エッジテクノロジー(4268)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(690円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

エッジテクノロジー(4268)の上場日とIPO申込期間

エッジテクノロジー(4268)の上場日は2022年2月17日(木)単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高いSMBC日興証券となっております。

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このエッジテクノロジー(4268)のIPO申し込み期間は2月1日(火)~2月7日(月)となっており、他のIPO案件との申し込み期間被りがあるものの、完全に被っているわけではないため、資金集中を回避することは可能です。

エッジテクノロジー(4268)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾

エッジテクノロジー(4268)IPO初値予想

エッジテクノロジー(4268)のIPO想定価格は690円となっているため、現時点では公募価格の1.1倍~1.3倍程度の初値形成になるのではないかとやや弱めC級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想についてはまだ強気ではあるものの、さすがにこの環境下では下げざるを得ないと考え、強めA級評価からはワンランクダウンのやや強めB級評価に格下げとさせて頂いておきます。

このエッジテクノロジー(4268)のIPO仮条件は来週1月31日(月)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。

エッジテクノロジー(4268)の事業内容

エッジテクノロジー(4268)の事業内容はAI実装の支援及びビッグデータ解析コンサルティングということで、AI(人工知能)ソリューションサービスとIPO市場では初値高騰が鉄板と言われている人気業態となります。

このエッジテクノロジー(4268)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。

エッジテクノロジー(4268)のブルベア要素とIPO参加スタンス

エッジテクノロジー(4268)の公開規模はIPO想定価格ベース(690円)で23.9億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては中型サイズで、やや荷もたれ感を感じる水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて30,226枚と比較的多めにありますが、海外投資家への販売はありません。

そして今回もこのエッジテクノロジー(4268)のブル要素(ポジティブ材料)ベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ考察してみます。

まずブル要素(ポジティブ材料)としてはビッグデータを活用したAI(人工知能)関連ということで業態人気が高い点でしょうか。AIアルゴリズム市場は日増しに拡大の一途を辿っており、今後まだまだ伸びて行く業態となります。業績も堅調で前期こそ減収減益だったものの、今期は大幅な増収増益が見込まれています。

株主の中にベンチャーキャピタル投資ファンドの保有株はなく、公募株613,000株に対して売り出し株2,409,600株と売り出し倍率はおよそ3.9倍と売り出し株が多めではありますが、ベンチャーキャピタル投資ファンドの放出ではないため、出口(イグジット)案件でもなく、上場時の余計な売り圧力もありません。

ベア要素(ネガティブ材料)としてはやはり地合いの一言に尽きるでしょうか。今年(2022年)に入って新興市場はおろか金融市場全体が不安定で、特に大型小型に限らずグロース株(成長株)が叩き売られている様相です。

このエッジテクノロジー(4268)も完全なるグロース株という位置付けとなるため、この悪い流れが上場日まで続ていれば、公募割れまでは無いにしても本当に公募価格付近での着地となる可能性も大いにあり得るかもしれません。

加えて公開規模はIPO想定価格(690円)で23.9億円と通常期であれば問題無いサイズですが、今の資金の流れ的には個人の資金だけでは厳しいと言える規模感です。機関投資家など大口の参加に期待したいところですが、全体的な株価下落でやや割高な価格設定に見えてしまうことから大口の参加は微妙なところです。

とはいえ、やはり「腐ってもAI」「みんな大好きAI」です。地合い云々が無ければ間違いなく、需給ひっ迫案件となっていたことでしょう。よって個人的には上述の通り公募割れまでは無いと考えているため、このエッジテクノロジー(4268)のIPO参加スタンスは引き続き強気の全力申し込みで行く方向で考えています。

エッジテクノロジー(4268)のIPO幹事配分数

そして推定となりますがこのエッジテクノロジー(4268)のIPO株(公募株及び売り出し株)30,226枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。

証券会社IPO株配分数配分割合
SMBC日興証券主幹事27,809枚92.0%
野村證券前受け金不要1,511枚5.0%
SBI証券544枚1.8%
楽天証券100%完全抽選151枚0.5%
いちよし証券91枚0.3%
極東証券60枚0.2%
松井証券前受け金不要60枚0.2%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が4,533枚あります。

積極的にIPO株を狙いに行くのであれば、やはり募集株の92.0%を占めるIPO主幹事のSMBC日興証券は外せません。その他証券会社も配分割合が少ないものの元々の分母がそこそこ多くあるため絶望的な数字とまでは行かないレベルです。4番手の楽天証券までは100枚以上の当選権があるので、余裕があれば参加しても良いかもしれませんね。

エッジテクノロジー(4268)のIPO仮条件決定

エッジテクノロジー(4268)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:690円
IPO仮条件:300円~350円

IPO想定価格を大幅に下回る弱気なIPO仮条件設定となりました。いくらなんでもやり過ぎでは?と感じますが、どうでしょうか。まさかの上場中止コースかもしれませんね。募集株も公募株及び売り出し株(オーバーアロットメント分含む)が削減となっています。

公募株:613,000株 → 544,000株
売出株:2,409,600株 → 2,166,000株
OA:453,300株 → 406,500株

そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は9.3億円~10.9億円となり、当初の23.9億円から半分以下まで大幅な縮小となりました。これはさすがにポジティブサプライズではなく、ネガティブサプライズと見られるのではないでしょうか。

エッジテクノロジー(4268)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾

エッジテクノロジー(4268)の第二弾初値予想が発表されたようです。

500円~550円

IPO仮条件がIPO想定価格を大幅に下回る弱気なIPO仮条件設定となったことをむしろ好感する向きもあり、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾よりも上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているものの、実質的には上ブレと言える初値予想となっているようです。個人的な評価については希望的観測も含めてB級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても当初の予定通り全力申し込みで行く予定です。

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