松井証券が今年(2022年)2月28日(月)にIPO(新規公開株)及びPO(公募・売出し)に関する取引ルールの変更を発表したことは過去に別記事でもご案内させて頂いたことがありますが、年末のIPOラッシュに備えて改めて共有させて頂きたいと思います。
ルール変更とは言うものの実質的にはIPO申し込み後の当選及び補欠当選の放置(購入手続き忘れ含む)にはペナルティが課せられるというものなので、事実上の改悪と言えます。しかも内容がそこそこ厳しいので注意が必要です。以下、松井証券公式発表文の画像キャプチャとなります。
上記の通り当選及び補欠当選の購入手続きを行わなかった場合は、その後IPO申し込みを行ったとしても6カ月間抽選対象外になるという、なかなか強烈なペナルティです。6カ月間抽選対象外はもうペナルティの域を超えているような気もしますが、これは証券会社独自のルールなので松井証券でIPOの申し込みをする以上は従うほかありません。
6カ月のペナルティ期間であってもIPO申し込みは可能で抽選対象外であっても当選する場合があるという記載もありますが、おそらくこれは全プレ案件などの地雷銘柄(公募割れ濃厚銘柄)のことを言っているのではないかと推測されます。保険的なところでしょうかね。
松井証券はIPO申し込み時の前受け金が不要のありがたい証券会社なので、IPO愛好家の方はにとっては気軽に申し込めるため重宝していたと思いますが、このルール変更によって申し込み方法を見直す必要があるかと考えます。すでに見直されている方もいらっしゃるでしょうか。
これまでは微妙案件であってもとりあえず申し込んでおいて購入するかどうかは実際に当選か補欠当選になってから考えようと思っていた方も多かった(管理人もその一人)と思いますが、この6カ月ペナルティを受けたくないのであれば微妙銘柄は避けた方が賢明かもしれません。ちなみに管理人はすでに微妙銘柄は申し込まないというスタンスに変更しています。
当選だけでなく、思わせぶりな補欠当選でもわざわざ入金して購入申し込みをしないと6カ月ペナルティを課せられるわけですから、参加不参加は抽選参加の段階で決める必要があります。特に年末のIPOラッシュ時に微妙銘柄の補欠当選などで入金が必要になって資金拘束されていまうと資金不足で本来の良案件に申し込みができないという本末転倒な事態になる可能性もあります。こうなるともう完全に「無駄」な資金拘束になってしまうため、とりあえず申し込んでおいてプランは控えた方が良いかと思います。
もちろんこれは管理人がライバルを減らそうと思ってお伝えしているわけではありません。逆にライバルを減らしたいのであれば、微妙銘柄でもどんどん申し込んで補欠当選に引っ掛かって購入申し込み忘れをして6カ月ペナルティを課せられた方がライバル減らしになるかと思いますので^^;
すでにペナルティを受けている方も多いと聞きます。6カ月間は長いです。もし今ペナルティを受けてしまうと年末(12月)のIPOラッシュはもちろんのこと年度末(3月)のIPOラッシュまでもが絶望的となりますので、今さらではありますが、くれぐれもご注意下さい。
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