上場初日値付かずで持ち越しとなっていたキャスター(9331)のIPO(新規上場)初値が2日目にして無事に付きましたので、簡単ではありますが、ご紹介させて頂きたいと思います。
7月26日(水)上場のエコナビスタ(5585)以来の初日値付かず銘柄となり、色々な意味で期待値は高かったものの、結論から申し上げますと伸びたのは初値だけで初値形成後は見せ場作れずといった感じです。
キャスター(9331)のIPO初値結果
公募価格 | 760円 |
初値価格 | 2,319円(2日目 10時03分) |
初値売却益 | +155,900円 |
初値売買代金 | 7.0億円 |
初値出来高 | 303,000株 |
10月5日終値 | 1,819円(ストップ安) |
市場開場直前(8時59分)のこのキャスター(9331)のフル板の合致点は2,212円(初値売買代金:4.8億円)となっていたので、およそ107円ほど吊り上げられた2,319円(初値売買代金:7.0億円)での初値形成となりました。初値売りで+155,900円の利益となります。IPO株にご当選された方はおめでとうございます。
ただ昨日の合致点(1,800円)をも大幅に上回っての初値形成となったことからか、初値形成後の高値は+31円の2,350円までしかなく、25分後にはストップ安(1,819円)まで急落となりました。その後、わずかながらも反発し前場はなんとか持ち直したものの後場に入り再びストップ安に沈み、そのままストップ安で大引けとなりました。セカンダリでの見せ場は無く、IPO取得組だけが利益の出る残念な結果となっています。
キャスター(9331)IPO5分足チャート(2023年10月5日)
上記の通り終値は初値価格(2,319円)を500円下回る1,819円で取引終了となっており、本日1日の出来高は678,900株で、OA含めた公開株数(402,500株)の1.6回転程度しかなく、東証グロース市場の出来高ランキングも29位と、IPO銘柄とは思えないほどの閑散ぶりです。とはいえ、グロース株全体が単調な展開だっただけに致し方ないところもあったのかもしれませんね。
なかなか起爆剤的なIPO銘柄が出て来ないので、IPO市場は盛り上がりに欠ける状況が続いていますが、いちIPO愛好家としては一刻も早くIPO市場に活気が戻って来ることを切に願っています。
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