バリュークリエーション(9238)のIPO(新規上場)初値が無事に付きましたので、簡単ではありますが、ご紹介させて頂きたいと思います。中身を鑑みると上場日値付かずの初値ぶっ飛び系IPOでしたが、初値は上昇したものの、今回もまた物足りなさの拭えない拍子抜けな初値結果となっています。
バリュークリエーション(9238)のIPO初値結果
公募価格 | 1,790円 |
初値価格 | 3,090円(11時12分) |
初値売却益 | +130,000円 |
初値売買代金 | 6.7億円 |
初値出来高 | 217,900株 |
11月22日終値 | 2,716円 |
市場開場直前(8時59分)のこのバリュークリエーション(9238)のフル板の合致点は2,800円(初値売買代金:3.2億円)となっていたので、およそ290円も吊り上げられた3,090円(初値売買代金:6.7億円)での初値形成となりました。初値形成時の売買代金は市場開場前と比べるとおよそ2倍以上に膨らんでいます。
初値売りで+130,000円の利益となりました。IPO株にご当選された方はおめでとうございます。初値は上昇したため、初値売りでもしっかりと二桁万円の利益が出ていますが、冒頭の通り本来であれば初値ぶっ飛び系IPOだったので、やはり物足りなさは否めません。
初値はほぼ直前初値予想通りとなったものの、元々の初値予想よりも低い位置での着地となったことから初値形成後は上値を取りに行く展開になるかと思いましたが、高値は11時20分に付けた3,340円までしかなく、いつも通り右肩下がりの展開となりました。もはや下記チャートもIPOでは恒例の見慣れた右肩下がりのチャートとなっています。
バリュークリエーション(9238)IPO5分足チャート(2023年11月22日)
終値は初値価格(3,090円)を374円下回る2,716円とほぼ最安値での取引終了となっており、本日1日の出来高は2,477,600株で、OA含めた公開株数(348,400株)の7.1回転で大商い風となっていますが、東証グロース市場の出来高ランキングは10位となっています。
東証グロース上場の人気業態となる上に、業績好調で軽量感もあり、余計な売り圧力も無く、単独上場と需給面も非常に良好でIPO地合い以外の不安材料はほぼ皆無だったため、IPO地合いが通常レベルであれば初日値付かずとなる可能性も大いにあったかと思いますが、結果は上場初日の初値形成、しかも前場で決着と拍子抜けの展開となりました。
今回のこのバリュークリエーション(9238)のIPOチャレンジポイントを使用した際のポイントボーダーはおよそ615ポイントだったのでポイント単価はおよそ211円となります。タダ(無料)でもらえるポイントに価値を付ける自体が滑稽なのかもしれませんが、ひと昔前と比べるとやはり微妙な心境になってしまいますね。
次回以降のIPO案件はいよいよ12月分となるため、そろそろ年末最後のチカラを振り絞って、IPO地合い復活となって頂きたいところです。
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