もう情報としては古いですが、先週7月4日(月)に楽天グループ株式会社及び楽天銀行株式会社が東京証券取引所へ楽天銀行のIPO(新規上場)申請を行ったと公式発表がありました。遅ればせながら一応IPOブロガーということで記事にさせて頂きたいと思います。
昨年(2021年)9月30日(木)の楽天銀行のIPO(新規上場)準備発表から実に10カ月が経過しようとしていますが、今回はいよいよ東京証券取引所へIPO(新規上場)申請発表となっているため、現実味を帯びています。
一般的にIPO(新規上場)申請から実際に上場するまで3カ月~5カ月程度掛かると言われているので、早ければ10月、遅くても12月と年内着地予定となりますが、楽天銀行のような大手インターネット専業銀行と言えば、近しいところで住信SBIネット銀行株式会社が記憶に新しく、比較対象となりそうです。
残念ながらこの住信SBIネット銀行は2022年3月24日(木)上場と上場日まで決定していたものの、足元の環境が悪く、仮条件決定日となる2022年3月7日(月)に「ウクライナ情勢の影響や最近の市場動向などの環境変化を勘案した」ということで上場中止(延期)となり、それ以降の進捗はありません。
ただこの住信SBIネット銀行のIPO(新規上場)申請日からIPO(新規上場)予定日までの日程を今回の楽天銀行に当てはめると以下表の通りとなり、楽天銀行のおおよそのIPO(新規上場)予定日が予測できそうです。あくまでも住信SBIネット銀行との比較予測であって勝手な憶測であることを予めご了承下さい。
楽天銀行のIPO(新規上場)予定日
住信SBIネット銀行 | 楽天銀行 | |
IPO(新規上場)申請日 | 2021年10月8日(金) | 2022年7月4日(月) |
IPO(新規上場)承認日(131日後) | 2022年2月15日(火) | 2022年11月11日(金) |
IPO(新規上場)予定日(168日後) | 2022年3月24日(木) | 2022年12月19日(月) |
住信SBIネット銀行のIPO(新規上場)承認発表日はIPO(新規上場)申請日から131日後の2022年2月15日(火)でIPO(新規上場)予定日は168日後の2022年3月24日(木)となっていました。
これを丸々今回の楽天銀行に当てはめるとIPO(新規上場)承認発表日は131日後の2022年11月11日(金)となり、IPO(新規上場)予定日は168日後の2022年12月18日(日)ですが、日曜日となるため、翌日の2022年12月19日(月)となります。仮にこの日程通りで行けばおそらく12月IPOラッシュど真ん中ですね。本音を言うとさすがにこの時期は「勘弁してほしいです」という感じです。まだ決まったわけではありませんが^^;
楽天グループ(4755)はグループ全体のサービス改悪で加入者離れが進んでおり、中でもモバイル事業は赤字が一段と加速すると言われています。今回の楽天銀行のIPO(新規上場)の狙いはこの赤字の元凶となっているモバイル事業への資金調達のためと報じられています。
楽天グループ(4755)週足チャート(2022年7月11日)
楽天グループ全体のサービスの改悪の影響はしっかり株価に現れており、今年(2022年)に入ってからはほぼ右肩下がりで、昨年(2021年)末の半値水準まで落ちています。こうなると今回の楽天銀行のIPO(新規上場)の狙いはモバイル事業への資金調達以外に楽天グループ(4755)自体の株価対策という見方もできそうです。
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