ブリッジコンサルティンググループ(9225)のIPO(新規上場)初値は市場コンセンサス通り買い優勢となり、上場初日となる本日(6月26日)は値付かずとなり、初値は明日(6月27日)にお預けとなりました。
明日は先ほど別記事でご紹介させて頂きました通り、元々上場予定だったGSI(5579)とエリッツホールディングス(5533)とクオリプス(4894)が加わるため、実質的には4社同日上場となります。果たしてどのようなスタートとなるでしょうか。
と、その前に先週末(6月23日)より値付かずで持ち越しとなっていたARアドバンストテクノロジ(5578)と本日(6月26日)上場のQLSホールディングス(7075)のIPO初値が無事に付きましたので、簡単ではありますが、ご紹介させて頂きたいと思います。
ARアドバンストテクノロジ(5578)のIPO初値結果
公募価格 | 1,260円 |
初値価格 | 3,950円(2日目 10時09分) |
初値売却益 | +269,000円 |
初値売買代金 | 16.9億円 |
初値出来高 | 429,900株 |
6月23日終値 | 3,590円(一時ストップ安) |
市場開場直前(8時59分)のこのARアドバンストテクノロジ(5578)のフル板の合致点は4,000円(初値売買代金:11.3億円)となっていたので、寄る寄る詐欺も無く、およそ50円ほど引き下げられた3,950円(初値売買代金:16.9億円)での初値形成となりました。それでも初値売りで+269,000円の利益となります。IPO株にご当選された方はおめでとうございます。
いつもは初値形成後の値動きは目が着いて行けないほど活況になっているのですが、今回は完全に目視確認できるほど緩やかな値動きとなりました。本日も直近IPOはほぼ総崩れとなっており、ゆっくりゆっくり安値を更新して行き、初値形成後から10分でストップ安(3,250円)まで落ちてしまいました。
ARアドバンストテクノロジ(5578)IPO5分足チャート(2023年6月26日)
本日の出来高は1,187,500株で、公開株数(843,500株)のわずか1.4回転と人気IPOにしては低商いとなっています。ただ上記チャートの通り最後は明日の即金規制明けの期待買いが入ったようでストップ安張り付きとはならず、3,590円での大引けとなっています。多少の期待は残した感じでしょうか。
QLSホールディングス(7075)のIPO初値結果
公募価格 | 650円 |
初値価格 | 800円(9時43分) |
初値売却益 | +15,000円 |
初値売買代金 | 0.9億円 |
初値出来高 | 113,400株 |
6月23日終値 | 900円(一時ストップ高) |
地方市場はフル板確認ができない上に、自分の設定ミスで市場開場直前(8時59分)の気配確認もできなかったことから、朝のこのQLSホールディングス(7075)の着地点はわからずでした。ただ付いた初値は800円(初値売買代金:0.9億円)で、初値売りで+15,000円としっかりの利益となっています。IPO株にご当選された方はおめでとうございます。
地方市場ということで、初値は公募割れか少し上昇ぐらいの予想が市場コンセンサスとなっていましたが、フタを開ければ上昇率およそ23.0%の好スタートとなりました。結果的には果敢にIPO株取得で攻められた方の大勝利となります。しかも初値形成後からわずか5分でストップ高(950円)を付けるなど、久しぶりに地方IPO案件の快進撃が見れたような気がします。
QLSホールディングス(7075)IPO5分足チャート(2023年6月26日)
本日の出来高は504,200株で、公開株数(445,500株)の1回転以上しており、名古屋証券取引所の出来高ランキングも3位に入っています。地方IPO案件としては久しぶりに値動きが良く、終値も初値価格(800円)を上回る900円と良い形での大引けとなっています。とはいえ、地方IPO案件ということで明日以降は流動性が減少する可能性が高いです。
ブリッジコンサルティンググループ(9225)2日目のIPO(新規上場)初値予想
市場開場直前(8時59分)のこのブリッジコンサルティンググループ(9225)のフル板の初値合致点は5,000円(初値売買代金:2.5億円)で、市場開場後の初値合致点は時間と共に徐々に下がっていき、場中の初値合致点はほぼ4,000円推移となり、そのまま初値合致点4,000円(初値売買代金:2.6億円)で大引けを迎える形となりました。
最終気配値は本日の気配上限となる2,990円で、売りが56,000株に対して買いは276,600株で差し引き220,600株で買い越し、売りに対して買いはおよそ4.9倍程度で初値買いに入っている資金は8.2億円と、ここ最近の小型IPOの中ではかなり少ない印象です。
新興市場含めた全体的な株式市場の相場も悪く、直近IPOもほぼ壊滅状態となっていることから、地合いの影響を受けたのか、それとも本日から始まった規約変更(成行売り禁止)の影響なのかは定かではありません。
明日は即金規制(買付代金の即日徴収、成行買い禁止)が掛かるため買いは減少し、本日売り注文を出していなかった投資家の売りも足され、売りは増えることが予想されます。どの程度の売り買い増減があるのかはわかりませんが、4.9倍程度の売り買い差し引きがあれば、明日も「買い気配スタート」となりそうです。
そして大手初値予想会社の明日のブリッジコンサルティンググループ(9225)の2日目のIPO初値予想は以下の通り当初予想の6,980円とから下ブレとなる5,000円となっているようです。ただし、直近IPOが引き続き弱い展開になれば今日の合致点となる4,000円止まりとなる可能性もあるようです。
ちなみにもう一社の大手初値予想会社のブリッジコンサルティンググループ(9225)の2日目の初値予想は当初予想の2,800円から大幅に上ブレされた6,500円となっているようです。今日の感じからこれはさすがに無いと思いますが。この初値予想会社は本当に大丈夫でしょうか。悪い意味でだんだんと心配になってきました^^;
ブリッジコンサルティンググループ(9225)2日目のIPO(新規上場)気配運用
そしてブリッジコンサルティンググループ(9225)の明日2日目の初値決定前の気配運用は以下の通りとなっております。
基準価格:2,990円
気配上限:6,880円
気配下限:2,243円
上限気配更新:10分で150円づつ。
下限気配更新:3分で通常の更新値幅(3,000円未満の場合は50円)
注文受付価格の範囲:748円~11,960円
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