東京地下鉄(9023)東京メトロのIPO(新規上場)初値が無事に付きましたので簡単ではありますがご紹介させて頂きたいと思います。数年ぶりのお祭りIPOが終わってしまったので、どこかしら寂しさはありますが、初値良し、セカンダリ良しと、まさに誰もがハッピーになれる結果、そして今後のIPOにとって良い流れを作ってくれたのではないでしょうか。
東京地下鉄(9023)東京メトロのIPO初値結果
公募価格 | 1,200円 |
初値価格 | 1,630円(10時06分) |
初値売却益 | +43,000円 |
初値売買代金 | 795.9億円 |
初値出来高 | 48,834,200株 |
10月23日終値 | 1,739円 |
市場開場直前(8時59分)のこの東京地下鉄(9023)東京メトロのフル板の合致点は1,601円(初値売買代金:523.5億円)となっていましたが、およそ29円ほど吊り上げられた1,630円(初値売買代金:795.9億円)での初値形成となりました。
公開価格の約1.35倍着地で、公開株数(親引け除く)に対する初値売却率はおよそ17.5%、初値売りで+43,000円の利益となります。昨晩のグレーマーケットでは1,500円が観測されていたものの、グレマを上回る好スタートとなりました。IPO株にご当選された方はおめでとうございます。
2022年4月の市場再編で生まれ変わった東証プライム市場上場銘柄はこの東京地下鉄(9023)東京メトロで6社目となりますが、今回も「東証プライム市場上場銘柄公募割れスタートなし」のアノマリーはしっかり守られています。
ちなみにこの東証プライム市場上場銘柄6社の初値形成時の売買代金を比較してみると以下の通りとなっており、東京地下鉄(9023)東京メトロが突出して抜きん出ているのがわかるかと思います。やはり政府放出系IPOは注目度から何から何まで格段に違いますね。
東京地下鉄(9023)東京メトロ:795.9億円
インターメスティック(262A):96.7億円
KOKUSAI ELECTRIC(6525):136.9億円
楽天銀行(5838):308.3億円
大栄環境(9336):129.6億円
ソシオネクスト(6526):116.1億円
9時過ぎの1,200円台の気配には一時的に1億株超えの買い注文が入っていました。過去をすべて覚えているわけではありませんが、買い注文1億株超えという数字を見るのは初めてかもしれません。松井証券の株価ボードを見ていましたが、1億株までの桁数対応していないのか、微妙にバグっていました^^;
初値形成後はほぼ寄り底で積極的に上値を目指す展開となり、10時16分には高値1,768円(初値価格+138円)を付け、その後も大引けまで1,700円以上で堅調な株価で推移していました。初値良し、セカンダリ良しと、IPO地合い好調時の値動きが思い出される展開でした。
東京地下鉄(9023)東京メトロIPO5分足チャート(2024年10月23日)
終値は初値価格(1,630円)を109円上回る1,739円での取引終了となっており、本日1日の出来高は173,716,800株で、公開株数(290,500,000株)の0.6回転程と1回転には満たないながらも大商いで東証プライム市場の出来高ランキングは2位となっています。
東京地下鉄(9023)東京メトロのIPOセカンダリ
当初より初値価格が1,500円を下回るようであればIPOセカンダリ参戦をと考えていましたが、しっかり1,500円を上回っての着地となり、出先で板が見れなかったこともあって、IPOセカンダリ参戦はしておりません。頂いたIPO株(1,500株)はマイルールに従いすべて初値(1,630円)にて売却済みです。
本日はほぼ終日1,700円以上で推移していたため、初値売却はどこかしら損した感はありますが、初値売却でも十分な利益(+645,000円)となったので、後悔はまったくありません。それよりも冒頭でも申し上げました通りお祭りが終わった寂しさの方が強いです。
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