エアークローゼット(9557)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(870円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
エアークローゼット(9557)の上場日とIPO申込期間
エアークローゼット(9557)の上場日は2022年7月29日(金)で単独上場、上場市場は東証グロース市場(市場再編後の新興市場)への上場で、IPO主幹事はみずほ証券となっております。
このエアークローゼット(9557)のIPO申し込み期間は7月12日(火)~7月19日(火)となっており、7月末上場にしっかり3社固められていることから、他のIPO銘柄との申し込み被りがあるため、申し込まれる方は資金の割り振りにご注意下さい。
エアークローゼット(9557)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
エアークローゼット(9557)のIPO想定価格は870円となっているため、現時点では公募価格の0.9倍~1.1倍程度の初値形成になるのではないかと公募割れも含めた弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想についてはやや弱めC級評価に設定させて頂いております。
なお、このエアークローゼット(9557)のIPO仮条件は来週明け7月11日(月)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
エアークローゼット(9557)の事業内容
エアークローゼット(9557)の事業内容は月額制ファッションレンタルサービス「airCloset」の運営ということで、国内在住の女性に対してプロのスタイリストが一人一人の顧客の好みに合わせた洋服を選定し、レンタルするサービスを提供しています。日本初・国内最大級の女性向けの普段着に特化した提案型のファッションレンタルサービスを行っている企業となります。
このunerry(5034)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
エアークローゼット(9557)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(6月24日)IPO新規上場承認発表された3社のうちの3社目となります。 …
エアークローゼット(9557)のブルベア要素とIPO参加スタンス
エアークローゼット(9557)の公開規模はIPO想定価格870円としてオーバーアロットメント含め8.7億円と規模的に東証グロース市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。
IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて8,697枚と万枚超えでは無いものの比較的多めにあり、IPO主幹事は単価が1,000円以下の場合は複数配分する傾向があるみずほ証券ですが、今回はHOUSEI(5035)の時のように単元(100株)配分から複数(200株)配分への変更は無く、単元(100株)配分のままとなっているため、当選確度は比較的高いかもしれません。
そして今回もこのエアークローゼット(9557)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては日本初・国内最大級の女性向けの普段着に特化した提案型のファッションレンタルサービスと新規性のあるビジネスモデルで話題性があり、個人投資家が買いやすい低単価設定で株価も割安に設定されています。公開規模もIPO想定価格(870円)ベースで8.7億円と荷もたれ感の無い水準で需給妙味は十分です。
ベア要素(ネガティブ材料)は株主の中に公開価格の1.5倍となればロックアップ解除されるベンチャーキャピタルの保有株が3,369,800株と多くあり、これは素直に警戒レベルとなります。業績も赤字のままでのIPO(新規上場)となることから、最近の赤字企業に冷たいIPO環境が続いていれば買いが限定される可能性があります。
とはいえ、個人的にこの事業内容と規模で公募割れするイメージは湧きにくく、好スタートするのではないかと考えているため、当初の予定通りこのエアークローゼット(9557)のIPO参加スタンスはよほど環境の変化が無い限り全力申し込みで行く予定です。
エアークローゼット(9557)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのエアークローゼット(9557)のIPO株(公募株及び売り出し株)8,697枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
みずほ証券(主幹事) | 7,700枚 | 88.5% |
大和証券 | 435枚 | 5.0% |
SBI証券 | 174枚 | 2.0% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 87枚 | 1.0% |
いちよし証券 | 43枚 | 0.5% |
岩井コスモ証券 | 43枚 | 0.5% |
岡三証券 | 43枚 | 0.5% |
東海東京証券 | 43枚 | 0.5% |
松井証券(前受け金不要) | 43枚 | 0.5% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 43枚 | 0.5% |
楽天証券(100%完全抽選) | 43枚 | 0.5% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
auカブコム証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
岡三オンライン証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が1,304枚あります。
IPO幹事団(シンジケート)はIPO委託幹事(裏幹事)含めて総勢14社と多く、広く浅く分散されているため、いつも以上にIPO主幹事の配分割合が光っています。そういう意味ではやはり積極的にIPO株を狙いに行くのであればみずほ証券は外せませんね。あとはいつも通りネット証券で奇跡の当選に期待するしか無さそうです。
エアークローゼット(9557)のIPO仮条件決定
エアークローゼット(9557)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:870円
IPO仮条件:700円~800円
IPO想定価格よりも窓開けで下ブレとなる弱気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は7.0億円~8.0億円まで縮小されました。
エアークローゼット(9557)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
エアークローゼット(9557)の第二弾初値予想が発表されたようです。
720円~900円
IPO仮条件が窓開けで下ブレとなる弱気なとなったことからか、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾よりも上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても引き続き全力申し込みで変更ありませんが、IPO株の配分割合からみずほ証券とSBI証券の2社からのみの申し込みとなります。
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