リガク・ホールディングス(268A)のIPO(新規上場)初値が付きましたので簡単ではありますがご紹介させて頂きたいと思いますが、結果から申し上げますと残念ながら公募割れスタートとなっています。
2022年4月の市場再編で生まれ変わった東証プライム市場上場銘柄はこのリガク・ホールディングス(268A)で7社目となりますが、「東証プライム市場上場銘柄公募割れスタートなし」のアノマリーは早くも破られてしまいました。
リガク・ホールディングス(268A)のIPO初値結果
公募価格 | 1,260円 |
初値価格 | 1,205円(9時06分) |
初値売却益 | -5,500円 |
初値売買代金 | 138.9億円 |
初値出来高 | 11,531,900株 |
10月25日終値 | 1,130円 |
市場開場直前(8時59分)のこのリガク・ホールディングス(268A)のフル板の合致点は幹事の引き受け価格となる1,203円(初値売買代金:126.1億円)で売り気配スタートとなりましたが、およそ2円ほど吊り上げられた1,205円(初値売買代金:138.9億円)でシンジケートカバーの力を借りず自力での初値形成となりました。
直前初値予想を下回る水準での着地で残念ながら公募割れスタート、親引けを差し引いた公開株数(OA含む)に対する初値売却率はおよそ11.2%、初値売りで-5,500円の損失となります。
仮条件を上ブレさせてあたかも人気があるかのように見せ、フタを開ければ公募割れ、仮条件強気設定からの公開価格上限決定という一連の流れはいったい何だったのでしょうか。やはり東京地下鉄(9023)東京メトロのバーターだったということでしょうか。もちろんすべて憶測でしかありませんが、さすが最大手証券はやり口が巧妙ですね。
初値形成直後に公開価格と同値(1,260円)まであり、微妙に逃げ場は作られましたが、完全に超え切っていないので、一部の方しか逃げることはできなかったかもしれません。再度公開価格を試しに行くかと思っていましたが、最後まで戻ることはありませんでした。
リガク・ホールディングス(268A)IPO5分足チャート(2024年10月25日)
終値は初値価格(1,205円)を75円下回る1,130円での取引終了となっており、本日1日の出来高は38,099,000株で、公開株数(102,497,200株)の0.37回転程しか回っていませんが、大型となることから東証プライム市場の出来高ランキングは5位に入っています。
リガク・ホールディングス(268A)のIPOセカンダリ
東京地下鉄(9023)東京メトロ同様に東証プライム上場案件でしたが、ファンド出口(イグジット)案件ということで、IPOセカンダリ参戦はしておりません。
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