今年(2023年)IPO(新規上場)がウワサされている企業がいくつかの大手メディアより観測されていましたので、まとめてご紹介させて頂きたいと思います。

ひとまず目立ったところで昨年(2022年)3月にIPO(新規上場)予定だった住信SBIネット銀行IPO(新規上場)中止発表があり、その後も7月には楽天銀行IPO(新規上場)準備に入るも中止、9月には成城石井IPO(新規上場)準備に入りましたがこれまた12月には上場申請を取下げ。

上記予定していた大型IPO案件は市場環境の悪化で続々とIPO(新規上場)を断念する形となりましたが、このあたりの大型IPO案件は市場の環境が整えば今年(2023年)再登場する可能性が高いです。出て来るとすればIPOラッシュとなる3月か12月が濃厚でしょうか。

そして昨年(2022年)9月には「ひふみ投信」を運用するレオス・キャピタルワークス、10月にはネット証券大手となる楽天証券ホールディングス、11月にはIoTサービスを展開するソラコム、12月には半導体製造装置メーカーのKOKUSAI ELECTRORICなどがIPO(新規上場)準備に入るとの観測がありましたが、こちらはまだ断念した様子は無いため、引き続き2023年のIPO(新規上場)候補となっています。

他にも宇宙スタートアップ関連としてispace(アイスペース)Synspective(シンスペクティブ)アストロスケール、VTuber事務所のカバー、駐車場経営などの日本システムバンクなども候補として上がっているようです。宇宙スタートアップ関連企業が目立ちますが、実際に出て来るとIPOとしては面白そうですね。

一度上場を断念した半導体関連のキオクシアホールディングスや、兼ねてより上場観測銘柄として名が挙げられている沖縄のオリオンビール、政府が保有する東京地下鉄(東京メトロ)や人工合成による構造タンパク質素材の量産化を行うSpiber(スパイバー)、リチウムイオン電池や蓄電システムの開発、製造、販売を行うエリーパワーなども候補として上がっていますが、今年(2023年)もウワサ止まりとなる可能性が高そうです。

IPO(新規上場)がウワサされている企業

2023年にIPO(新規上場)がウワサされている企業

IPO銘柄IPO時期
住信SBIネット銀行市場環境次第
楽天銀行市場環境次第
成城石井市場環境次第
レオス・キャピタルワークス早ければ2023年3月
ソラコム早ければ2023年3月
KOKUSAI ELECTRORIC早ければ2023年3月
楽天証券ホールディングス2023年度中
ispace2023年度中
Synspective2023年度中
アストロスケール2023年度中
カバー2023年度中
日本システムバンク2023年度中
キオクシアホールディングス2023年度中
オリオンビール2023年度中
東京メトロ毎年ウワサ
Spiber毎年ウワサ
エリーパワー毎年ウワサ

ちなみに今年(2023年)の全体的なIPO件数は90社から100社程度が見込まれており、ひとまず四半期は1月が1社、2月が2社、3月が20社、4月が10社との観測が出ています。もちろん市場環境によって増減はあると思いますが、今年(2023年)も比較的活況となりそうです。

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