サインド(4256)とFinatextホールディングス(4419)とTHECOO(4255)とサクシード(9256)と網屋(4258)とリニューアブル・ジャパン(9522)と昨日(12月21日)より持ち越しとなっていたラバブルマーケティンググループ(9254)のIPO(新規上場)初値がそれぞれ付きました。
本日(12月22日)上場6社(7社)のIPO初値結果を簡単にそれぞれおさらいだけしておきますが、まさに地獄絵図と言う言葉が相応しく、7社中4社が公募割れとなりますが、昨日(12月21日)からの持ち越し分もあるため、実質的には6社中4社が公募割れしたという最悪の結果となっています。とりあえず今週残り2日の11社であと何社の公募割れが出るでしょうか。
サクシード(9256)のIPO初値結果
公募価格 | 1,560円 |
初値価格 | 1,671円(9時09分) |
初値売却益 | +11,100円 |
初値売買代金 | 6.3億円 |
初値出来高 | 377,300株 |
本日終値 | 1,409円 |
7社の中で1番目に値が付いたのがこのサクシード(9256)となります。公募割れは何とか回避しましたが、ほぼ初値天井で初値形成後良いトコ無しの悪い展開です。
サクシード(9256)IPO日中足・5分足チャート(2021年12月22日)
サインド(4256)のIPO初値結果
公募価格 | 3,250円 |
初値価格 | 2,990円(9時12分) |
初値売却益 | -26,000円 |
初値売買代金 | 8.1億円 |
初値出来高 | 273,100株 |
本日終値 | 2,969円 |
7社の中で2番目に値が付いたのがこのサインド(4256)となります。残念ながら初値は公募割れで、IPO幹事の引き受け価格が2,990.00円となることからシンジケートカバー取引による初値形成ということになります。
公募割れスタートとはなっているものの、場中の高値は公募価格(3,250円)を上回る3,370円まであったため、一応逃げ場は作られていたようです。
サインド(4256)IPO日中足・5分足チャート(2021年12月22日)
リニューアブル・ジャパン(9522)のIPO初値結果
公募価格 | 1,800円 |
初値価格 | 1,663円(9時12分) |
初値売却益 | -13,700円 |
初値売買代金 | 8.5億円 |
初値出来高 | 513,800株 |
本日終値 | 2,063円(ストップ高) |
7社の中で3番目に値が付いたのがこのリニューアブル・ジャパン(9522)となります。残念ながら初値は公募割れで、IPO幹事の引き受け価格が1,663.67円となることからシンジケートカバー取引による初値形成ということになります。
公募割れスタートとなったものの、寄り底でまさかまさかの終値はストップ高となる2,063円での大引けとなっています。本日(12月22日)唯一のセカンダリ成功銘柄です。果敢に突撃された方はおめでとうございます。
リニューアブル・ジャパン(9522)IPO日中足・5分足チャート(2021年12月22日)
網屋(4258)のIPO初値結果
公募価格 | 1,970円 |
初値価格 | 2,100円(9時13分) |
初値売却益 | +13,000円 |
初値売買代金 | 10.3億円 |
初値出来高 | 494,400株 |
本日終値 | 1,988円 |
7社の中で4番目に値が付いたのがこの網屋(4258)となります。唯一管理人が保有していたIPO銘柄ということで、ココだけはしっかり見ていましたが、開場前気配も2,100円だったので、対等価格が逃げるという恒例の寄る寄る詐欺が一切発生しない形での着地となりました。ある意味珍しいかもしれません^^;
網屋(4258)IPO日中足・5分足チャート(2021年12月22日)
Finatextホールディングス(4419)のIPO初値結果
公募価格 | 1,290円 |
初値価格 | 990円(9時31分) |
初値売却益 | -30,000円 |
初値売買代金 | 28.6億円 |
初値出来高 | 2,889,700株 |
本日終値 | 840円(ストップ安) |
7社の中で5番目に値が付いたのがこのFinatextホールディングス(4419)となります。残念ながら初値は公募割れで、IPO幹事の引き受け価格が1,193.25円となることからシンジケートカバーが入ったのかどうかまで確認できていませんが、入っていたとしても突き破っての初値形成ということになります。
初値は悪く、セカダンリも悪い、逃げ時も無い、挙句の果てにはストップ安に落ちるというまったくもって良いとこ無しの案件です。冷め切ったIPO市場に更なる冷や水です。
Finatextホールディングス(4419)IPO日中足・5分足チャート(2021年12月22日)
THECOO(4255)のIPO初値結果
公募価格 | 7,200円 |
初値価格 | 6,100円(9時31分) |
初値売却益 | -110,000円 |
初値売買代金 | 10.0億円 |
初値出来高 | 164,700株 |
本日終値 | 5,100円(ストップ安) |
7社の中で6番目に値が付いたのがこのTHECOO(4255)となります。残念ながら初値は公募割れで、IPO幹事の引き受け価格が6,624.00円となることからシンジケートカバーが入ったのかどうかまで確認できていませんが、入っていたとしても突き破っての初値形成ということになります。
このTHECOO(4255)も上記Finatextホールディングス(4419)同様に初値は悪く、セカダンリも悪い、逃げ時も無い、挙句の果てにはストップ安に落ちるというまったくもって良いとこ無しの案件です。しかも値ガサとなるため、一撃の損失も大きく、IPOで一撃マイナス110,000円は管理人のIPO歴15年の記憶では無いような気がします。
しかも最終的にはストップ安まで落ちているので、IPO株を保有しているだけで、すでに210,000円の含み損状態です。IPOラッシュ真っ只中となるため、回復までにはしばらく掛かるかもしれませんね。黒歴史の1ページに刻まれるほどのヒドいIPOです。
THECOO(4255)IPO日中足・5分足チャート(2021年12月22日)
ラバブルマーケティンググループ(9254)のIPO初値結果
公募価格 | 1,260円 |
初値価格 | 4,845円(2日目 11時07分) |
初値売却益 | +358,500円 |
初値売買代金 | 15.4億円 |
初値出来高 | 318,100株 |
本日終値 | 4,145円(ストップ安) |
7社の中で最後に値が付いたのが上場日初日値付かずで2日目持ち越しとなったこのラバブルマーケティンググループ(9254)となります。初値に関してはこのラバブルマーケティンググループ(9254)の一人勝ちとなりました。IPO株にご当選された方はおめでとうございます。
ただ初値形成後は最悪ですね。IPOセカンダリ組はほぼ壊滅で、売買は11時08分の4,760円を最後に売り気配張り付きのままストップ安(4,145円)比例配分での大引けとなりました。普通なら即金明けの期待買いが入る場面ですが、明日以降もIPOが大量にあるため、厳しそうです。
ラバブルマーケティンググループ(9254)IPO日中足・5分足チャート(2021年12月22日)
今のところ連日の重複上場劇は単なる消化試合で失敗と言わざるを得ません。東証も証券会社も発行体もこれをしっかり学習してくれるでしょうか。個人的に今年(2021年)はもう諦めモードに入りましたので、IPOセカンダリも参戦しないと思います。諦めモードと言うよりはイジケモードです^^;
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