マイクロ波化学(9227)のIPO(新規上場)初値が付きましたが、残念ながら公募割れでのスタートとなりました。今年(2022年)9社目の公募割れ案件となります。
手元にこのマイクロ波化学(9227)IPO株は無かったものの、個人的には欲しかったIPO銘柄でもありましたし、公募割れも無いと思っていただけに心境はショックです。とはいえ後述致しますが、初値形成後はIPOセカンダリ参戦しておけばよかったと思えるほど良い値動きで、良い意味で期待を裏切られました。
マイクロ波化学(9227)のIPO初値結果
公募価格 | 605円 |
初値価格 | 550円(9時18分) |
初値売却益 | -5,500円 |
初値売買代金 | 6.3億円 |
初値出来高 | 1,145,800株 |
本日終値 | 650円(ストップ高) |
8時の気配スタート時点からはしばらく注文受付価格の最下限となる152円で推移しており、8時30分過ぎから少し上げて行きましたが、気配は不安定でシンジケートカバー取引も一部(70,000株程度?)しか入っていない様子のまま、着地500円予定で売り気配スタートとなりました。
9時過ぎにようやくシンジケートカバー取引と思われる454,700株が全弾放り込まれたようでしたが、それでも売りを吸収することができず、引き受け価格(556円)をもやや下回って9時18分に550円での初値形成となりました。初値売りで-5,500円となりましたが、初値売却組も単価が低かったため、大怪我にまでは至らなかったのはまだ不幸中の幸いと言えるでしょうか。
マイクロ波化学(9227)日中足・5分足チャート(2022年6月24日)
ただやはりこれまでのような不人気IPOという位置付けでは無かったためか、初値形成後は安値539円までしかなく、その後600円前後でしばらくもみ合いとなったものの、10時32分にはストップ高(650円)まで買われ、10時34分を最後に大引けまでストップ高張り付きで最終的には比例配分となりました。
もちろん最近の公募割れ案件のコンセンサスとなっていた「公募割れ案件、初日に公募価格を奪還するのはほぼ不可能説」もしっかり回避した形となります。公募割れのまま終了となっていれば来週以降のIPOへの影響が大きいかと思いましたが、ストップ高まで買われたとなると、とりあえずは首の皮一枚で繋がったと言う感じかもしれませんね。
そして本日は久しぶりにIPO新規上場承認発表がありましたが、週末ということもあって一気に3社もありました。しかもすべて7月末上場(28日及び29日)です。これだけIPO空白期間があったのにわざわざ固めると言うこの「週末まとめて発表の月末上場固め」はもはや東証の得意技と言えるレベルですね。IPO担当者はよほどぐうたらなのでしょうか。
IPO愛好家としては公開価格安い問題よりも重複上場させといて重なり過ぎたから上場中止(延期)などと好き放題やっているこっちの方が問題に思えますが^^;
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