バルコス(7790)のIPO(新規上場)初値が無事に付きましたので簡単ではありますがご紹介させて頂きたいと思います。地方市場上場案件ではありましたが、新年第一号IPOということで、多くの投資家、特にIPO愛好家などの注目度は高かったものの、公募割れこそ回避しましたが、期待していたほどの結果にはならなかったというのが正直なところでしょうか。
バルコス(7790)のIPO初値結果
公募価格 | 1,400円 |
初値価格 | 1,401円(9時00分) |
初値売却益 | +100円 |
初値売買代金 | 0.26億円 |
初値出来高 | 18,800株 |
本日終値 | 1,360円 |
市場開場直前(8時59分)のこのバルコス(7790)のフル板の合致点は1,401円(初値売買代金:0.26億円)となっており、そのまま1,401円(初値売買代金:0.26億円)での初値形成となりました。
公開価格の約1.00倍着地で、OA含めた初値売却率はおよそ14.9%、初値売りで+100円の利益となります。微益ではありましたが、一応公募割れは回避できたということで、IPO株にご当選された方はおめでとうございます。
地方市場上場案件ということやフィリップ証券主幹事案件と、不透明要素が強い中ではありましたが、新年第一号IPO案件となることや昨年(2024年)12月上場の日本オーエー研究所(5241)の上場時及び上場後の好調な値動きなどもあってか、公募割れ回避となりました。
ただ、日本オーエー研究所(5241)の初値形成時の売買代金0.22億円に対して今回のバルコス(7790)の売買代金は0.26億円で、どんぐりの背比べ状態、日本オーエー研究所(5241)が好スタートとなったため、もっと強い展開になるかと思いましたが、やはり地方市場上場案件となることから積極的な買いは限定的で公募割れ回避が精一杯といった感じです。
初値自体も盛り上がりに欠けましたが、初値形成後も冴えない値動きで、高値は初値形成2分後に付けた1,475円(初値価格+74円)までしかなく、9時20分には最安値となる1,300円まで下落。その後一瞬反発する場面があったものの1,410円が目一杯で、鳴かず飛ばずの展開となりました。
総じて初値もセカンダリもイマイチ盛り上がりに欠ける内容で、昨年(2024年)12月上場の日本オーエー研究所(5241)の好調ぶりから地方市場上場案件にも復活の兆しが見え始めたと思いましたが、フタを開けると地方市場上場案件の復活はまだまだ遠そうという印象です。
バルコス(7790)IPO5分足チャート(2025年2月3日)
終値は初値価格(1,401円)を41円下回る1,360円での取引終了となっており、本日1日の出来高は56,700株で、OA含めた公開株数(126,000株)の0.45回転程度と少ない印象ですが、地方市場の出来高ランキングは2位と上位に入っています。
バルコス(7790)のIPOセカンダリ
地方市場上場案件で流動性不安があったため、IPOセカンダリ参戦はしておりません。
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