今年(2024年)は珍しくゴールデンウィーク狭間にIPO新規上場承認発表が1社ありました。珍しくと申し上げましたが、管理人のIPO歴およそ18年の記憶の限りではゴールデンウィーク狭間にIPO新規上場承認発表があったことは無いと記憶しています。記憶違いであればすいません。
例年3月、6月、9月、12月は四半期シーズンということで1年の中でもIPO件数が比較的多くなる月です。そしてもう3月は終わってしまったので次は6月となります。6月のIPOとなると今月(5月)中のIPO新規上場承認発表分となりますが、内容はもちろん、IPO愛好家としては何社ぐらいまで増えるのかも気になるところです。
そこで例年6月のIPO件数がどの程度あったのかを過去10年分のデータを引っ張り出して来ましたので、ご参考にして頂けますと幸いです。
すでに本日IPO新規上場承認発表分のD&Mカンパニー(189A)とゴールデンウィーク狭間にアストロスケールホールディングス(186A)と、2社のIPO新規上場承認発表があり、スタートダッシュは切れていますが、6月IPOは最終的に何社まで増えるのかはやはり気になりますね。
例年6月のIPO(新規上場)件数(過去10年のデータ)
年度 | IPO件数 |
2023年 | 18社 |
2022年 | 12社(上場中止1社) |
2021年 | 22社(上場中止1社) |
2020年 | 6社 |
2019年 | 12社 |
2018年 | 11社(上場中止2社) |
2017年 | 7社 |
2016年 | 12社 |
2015年 | 10社 |
2014年 | 7社 |
2021年は証券取引所の市場再編を目論んだことによる特需で異例の20社超えとなっていますが、逆に2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で自粛ムードが広がっていたため件数が6社と少なく、これも異例の数字と見て良いかと思います。
これらを除くと例年6月のIPO件数はやはり四半期ということで、ならすと平均値は11.7社と比較的多くある傾向にあります。加えて昨年(2023年)は1年の中でも最も多い月とされる3月(15社)、12月(15社)のIPO件数を抜き、6月の18社が年間最多となっています。
今のところまだ具体的な6月のIPO件数の予測情報は入っていませんが、上記の過去データや本日のIPO新規上場承認発表及び異例のゴールデンウィーク狭間のIPO新規上場承認発表があったことなどから、少なくとも今年(2024年)も6月のIPO件数は二桁件数は期待できるのではないでしょうか。
ただ、5月は下記画像の通り2週目から3週目に掛けては3月の決算(決算短信)発表シーズンとなっており、例年この時期はIPO新規上場承認発表が控えめとなる傾向があります。ポツポツとは出て来る可能性もありますが、本格的なIPO新規上場承認発表ラッシュはこの決算発表シーズンが落ち着く5月16日(木)以降となるかもしれませんね。
(マネックス証券の決算カレンダー引用)
IPOブロガー及びIPO愛好家としては昨年(2023年)5月のような重複発表(最大5社)の重複上場(最大3社)はできる限り避けて頂きたいと思うところですが、大人の事情を加味するとIPO新規上場承認発表ラッシュはこの決算(決算短信)発表シーズンを避けた5月16日(木)から5月24日(金)あたりに集中することになると見ていますが、今年(2024年)はどうなるでしょうか。
まだ回復の兆しが見えないIPO地合いも気になるところではありますが、6月第一号IPOには最近のテーマ株の筆頭と言える宇宙ベンチャーアストロスケールホールディングス(186A)が入っているので、これが起爆剤となってIPO地合いが回復することを強く願っています。
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