カドス・コーポレーション(211A)のIPO(新規上場)初値が無事に付きましたので簡単ではありますがご紹介させて頂きたいと思います。
カドス・コーポレーション(211A)のIPO初値結果
公募価格 | 2,900円 |
初値価格 | 3,210円(9時19分) |
初値売却益 | +31,000円 |
初値売買代金 | 7.1億円 |
初値出来高 | 223,700株 |
7月18日終値 | 2,970円 |
市場開場直前(8時59分)のこのカドス・コーポレーション(211A)のフル板の合致点は3,130円(初値売買代金:4.5億円)となっていましたが、およそ80円ほど吊り上げられた3,210円(初値売買代金:7.1億円)での初値形成となりました。
不人気業態ということで、初値は公開価格と同値程度が市場コンセンサスとなっていたものの、フタを開ければ買い気配スタートで始まり予想以上に好調なスタートとなりました。初値売りで+31,000円の利益となります。果敢に攻められIPO株にご当選された方はおめでとうございます。
本日の日本の株式市場は昨晩の米国の株式市場でハイテク株が下落していたことやトランプ氏のドル高是正発言で為替市場が大きく円高に振れていることなどから、半導体関連株や輸出株などに売りが広がり日経平均株価は大幅な下落となっていました。
IPO株はこういった時に手垢の付いていない株式と捉えられるパターンと、前に倣えで連れ安となるパターンがありますが、今回は前者となったようです。さらに同業(建設業)のロゴスホールディングス(205A)が2日連続ストップ高を付けたことなども追い風となったのかもしれませんね。
この規模(吸収金額14.3億円)で初値売買代金は7.1億円と、これまで鬼門となっていた5.0億円も超えており、IPO市場も徐々にではありあますが上向いているような雰囲気を感じます。
ただ初値が好調だったことから初値形成後の高値は2分後に付けた3,345円(初値+135円)までしかなく、上場してしまえば不人気業態ということもあり、残念ながら日経平均株価大幅安の中で上値を目指す展開とはなりませんでした。
カドス・コーポレーション(211A)IPO5分足チャート(2024年7月18日)
終値は初値価格(3,210円)を240円下回る2,970円での取引終了となっており、本日1日の出来高は1,233,100株で、OA含めた公開株数(494,500株)の2.5回転程度とそれなりに回っている印象ですが、東証スタンダード市場の出来高ランキングは23位と、上位には入っていませんでした。
カドス・コーポレーション(211A)のIPOセカンダリ
やや値ガサ株ということや不人気業態の割に初値好調だったため、IPOセカンダリ参戦はしておりません。
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