アップコン(5075)とダイワ通信(7116)とアルファパーチェス(7115)のIPO(新規上場)初値がそれぞれ着きましたのでご紹介させて頂きたいと思いますが、残念ながら本日(12月26日)上場の3社はすべて公募割れとなってしまいました。
アップコン(5075)のIPO初値結果
公募価格 | 1,280円 |
初値価格 | 1,000円(9時28分) |
初値売却益 | -28,000円 |
初値売買代金 | 0.3億円 |
初値出来高 | 36,600株 |
本日終値 | 868円 |
市場開場直前(8時59分)の初値合致点はシンジケートカバー取引と思われる買いが幹事の引き受け価格となる1,177円に1万株(3万株まで可能)ほど入っていたものの、引き受け価格をさらに下回る700円(初値売買代金:0.2億円)着地予定での売り気配スタートとなりました。
市場開場後も売り気配は続き、28分間に渡る気配切り下げの後、ようやく節目となる1,000円(初値売買代金:0.3億円)での初値形成となりました。公募割れとなったため、初値売りで-28,000円の損失となります。
地方上場(名証ネクスト)の地場証券(Jトラストグローバル証券)主幹事案件はシンジケートカバー取引を全弾入れて来ないケースが多く、これまでも底無しで下がる傾向があり危険でしたが、今回も同様の流れとなってしまいました。
アップコン(5075)のIPO5分足チャート(2022年12月26日)
初値は公募割れで初値形成後の高値も初値と同値となる1,000円で完全なる初値天井。まったく良いとこ無しで本日の取引が終了しています。本日の出来高は78,800株と、公開株数(230,000株)に対して1回転にもほど遠く、上場初日とは思えない出来高です。地方上場案件ということで明日以降はさらに出来高が少なることが予想されます。
ダイワ通信(7116)のIPO初値結果
公募価格 | 1,700円 |
初値価格 | 1,620円(9時07分) |
初値売却益 | -8,000円 |
初値売買代金 | 2.8億円 |
初値出来高 | 174,400株 |
本日終値 | 1,495円 |
市場開場直前(8時59分)の初値合致点は8時50分頃にシンジケートカバー取引と思われる買いが10万株ほど入れられており、幹事の引き受け価格となる1,564円(初値売買代金:2.2億円)となっていましたが、市場開場後は少しづつ買いが増え1,620円(初値売買代金:2.8億円)で自力での初値形成となりました。公募割れとなったため、初値売りで-8,000円の損失となります。
ダイワ通信(7116)のIPO5分足チャート(2022年12月26日)
初値形成後の高値は1,638円と公開価格(1,700円)に届くことはありませんでした。こちらも本日の出来高は745,300株と、公開株数(814,800株)に対して1回転もしていません。終値も本日のほぼ最安値レベルです。
アルファパーチェス(7115)のIPO初値結果
公募価格 | 880円 |
初値価格 | 869円(9時00分) |
初値売却益 | -1,100円 |
初値売買代金 | 4.6億円 |
初値出来高 | 532,900株 |
本日終値 | 730円 |
早い段階からシンジケートカバー取引と思われる買いが幹事の引き受け価格となる809円に18万株ほど入っていましたが、市場開場直前(8時59分)の初値合致点は850円(初値売買代金:4.4億円)まで上げ、市場開場後すぐに買いがさらに追加され、869円(初値売買代金:4.6億円)で自力での初値形成となりました。公募割れとなったため、初値売りで-1,100円の損失となります。
アルファパーチェス(7115)のIPO5分足チャート(2022年12月26日)
初値形成後の高値は899円と公開価格を上回る場面もあり逃げ道は作られた形にはなりましたが、終値は本日の最安値となる730円での大引けとなっています。
本日上場3社のチャートはすべて同じような右肩下がりで、最悪なチャート形状となっています。さすがに明日以降の残り3社にも悪い影響が出そうです。
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