IPO投資をする際にIPO主幹事がどこなのかというのは一番重要なポイントと言っても過言ではありません。IPO主幹事は平幹事と比べても圧倒的にIPOの引き受け株数が多いので、IPO主幹事がどこになるかによってIPOの当選確率は大きく左右されます。
なので、IPOの申し込みをする際はIPO新規上場承認発表された際に、その銘柄のIPO主幹事がどこなのかを確実に押さえておく必要があり、積極的にIPO株を狙いに行くのであればこのIPO主幹事からの申し込みは必須レベルと言えます。これはもう間違いありません。
そこで今回は昨年(2023年)のIPO主幹事はどの証券会社が一番多く務めたのかを振り返ってみました。もちろん昨年(2023年)が多かったからと言って、今年(2024年)も同様に多いとは限りませんが、最低限IPO投資をする際に必要な証券会社がどこなのかは見えてくるかもしれません。
ちなみに昨年(2023年)のIPO件数は96社ありましたが、IPO主幹事も96社になるとは限りません。IPO銘柄の中にはIPO主幹事が1社だけでなく「共同主幹事」というケースもあるため、上場件数と主幹事回数は違ってきますので、それらを踏まえてご覧頂けますと幸いです。
2023年IPO主幹事ランキング!押さえておきたい証券会社は!?
順位 | 主幹事回数 | 証券会社 |
1位 | 23回 | 大和証券 |
1位 | 23回 | SBI証券 |
3位 | 22回 | SMBC日興証券 |
3位 | 22回 | 野村證券 |
3位 | 22回 | みずほ証券 |
6位 | 11回 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
7位 | 5回 | 東海東京証券 |
8位 | 3回 | 岡三証券 |
9位 | 1回 | Jトラストグローバル証券 |
9位 | 1回 | 東洋証券 |
昨年(2023年)の上位はどんぐりの背比べと言った感じで、三菱UFJモルガン・スタンレー証券を除いた大手五大証券(大和証券、SMBC日興証券、野村證券、みずほ証券)+大手ネット証券(SBI証券)に上手に振り分けられている印象です。ひとまずIPO投資を行うのであれば、最低限この5社は押さえておいた方が良いことがわかりますね。
ただしこれはIPO主幹事に限った話なので、IPO投資全般で言うとやはり平幹事や委託幹事(裏幹事)など、可能な限り多くの証券口座を持っていた方が有利になることはもはや言うまでもありません。下記ページで管理人の実際の当選経験を基にオススメの証券会社をご紹介しておりますので、参考にされて下さい。
⇒ 【IPOに当たらない方は必見】IPO向け証券会社をランキング形式で比較!
⇒ 【初心者編】IPO投資に必要なオススメの証券会社!
ちなみに国内には証券会社はたくさんあるのですが、中にはIPOの主幹事を務めたくても務めることができない証券会社もあります。下記は日本取引所グループ(JPX)が主幹事候補証券会社として公式に発表している証券会社一覧となります。
上記主幹事候補証券会社一覧は2023年4月1日現在のもので18社ありますが、2022年4月時と比較すると2社(いちよし証券、メリルリンチ証券)抜けて、1社(Bofa証券)追加されています。
中には外資系証券が4社入っているため、国内証券のみに絞ると実質的には14社となります。そのうち昨年(2023年)は10社がIPO主幹事を務めていますが、残る4社(アイザワ証券、マネックス証券、丸三証券、三田証券)は主幹事を務めていません。
4社(アイザワ証券、マネックス証券、丸三証券、三田証券)のうちネット抽選派にとって3社(アイザワ証券、丸三証券、三田証券)は不要と言っても良いレベルですが、マネックス証券だけは100%完全抽選となっているため、せっかく主幹事の権利があるのですから今年(2024年)こそはIPO主幹事の引き受けに期待したいところです。
そして我々IPO愛好家のIPO投資基本戦略としては上記主幹事候補の証券会社を中心に申し込みながら、あとは援護射撃として平幹事や委託幹事(裏幹事)もしっかりと攻めて行くのがセオリーと言えますので、今年(2024年)もコツコツ申し込んで多くのIPO当選を引き当てたいところですね^^
IPO歴17年以上の管理人のIPO当選実績を基にランキング形式でIPO投資にオススメの証券会社をご紹介させて頂いております。
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