プログレス・テクノロジーズ グループ(339A)とトヨコー(341A)と昨日(3月27日)上場日値付かずで本日に持ち越しとなっていたZenmuTech(338A)のIPO(新規上場)初値がそれぞれ無事に付きましたので、簡単ではありますがご紹介させて頂きたいと思います。
プログレス・テクノロジーズ グループ(339A)のIPO初値結果
公募価格 | 1,950円 |
初値価格 | 1,980円(9時00分) |
初値売却益 | +3,000円 |
初値売買代金 | 5.1億円 |
初値出来高 | 259,800株 |
本日終値 | 1,615円 |
市場開場直前(8時59分)のこのプログレス・テクノロジーズ グループ(339A)のフル板の合致点は1,980円(初値売買代金:5.1億円)となっておりましたが、市場開場と同時にそのまま1,980円(初値売買代金:5.1億円)での初値形成となりました。
公開価格の約1.01倍着地で、OA含めた公開株数から親引けを差し引いた株数に対する初値売却率はおよそ8.9%、初値売りで+3,000円の利益となります。IPO株にご当選された方はおめでとうございます。
公開規模大きめのファンド出口(イグジット)案件ということで、公募割れの可能性もささやかれていましたが、さすが野村證券主幹事案件といったところでしょうか、売りを極限まで絞ってきた結果、公募割れ回避となった上に手数料分まで返してあげるという太っ腹ぶり。ただ、初値形成後の値動きは弱く「初値=高値」の初値天井となってしまいました。
こういうIPO銘柄は苦手なのでIPOセカンダリ参戦はしておりません。
プログレス・テクノロジーズ グループ(339A)IPO5分足チャート(2025年3月28日)
終値は初値価格(1,980円)を365円下回る1,615円での取引終了となっており、本日1日の出来高は953,600株で、OA含めた公開株数(4,378,200株)のおよそ0.2回転と低調で、東証グロース市場の出来高ランキングは37位となっています。
トヨコー(341A)のIPO初値結果
公募価格 | 730円 |
初値価格 | 871円(9時37分) |
初値売却益 | +14,100円 |
初値売買代金 | 16.1億円 |
初値出来高 | 1,851,400株 |
本日終値 | 751円 |
市場開場直前(8時59分)のこのトヨコー(341A)のフル板の合致点は825円(初値売買代金:9.8億円)となっておりましたが、およそ46円ほど持ち上げられた871円(初値売買代金:16.1億円)での初値形成となりました。
公開価格の約1.19倍着地で、OA含めた公開株数から親引けを差し引いた株数に対する初値売却率はおよそ48.1%、初値売りで+14,100円の利益となります。IPO株にご当選された方はおめでとうございます。
地味案件ということもあってか初値が思ったより伸びなかった印象だったので、昨日(3月27日)上場のダイナミックマッププラットフォーム(336A)のような展開を期待して、IPOセカンダリ参戦致しました。ただ、あまり自信が無かったので500株のみでの弱気参戦です。
残念ながら期待通りの値動きとはならず、やむなく損切りで-10,000円の損失となりました。初値形成後の値動きは弱く、高値は初値形成直後に付けた897円(初値比+26円)までしかなく、終始弱含む展開となりました。
トヨコー(341A)IPO5分足チャート(2025年3月28日)
終値は初値価格(871円)を120円下回る751円での取引終了となっており、本日1日の出来高は5,892,900株で、OA含めた公開株数(4,255,000株)のおよそ1.3回転、東証グロース市場の出来高ランキングは8位となっています。
ZenmuTech(338A)のIPO初値結果
公募価格 | 1,580円 |
初値価格 | 5,000円(10時13分) |
初値売却益 | +342,000円 |
初値売買代金 | 17.2億円 |
初値出来高 | 344,700株 |
本日終値 | 5,500円 |
市場開場直前(8時59分)のこのZenmuTech(338A)のフル板の合致点は4,700円(初値売買代金:11.8億円)となっておりましたが、およそ300円ほど持ち上げられた5,000円(初値売買代金:17.2億円)での初値形成となりました。
公開価格の約3.16倍着地で、OA含めた公開株数にロックアップ解除分を加えた株数に対する初値売却率はおよそ64.7%、初値売りで+342,000円の利益となります。久しぶりに「これがIPOですよね」という初値結果となりました。IPO株にご当選された方はおめでとうございます。
先日(3月25日)上場のミライロ(335A)に続き、今年(2025年)2社目の上場日値付かずで翌日持ち越し、かつ買い気配スタートのIPO銘柄となりました。初値が3倍を超えたのは2023年10月上場のキャスター(9331)以来となります。今年(2025年)こそはこういったIPO銘柄が増えてくれることを心から願っています^^
初値高騰し過ぎたのでIPOセカンダリ参戦にはギリギリまで悩みましたが、さすがに売りモノも激減したのではないかと考え、100株のみの弱気参戦と致しました。下記画像で200株となっているのは2回参戦した分が合算されています。
1回目は初値の5,000円で参戦し5,300円で売却、2回目は5,210円で参戦し5,690円で売却しています。結果的に合わせて+78,000円の利益となりました。トヨコー(341A)の損失分-10,000円を差し引いてもお釣りが来る結果となってホッとしています。
強いものは強いという法則に従って初値形成後も堅調な展開となり、10時56分(初値形成から43分後)にはストップ高水準となる6,000円(初値比+1,000円)まで高騰となりました。しかしながらそのまま張り付きとはならず下落、さらに前場のうちに初値価格を切るまでの急落となりました。
前場のストップ高に至るまでは何度か見せ板もあり、どうしてもストップ高まで行かせたい筋がいたような雰囲気を感じましたが、後場は規制明けを狙った本物の買いだったかと思われます。いずれにしてもジェットコースターのような変動で着いて行けませんでした。
ZenmuTech(338A)IPO5分足チャート(2025年3月28日)
終値は初値価格(5,000円)を500円上回る5,500円での取引終了となっており、本日1日の出来高は1,029,900株で、OA含めた公開株数(331,200株)のおよそ3.1回転、東証グロース市場の出来高ランキングは34位となっています。
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