エレベーターコミュニケーションズ(353A)のIPO(新規上場)初値が付きましたので、簡単ではありますがご紹介させて頂きたいと思います。これで4月IPOも終わり、これから最低でも一カ月以上のIPO空白期間突入となります。
4月22日上場のデジタルグリッド(350A)の初値に反して4月24日上場のLIFE CREATE(352A)は期待外れな初値結果となりました。選別色が強く明暗を分ける結果となりましたが、本日上場のエレベーターコミュニケーションズ(353A)は明の方になったようです。
エレベーターコミュニケーションズ(353A)のIPO初値結果
公募価格 | 1,700円 |
初値価格 | 2,200円(10時00分) |
初値売却益 | +50,000円 |
初値売買代金 | 1.3億円 |
初値出来高 | 60,500株 |
本日終値 | 2,282円 |
市場開場直前(8時59分)のこのエレベーターコミュニケーションズ(353A)のフル板の合致点は2,100円(初値売買代金:0.58億円)となっておりましたが、およそ100円ほど持ち上げられた2,200円(初値売買代金:1.3億円)での初値形成となりました。
公開価格の約1.29倍着地で、OA含めた公開株数に対する初値売却率はおよそ50.5%、初値売りで+50,000円の利益となります。市況不安定で公募割れも囁かれる状況の中、果敢に攻めてIPO株にご当選された方はおめでとうございます。
最近の地方市場上場案件の初値形成時の売買代金は0.2億円から0.4億円が相場となっていましたが、今回は地方市場上場案件の初値への期待値も高くなっていたことからか、このエレベーターコミュニケーションズ(353A)の初値形成時の売買代金は1.3億円まで膨らみました。
地方市場上場案件で初値形成時の売買代金が1.0億円を超えたのは2023年6月上場のGSI(5579)以来となりますが、残念ながら初値は公募割れスタートとなりました。1.0億円を超え、かつ公募価格を上回ってのスタートとなったのは2022年9月上場のキットアライブ(5039)までさかのぼります。
市場開場前の早い段階から2,200円が意識されており初値形成後も堅調な展開となりました。10時17分に付けた安値2,051円(初値比:-149円)を最後に上昇モード突入、10時40分には1,000株程度しか約定が無かったものの、一時的にストップ高(2,700円)を付けています。
エレベーターコミュニケーションズ(353A)IPO5分足チャート(2025年4月25日)
エレベーターコミュニケーションズ(353A)の終値は初値価格(2,200円)を82円上回る2,282円での取引終了となっており、本日1日の出来高は199,100株で、OA含めた公開株数(119,800株)のおよそ1.6回転、地方市場上場市場の出来高ランキングは堂々の2位入賞となっています。
エレベーターコミュニケーションズ(353A)のIPOセカンダリ
割安感もあり、最近の地方市場上場案件は初値よりも初値形成後の値動きの方が強い傾向にあったため、個人的には4月IPOの中で唯一IPOセカンダリ参戦を考えていたIPO案件でしたが、さすがに価格がいくらでも参戦するということは考えておらず、2,000円を目途としていました。
結果的に初値は2,200円と、2,000円を上回っての着地となってしまったため約定ならず、IPOセカンダリ参戦は不参加となりました。しかしながらフタを開ければまたしても地方上場案件がストップ高まで高騰しており、チキンな自分にどこかしら悔しい思いが残ります><
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