イメージ・マジック(7793)IPO新規上場)の初値が無事に公募価格を上回っての着地となりました。しかも事前予想を大幅に上回っての着地です。ご当選された方はおめでとうございます。

個人的にIPO株は持ち合わせていなかったものの、最近は抽選日から初値形成まで悪い意味でドキドキしながら待っていないといけないというスリルをそろそろ勘弁願いたいと思っていところでの予想以上の初値形成にただただビックリです^^;

その前に、IPO愛好家であればすでにご存じの方も多いと思いますが、昨日(3月2日)読者様より証券会社のIPOの抽選ルールに関するバッドニュースをお教え頂いたので、ご紹介させて頂きます。

その証券会社は松井証券で、内容はIPO抽選ルールの中にペナルティが追加されたというものになります。具体的な変更は以下の通りとなります。

松井証券IPOキャンセルペナルティ

IPO愛好家にとって前受け金不要の証券会社は重宝していましたが、ここに来て当選及び補欠当選後のキャンセルは6カ月間抽選対象外になるペナルティを課すというルールが追加されました。しかも当選だけでなく補欠当選にも課せられるとなると、今後は安易なIPO申し込みができなくなりますね。さすがに6カ月は痛いです^^;

まあ前受け金不要だし、とりあえず申し込んでおいて購入するかどうかはIPOに当選してから考えようと思って申し込んでいた方が多かったのでしょうね。これはもう仕方ありません。今後はしっかり取捨選択を行ってから申し込む必要がありますので、くれぐれもお気を付け下さい。

イメージ・マジック(7793)のIPO初値結果

公募価格1,740円
初値価格2,800円(10時48分)
初値売却益+106,000円
初値売買代金10.0億円
初値出来高360,300株
本日終値2,300円ストップ安

寄り前気配の合致点は2,100円付近で推移していましたが、最終的な着地は1.6倍を超える2,800円となっていることから、およそ700円もの寄る寄る詐欺が発生したことになります。初値形成時の売買代金も10.0億円と昨日(3月2日)東証一部市場に上場したビーウィズ(9216)の5.9億円を軽く上回りました。

ただ初値が高過ぎたことからか初値形成後の高値は2,871円までありましたが、すぐに失速し、初値形成後から25分後にはストップ安2,300円)まで急落となりました。これはもう当然の流れでしょうか。ほぼ初値天井とIPO株取得組だけが利益を出せるというたまたもやIPOの悪い見本となっています。

イメージ・マジック(7793)日中足・5分足チャート(2022年3月3日)
イメージ・マジック(7793)IPO日中足・5分足チャート2022.3.3

上記チャートをご覧の通りストップ安以降完全張り付きでは無かったものの剥がれても低い位置での攻防となり、結局終値はストップ安2,300円)比例配分での大引けとなりました。初値形成後以降上昇していたBeeX(4270)も2日連続ストップ安となっており、IPO市場は再び悪い流れが作られそうな雰囲気です。

そして本日もIPO新規上場承認発表はありませんでした。この市況では4月以降も件数は期待できないかもしれませんね。

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