光フードサービス(138A)IPO新規上場初値が上場初日値付かずの持ち越しから2日目にして付きましたので、簡単ではありますが、ご紹介させて頂きたいと思います。

光フードサービス(138A)のIPO初値結果

公募価格2,660円
初値価格5,850円(2日目 9時09分)
初値売却益+319,000円
初値売買代金10.8億円
初値出来高185,200株
2月29日終値6,260円一時ストップ高

市場開場直前(8時59分)のこの光フードサービス(138A)のフル板の合致点は5,900円(初値売買代金:10.7億円)と、昨日(2月28日)の最終気配6,120円よりも低い位置だったため、残念ながら売り気配スタートとなり、3度の売り気配更新後に5,850円(初値売買代金:10.8億円)での初値形成となりました。

昨日の初値合致点は6,400円となっており、6,220円までであれば初値形成可能だったことを考えると、昨日中の初値形成が正解だったということになりますが、もちろんこれは結果論でしかありません。昨日と比べるとどうしても物足りなさは感じますが、それでもIPO取得組の方は初値売りで+319,000円の利益です。

当初の初値予想(3,000円~4,000円)と比べると圧倒的に高い位置での着地となっているので、IPO株にご当選された方はおめでとうございます。と素直に言える内容ですし、最近のIPO銘柄で一撃30万円超えの利益となれば素直に喜べる範囲と思われます。

初値形成後は出来高も少なく板もスカスカで、広い時では売り板と買い板の差が100円以上乖離している場面も何度もあり、やや怖い値動きに感じました。このまま昨日上場のCocolive(137A)のように下落して行く展開になるのでは思いながら不安げに監視していると、後場13時過ぎに前場9時39分に付けた高値6,270円を超えたあたりから一気に値を切り上げ、13時20分にはストップ高6,850円)を付けました。

最終的にストップ高張り付きにはならなかったものの、上記の通り出来高も少なく板はスカスカの値は飛びまくり状態で、ダラダラと下げて行くパターンになるのかと思っていただけに、一時的にでもストップ高を付けたのは今後のIPOへの影響を考えると喜ばしいと見るべきでしょうか。下記チャートの通り、終わってみればまるでジェットコースターのような値動きですね。

光フードサービス(138A)IPO5分足チャート(2024年2月29日)
光フードサービス(138A)IPO5分足チャート2024.2.29

終値は初値価格(5,850円)を410円上回る6,260円で取引終了となっており、本日1日の出来高は718,000株で、OA含めた公開株数(368,000株)の1.9回転程度しか回っておらず、東証グロース市場の出来高ランキングも48位と下位で、ストップ高にタッチはしたものの、今年(2024年)に入ってからのIPO案件の中ではダントツで賑わっていません。

昨日(2月28日)同日上場だったCocolive(137A)は初値形成後にストップ安まで急落となった上に、本日も大幅安と冴えない値動きとなっています。このまままたIPO氷河期に戻ってしまうのは困るので、両社の明日以降の復活劇に期待したいところです。

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