先日4月28日(木)上場のクリアル(2998)とペットゴー(7140)のIPO(新規上場)で2022年前半戦のIPO戦が終わりました。
4月分が終わった時点で前半戦と呼ぶのは滑稽かもしれませんが、ゴールデンウィークという節目を挟み、IPOも空白期間に突入することから勝手に毎年このゴールデンウィーク前までの期間をIPO前半戦でゴールデンウィーク以降をIPO後半戦と位置付けています。
そして今年(2022年)のIPO前半戦は波乱の展開となっており、ウクライナ情勢やインフレなどその他モロモロの外部環境による株式相場の不安定さから7社の上場中止(延期)がありました。結果IPOまでたどり着いたのは31社中24社となります。
その24社の中でも公募価格を上回ったのは18社で公募割れは6社あります。中でもこれまで20年以上に渡って続いてきた「新年第一号IPO案件に公募割れ無し」のIPOアノマリーも2月3日(木)上場のRecovery International(9214)によって崩されました。悪環境であったとはいえ、IPO愛好家としてはこれが一番残念でなりません。
とまあそれはさておき今年(2022年)IPO前半戦の振り返りという意味も含めてIPO前半戦の全24社の公募価格と初値価格、そして初値で売却した際の売却益を抽出致しましたので、ご参考までにご覧下さいませ。
2022年IPO前半戦の戦歴は24戦18勝6敗
IPO銘柄 | 公開価格 | 初値価格 | 初値売却損益 |
Recovery International | 3,060円 | 2,640円 | -42,000円 |
セイファート | 1,120円 | 1,030円 | -9,000円 |
ライトワークス | 2,100円 | 3,000円 | +90,000円 |
エッジテクノロジー | 350円 | 694円 | +34,400円 |
CaSy | 1,350円 | 2,001円 | +65,100円 |
BeeX | 1,600円 | 3,750円 | +215,000円 |
マーキュリーリアルテック | 1,270円 | 1,355円 | +8,500円 |
ビーウィズ | 1,400円 | 1,320円 | -8,000円 |
イメージ・マジック | 1,740円 | 2,800円 | +106,000円 |
セレコーポレーション | 1,900円 | 1,820円 | -8,000円 |
守谷輸送機工業 | 810円 | 820円 | +1,000円 |
TORICO | 1,700円 | 2,510円 | +81,000円 |
メンタルヘルステクノロジーズ | 630円 | 880円 | +25,000円 |
ギックス | 1,070円 | 1,100円 | +3,000円 |
ノバック | 3,000円 | 2,630円 | -37,000円 |
セカンドサイトアナリティカ | 1,390円 | 3,190円 | +180,000円 |
エフビー介護サービス | 1,400円 | 1,561円 | +16,100円 |
サークレイス | 720円 | 2,320円 | +160,000円 |
フルハシEPO | 1,140円 | 1,733円 | +59,300円 |
ASNOVA | 1,630円 | 1,499円 | -13,100円 |
モイ | 470円 | 902円 | +43,200円 |
ストレージ王 | 660円 | 756円 | +9,600円 |
クリアル | 930円 | 1,600円 | +67,000円 |
ペットゴー | 550円 | 1,295円 | +74,500円 |
合計 | +1,121,600円 |
今年(2022年)は足元の環境が悪かったことから初値売却益が10万円を超えたのはわずか4社しかなく、20万円を超えたのはBeeX(4270)1社しかありません。BeeX(4270)のIPO当選を引き当てた方がひとまず2022年IPO前半戦の勝ち組と言えるでしょうか。
そして仮にこのIPO前半戦24銘柄すべてのIPOに当選して初値で売却していれば+1,121,600円の利益が出たことになります。多いか少ないかは別として昨年(2021年)はこのIPO前半戦全銘柄当選で+5,325,900円(31銘柄)の利益となっていたことを考えるとIPO市場の環境が相当沈んでいることがわかります。
もちろん全当選などはただのタラレバで捕らぬ狸の皮算用ですが、株式投資の知識をそれほど必要とせず、作業と運だけで利益が出せるこのIPO投資はやはりローリスクで最強の投資法であると思います。
ただこれだけ環境が悪くなってもIPO愛好家はほとんで減っていません。減っているどころか巣ごもり効果も手伝って増えているのが現状かもしれません。当然IPO愛好家が増えればそれだけライバルが増えることになるので、当選確率も下がります。
正直、IPO市場の環境が一度どん底まで落ちてしまえばIPO愛好家が減ってくれるのではないかとセコい考えをしていましたが、今のところその気配はありませんね^^;
みずほ証券の前受け金不要化、いちよし証券のIPO幹事業務撤退、SBI証券のIPOチャレンジポイント使用時の配分数単元説、SMBC日興証券の不祥事で幹事減少説などモロモロ変化がある中ではありますが、少しでも利益に繋がるようこれからもIPO投資をコツコツ続けて行きたいと思います。
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