三証券

3位：初値売却損失 -65,000円

銘柄名：RS Technologies
上場市場：東証マザーズ
上場日：2015年3月
公募価格：275,000円
初値価格：210,000円
初値売却益：-65,000円
初値騰落率：-23.6%
主幹事：SBI証券

4位：初値売却損失 -63,000円

銘柄名：ジェイフロンティア
上場市場：東証マザーズ
上場日：2021年8月
公募価格：4,190円
初値価格：3,560円
初値売却益：-63,000円
初値騰落率：-15.0%
主幹事：SBI証券

5位：初値売却損失 -58,200円

銘柄名：ミアヘルサ
上場市場：JASDAQスタンダード
上場日：2020年3月
公募価格：2,330円
初値価格：1,748円
初値売却益：-58,200円
初値騰落率：-25.0%
主幹事：みずほ証券

6位：初値売却損失 -57,000円

銘柄名：自律制御システム研究所
上場市場：東証マザーズ
上場日：2018年12月
公募価格：3,400円
初値価格：2,830円
初値売却益：-57,000円
初値騰落率：-16.8%
主幹事：みずほ証券

7位：初値売却損失 -55,000円

銘柄名：ポート
上場市場：東証マザーズ
上場日：2018年12月
公募価格：1,480円
初値価格：930円
初値売却益：-55,000円
初値騰落率：-37.2%
主幹事：大和証券

8位：初値売却損失 -52,000円

銘柄名：ユー・エム・シー・エレクトロニクス
上場市場：東証一部
上場日：2016年3月
公募価格：300,000円
初値価格：248,000円
初値売却益：-52,000円
初値騰落率：-17.3%
主幹事：みずほ証券

8位：初値売却損失 -52,000円

銘柄名：トレックス・セミコンダクター
上場市場：JASDAQスタンダード
上場日：2014年4月
公募価格：500,000円
初値価格：448,000円
初値売却益：-52,000円
初値騰落率：-10.4%
主幹事：野村證券

10位：初値売却損失 -47,000円

銘柄名：リボミック
上場市場：東証マザーズ
上場日：2014年9月
公募価格：230,000円
初値価格：183,000円
初値売却益：-47,000円
初値騰落率：-20.4%
主幹事：大和証券

今回は昨日の過去10年利益と違って個人的には見事に6位の自律制御システム研究所（-57,000円）、7位のポート（-55,000円）、10位のリボミック（-47,000円）と3銘柄もの当選実績があります。自業自得ですが、まさに黒歴史です＞＜

取捨選択を厳しくし過ぎると、隠れた良案件を見逃してしまうかもしれませんし、突撃し過ぎると、こういった大きなマイナス案件に遭遇することもあります。特に最近は初値が騰がりにくい環境となっているので、今後はより一層IPOの参加判断が難しくなりそうですね。