マテリアルグループ(156A)とグリーンモンスター(157A)のIPO(新規上場)初値が付きましたので簡単ではありますがご紹介させて頂きたいと思います。これでひとまず3月IPOラッシュ15社の上場がすべて上場中止(延期)もなく終了となりました。
3月IPOラッシュは15社もあったので、始まる前は抽選や上場に対するワクワク感やドキドキ感がたくさんありましたが、終わってしまえばアッっという間で、今年(2024年)もまた当選を頂けたIPO銘柄は少なく、IPO当選はやはり難しいと思わされてしまうIPOラッシュとなりました。年々厳しくなっているような気がします。
マテリアルグループ(156A)のIPO初値結果
公募価格 | 1,180円 |
初値価格 | 1,085円(9時12分) |
初値売却益 | -9,500円 |
初値売買代金 | 7.2億円 |
初値出来高 | 671,900株 |
3月29日終値 | 1,030円 |
市場開場直前(8時59分)のこのマテリアルグループ(156A)のフル板の合致点はIPO幹事の引き受け価格となる1,085円(初値売買代金:6.4億円)となっていたので、そのままシンジケートカバー取引(40万株)が絡んだ1,085円(初値売買代金:7.2億円)での初値形成となりました。
残念ながら3月IPOラッシュ唯一で、今年(2024)年第一号の公募割れ案件となってしまいました。初値売りで-9,500円の損失となります。果敢に攻められた方も多くお見掛け致しましたが、こればかりは結果論なので仕方のないところかと思います。IPO地合い好調でもやはりファンドの出口(イグジット)案件への見方は厳しかったようですね。
初値形成後から5分後の9時17分には公募価格同値の1,180円(本日の高値)を付けたものの、約定数は少なかったので、一部の方は公募価格と同値で撤退できているかもしれませんが、まだIPO株取得組の方の保有株はある状態かと思われますので、公募価格付近では戻り待ちの売りが待っていそうです。
マテリアルグループ(156A)IPO5分足チャート(2024年3月29日)
終値は初値価格(1,085円)を55円下回る1,030円と安値圏での取引終了となっており、本日1日の出来高は3,280,300株で、OA含めた公開株数(5,620,100株)の1回転にも満たっていませんが、東証グロース市場の出来高ランキングは6位に入っています。
グリーンモンスター(157A)のIPO初値結果
公募価格 | 1,180円 |
初値価格 | 1,700円(11時23分) |
初値売却益 | +52,000円 |
初値売買代金 | 11.5億円 |
初値出来高 | 680,400株 |
3月29日終値 | 1,619円 |
市場開場直前(8時59分)のこのグリーンモンスター(157A)のフル板の合致点は1,702円(初値売買代金:4.6億円)となっていたので、大きな吊り上げは無く、そのままほぼ同値となる1,700円(初値売買代金:11.5億円)での初値形成となりました。初値売りで+52,000円の利益となります。IPO株にご当選された方はおめでとうございます。
初値形成後は連買いや特買いを巻き込みながら上値を目指す展開となり、前場は1,990円(本日の高値)までありましたが、後場は一転して売り気配スタートとなり、そのまま初値価格(1,700円)を割り込み、後場は冴えない展開のまま終値1,619円で取引終了となりました。
グリーンモンスター(157A)IPO5分足チャート(2024年3月29日)
終値は初値価格(1,700円)を81円下回る1,619円と安値圏での取引終了となっており、本日1日の出来高は5,506,300株で、OA含めた公開株数(1,150,000株)の4.8回転程度と比較的大きな商いとなっており、東証グロース市場の出来高ランキングは4位に入っています。
またこの3月IPOラッシュについては思うところがあるため、別途記事で書きたいと思います。そしてこれからIPO閑散期に入ってしまい、他愛もない雑記的な記事が多くなると思いますが、引き続き当ブログ(IPOゲッターの投資日記)をご愛顧頂けますと幸いです。
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