アストロスケールホールディングス(186A)のIPO(新規上場)初値が無事に付きましたので簡単ではありますがご紹介させて頂きたいと思います。
初値上昇率自体は期待したほどでは無かったものの、初値形成時の売買代金は87.2億円まで膨らみました。やはり期待の宇宙ベンチャーということで、通常のIPOと同様には見られなかったようです。
アストロスケールホールディングス(186A)のIPO初値結果
公募価格 | 850円 |
初値価格 | 1,281円(10時36分) |
初値売却益 | +43,100円 |
初値売買代金 | 87.2億円 |
初値出来高 | 6,811,900株 |
6月5日終値 | 1,375円 |
市場開場直前(8時59分)のこのアストロスケールホールディングス(186A)のフル板の合致点は1,250円(初値売買代金:53.7億円)となっていましたが、およそ31円ほど吊り上げられた1,281円(初値売買代金:87.2億円)での初値形成となりました。IPO株にご当選された方はおめでとうございます。
アストロスケールホールディングス(186A)の事業内容はスペースデブリ(宇宙ゴミ)の除去と今最も話題性があり注目度も高い宇宙ベンチャーで、まさに「お祭りIPO」ということで三桁レベルの大幅赤字予想で強気な株価設定であったにも関わらず、期待値の高さから、IPO悪地合いも無視した完全別腹の初値結果となりました。
第一号宇宙ベンチャーで2023年4月上場のispace(9348)の初値売買代金は49.7億円、第二号宇宙ベンチャーで2023年12月上場のQPS研究所(5595)の初値売買代金は38.0億円、そして今回のアストロスケールホールディングス(186A)の初値売買代金は87.2億円と、3社の中でも一番の大商いとなっています。
初値形成後は一段高となり、11時8分に高値1,581円(ストップ高)付けたものの、ストップ高張り付きとはならず、すぐに崩されてしまいました。場中はおおむね1,500円前後で推移していましたが、魔の時間(14時30分頃)からは利益確定売りに押され1,350円を切るところまで落ちて行きました。
アストロスケールホールディングス(186A)IPO5分足チャート(2024年6月5日)
終値は初値価格(1,281円)を94円上回る1,375円で取引終了となっており、本日1日の出来高は42,052,600株で、OA含めた公開株数(28,054,100株)の1.5回転程度となりますが、大型株目線で見るとそれなりに回転しているかと思います。東証グロース市場の出来高ランキングもダントツの1位となっています。
アストロスケールホールディングス(186A)のIPOセカンダリ
二度あることは三度ある、そして三匹目のドジョウ狙いということで100株だけですが、IPOセカンダリに参戦致しました。ただ、今日は所用で終日場が見れない状況だったので、買い放置となってしまい、まだ保有中です。売り時を逃してしまったかもしれません。
明日以降も値動き自体は活発で激しい値動きを見せそうですが、良い意味での活発なのか、悪い意味での活発になるかはフタを開けてみなければわかりません。
とりあえず当選分の100株は初値売りして利益を確定(+43,100円)させているので、アドバンテージはある状態ですが、個人的に中長期保有は苦手(握力が弱い)なため、近日中には売却する可能性が高いです。
宇宙ベンチャーは別腹感があるので、今日のアストロスケールホールディングス(186A)の結果が今後のIPOに素直に繋がるかどうかは微妙な感じもしますが、とりあえずはここまで盛り上がってくれたので、起爆剤となってくれることに期待したいですね。
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