大英産業(2974)のIPO(新規上場)第一弾初値予想がIPO想定価格ベ
ース(1,500円)ですが大手初値予想会社より発表されたようです。
大英産業(2974)の上場日は6月4日(火)で単独上場、IPO主幹事は今
年(2019年)初となるエイチ・エス証券となっております。
IPO申し込み期間は5月20日(月)~5月24日(金)です。
大英産業(2974)のIPO(新規上場)初値予想
大英産業(2974)のIPO想定価格は1,500円となっているため、現時点
では公募価格の0.9倍~1.1倍程度の初値形成になるのではないかと弱め
の初値予想となっており、個人的な評価についても弱めD級評価に設定
させて頂いております。IPO申し込みの際は公募割れの可能性も視野に
入れておいた方が良いかもしれません。
この大英産業(2974)のIPO仮条件は来週5月16日(木)に決定する予
定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについては
いつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に追記致します。
大英産業(2974)は九州全域と山口県の一部で新築マンション及び新
築一戸建てで住宅の分譲事業を地域密着型で展開しているデベロッパー
(不動産業)となります。
大英産業(2974)の詳細な事業内容については下記過去記事をご覧下
さい。 ⇒ 大英産業(2974)IPO新規上場承認(過去記事)
大英産業(2974)の公開規模はIPO想定価格ベース(1,500円)で6.7億
円と東証市場であれば標準的な流動性があるため小型サイズと言えます
が、地方上場(福岡証券取引所)となれば話は別で流動性に欠けるため
それほど小型IPOとは捉えにくいです。
しかも上述の通り大英産業(2974)の業種は不動産業で今となっては
不人気セクターとなります。設立からおよそ50年の老舗企業となり事業
内容もこれといった新規性はありません。
社会的な信頼性はあるもののIPO的には不人気要素が目立ちます。
ベンチャーキャピタルの保有株は無く、上位株主には解除価格無しで
90日間及び180日間のロックアップが掛かっているという点では大きな
売り圧力はなく少しは安心材料となるでしょうか。
さらに大英産業(2974)の後のIPO(新規上場)となるユーピーアール
(7065)までおよそ一週間のIPO空白期間ができるため手持ち無沙汰
からの買いが想定以上に入る可能性もあるかもしれません。
IPO参加不参加はかなり悩ましい銘柄となりそうです。
そして推定となりますがこの大英産業(2974)のIPO株(公募株及び売
り出し株)4,350枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て
数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
---|---|---|
エイチ・エス証券(主幹事) | 3,045枚 | 70.0% |
SMBC日興証券 | 305枚 | 7.0% |
岡三証券 | 261枚 | 6.0% |
SBI証券 | 261枚 | 6.0% |
FFG証券 | 174枚 | 4.0% |
西日本シティTT証券 | 174枚 | 4.0% |
マネックス証券 | 87枚 | 2.0% |
ひろぎん証券 | 43枚 | 1.0% |
岡三オンライン証券 | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA分が150枚あります。
上記証券会社別配分予測からもしこの大英産業(2974)のIPO株の獲得
を狙いに行くのであればやはりIPO配分株割合70%となるエイチ・エス
証券が狙い目となります。
ちなみに個人的な管理人のこの大英産業(2974)のIPO参加スタンスは
まだ決めかねておりますが、全力申し込みになることだけはないかと今
のころは考えています。不安材料が多いことだけは確かかと。まずは大
手初値予想会社の第一弾初値予想の見解を見てみたいところです。
積極的にリスクを取りに行ける方は別ですが、なるべく取りたくないと
いう方はSBI証券のIPOチャレンジポイント狙いだけに留めておいた方が
良いIPO銘柄と言えるかもしれません。
あとこの大英産業(2974)のIPO引き受け幹事団(シンジケート)の中
にはSMBC日興証券と岡三証券が入っており、以下の先日の記事でも申
し上げた通りIPO当選後のキャンセルはペナルティが課せられるため安
易なIPO申し込みは避けておいた方が無難かとも思います。
⇒ IPOキャンセルペナルティのある証券会社3社(過去記事)
バルテス(4442)のIPO仮条件が窓開けの上ブレ設定となったようです。
さすがSBI証券主幹事IPOですね^^
IPO想定価格:540円
IPO仮条件:600円~660円
早くもIPO愛好家の間ではIPOチャレンジポイントの使用不使用について
盛り上がっているようです。
<追記>
大英産業(2974)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,500円
IPO仮条件:1,420円~1,520円
なんとも言えない微妙なIPO仮条件設定となりました^^;
地方上場(福岡証券取引所)という点で見ればまだ強気設定でしょうか。
<追記>
大英産業(2974)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,400円~1,550円
IPO仮条件が中途半端な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は
IPO初値予想第一弾よりも上限のみ下ブレした初値予想となっているよう
です。管理人の評価はD級評価のままで変更なしとさせて頂きます。