守谷輸送機工業(6226)のIPO(新規上場)の初値が無事に公募価格を上回る形での着地となりました。東証二部上場の地味案件ということで市場コンセンサスは公募割れという見方が多勢でしたが、結果は公募価格をわずかながらも上回っての着地となっています。今年(2022年)5社目の公募割れを回避できたということでIPO愛好家にとっては明るいニュースです。
もちろんまだ完全な環境改善というわけではないため、楽観視はできないと思いますが、少なくとも次の東証二部上場案件ノバック(5079)に一筋の光は見えたかもしれませんね。これをキッカケにIPO市場に良い風が吹くことを願います。
守谷輸送機工業(6226)のIPO初値結果
公募価格 | 810円 |
初値価格 | 820円(9時00分) |
初値売却益 | +1,000円 |
初値売買代金 | 4.1億円 |
初値出来高 | 504,900株 |
本日終値 | 748円 |
市場開場前の気配値は公募価格(810円)を上回ったり下回ったりと不安定な動きでしたが、結果フタを開ければ公募価格を10円上回る820円での着地となりました。利益は単元あたり1,000円と微益ではあるものの公募価格を上回っての着地はホルダーでは無くてもIPO愛好家としては嬉しいところです。果敢に攻められてIPO株にご当選された方はおめでとうございます。
ただIPO主幹事のSMBC日興証券で当選された方でダイレクトコース(インターネット口座)の方は手数料を含めて微益ながらも利益が出る形となりますが、総合コース(店頭口座)の方は配分株数によっては手数料負けとなってしまうかもしれません。
初値形成後の高値はわずか1円高の821円に一瞬タッチしただけで即急落となり、初値天井となってしまいました。1日の出来高も1,478,000株しかなく、公開株数(4,899,000株)一回転すらしていません。終値は748円と安値圏での大引けとなっており、実に後味の悪い結果となっています。
守谷輸送機工業(6226)日中足・5分足チャート(2022年3月17日)
なんとなくこのチャートはどこかで見たことがあると思いきや、前IPO案件で3月11日上場のセレコーポレーション(5078)と前々IPO案件で3月3日上場のイメージ・マジック(7793)と同じようなチャートですね^^;
セレコーポレーション(5078)日中足・5分足チャート(2022年3月11日)
イメージ・マジック(7793)日中足・5分足チャート(2022年3月3日)
基本的にIPOセカダンリが盛り上がらない限りIPO復活とは言えません。復活までの道のりはまだ険しそうですが、来週上場のTORICO(7138)と再来週上場のメンタルヘルステクノロジーズ(9218)及びギックス(9219)あたりは東証マザーズの小型案件ということで、ある程度は期待できそうな銘柄となるため、そこで一発逆転となって頂きたいところですね。
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