タイミー(215A)のIPO(新規上場)初値が無事に付きましたので簡単ではありますがご紹介させて頂きたいと思います。結論から申し上げますと、初値は事前予想を上回り好スタートとなりましたが全体相場が弱いという先入観からか、なんとなく物足りない印象です。
タイミー(215A)のIPO初値結果
公募価格 | 1,450円 |
初値価格 | 1,850円(9時49分) |
初値売却益 | +40,000円 |
初値売買代金 | 114.6億円 |
初値出来高 | 6,194,600株 |
7月26日終値 | 1,650円 |
市場開場直前(8時59分)のこのタイミー(215A)のフル板の合致点は1,800円(初値売買代金:59.3億円)となっていましたが、およそ50円ほど吊り上げられた1,850円(初値売買代金:114.6億円)での初値形成となりました。公開株数に対する初値売却率はおよそ16.7%、初値売りで+40,000円の利益となります。IPO株にご当選された方はおめでとうございます。
売り出し中心のファンドの大型出口(イグジット)案件でしたが、知名度抜群で成長への期待値も高く、海外投資家への販売割合も当初の60%から75%に増えたことや機関投資家の関心表明があったことなどから大口(海外投資家、機関投資家)の取得意欲も確認されたため、初値はしっかりのスタートとなりました。
ただ、ここ数日は急激な円高の進行や日経平均株価の暴落など、全体相場が不透明感を増し、調整局面に入っていた中での上場となってしまったので、相場環境が良ければもしかするともう少し上での着地もあり得たかもしれません。あくまでも可能性の話ですが。
これまで今年(2024年)最大規模だった3月上場のトライアルホールディングス(141A)の初値売買代金は113.0億円で、今回のタイミー(215A)は114.6億円となります。公開規模も90億円ほどの差があり、大口(海外投資家、機関投資家)の取得意欲なども勘案するとタイミー(215A)の方が勝っていたと考えると、初値は地合いに抑えられた感じもします。
初値は事前予想よりも上回っての着地となったものの、個人的にはどこかしら物足りなさもあったので、初値形成後は上値を目指す展開になるかと思いましたが、全体相場が方向感を失う中では積極的な買いは入らず、初値形成直後に付けた高値1,855円(初値価格+5円)で失速。ひとまず節目の1,700円で何度も下げ止まっていましたが、14時過ぎにその防波堤も破られ下落となりました。
タイミー(215A)IPO5分足チャート(2024年7月26日)
終値は初値価格(1,850円)を200円下回る1,650円での取引終了となっており、本日1日の出来高は27,533,300株で、OA含めた公開株数(37,082,200株)の0.7回転程度となりますが、大型案件となるため、東証グロース市場の出来高ランキングは2位に入っています。
ちなみに東証グロース市場の出来高ランキング10位以内のこのタイミー(215A)以外はすべてバイオ銘柄で、まだバイオ銘柄の物色は継続しているようです。来週上場予定のHeartseed(219A)にも期待が掛かりますね。
タイミー(215A)のIPOセカンダリ
初値は好スタートとなったものの、個人的にはどこかしら物足りなさを感じたので、今回も先日のフィットイージー(212A)同様に自身のIPO当選株数と同数の200株だけIPOセカンダリに参戦しました。
もちろん今回も規模が大きいため大幅な上昇は見込めないと考えましたが、節目の2,000円手前ぐらいまではあり得ると考え、購入後すぐOCO注文で1,950円に指値、1,800円に逆指値を置いたところ、ほぼ速攻で逆指値に引っ掛かり約定となりました^^;
残念ながら-50円×200株で-10,000円の損失となり、先日のフィットイージー(212A)の利益+10,000円と相殺することになってしまいました。相変わらず読みの甘い下手くそな取引です。
とはいえ、運良く頂いていたIPO当選分の200株を初値にて売却しているので、今回のIPOセカンダリ損失分を差し引いても+70,000円の利益となります。IPO当選分の利益もあり、先日のIPOセカンダリ利益分もあったので、まだ心は穏やかです。
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