INTLOOP(9556)のIPO(新規上場)初値が付きましたが、公募価格(3,500円)をちょうど10%下回る残念な形(公募割れ)でのスタートとなりました。
下半期(7月)第一号IPO案件かつIPO空白期間突入による特需の発生に淡い期待を寄せていましたが、IPO市場は厳しい(冷静)反応となり、今年(2022年)12社目の公募割れ案件となってしまいました。個人的に保有株(IPO株)は無かったものの、いちIPO愛好家としてはやはり残念な結果です。
INTLOOP(9556)のIPO初値結果
公募価格 | 3,500円 |
初値価格 | 3,150円(9時15分) |
初値売却益 | -35,000円 |
初値売買代金 | 11.2億円 |
初値出来高 | 358,100株 |
本日終値 | 2,705円 |
市場開場時(9時)の初値合致点は3,200円で売り気配スタートとなりました。東海東京証券主幹事案件ということで、オーバーアロットメントの使い方を不安視する声もありましたが、今回は市場開場前となる8時45分頃にはしっかりシンジケートカバーが全弾(176,200株)投入されていました。
ただそれでも売りが買いを上回ったため、結果的にはオーバーアロットメント分では買いが足りず、初値は3,150円(公募割れ)で、幹事の引き受け価格(3,220円)をも下回っての着地となりました。シンジケートカバー取引分の買いを差し引くと初値買いの実需はおよそ半分の5.7億円しかありません。
これで今年(2022年)の東海東京証券主幹事案件3社は3月31日(木)上場のノバック(5079)、4月21日(木)上場のASNOVA(9223)と全敗で不名誉な連敗(公募割れ)記録更新となりました。
初値形成後も高値は2分後に付けた3,220円を最後にもみ合うこともなく失速。終値は初値価格(3,150円)をも下回る2,705円と本日の最安値での大引けとなりました。公募割れ案件のコンセンサスと言える「公募割れ案件、初日に公募価格を奪還するのはほぼ不可能説」がまたもや立証された後味の悪い形となっています。
INTLOOP(9556)日中足・5分足チャート(2022年7月8日)
IPO株取得組やIPOセカンダリ参戦組の売りそびれも一定あると思われるため、公募価格となる3,500円はおろか初値価格となる3,150円奪還も当面は厳しいかもしれません。
それにしても今回もまた見事に某大手予想屋さん(公募割れ予想を出した忖度無しの方)の精度の高さを思い知らされる結果となりました。とても同じ月額料金とは思えない分析能力です。
そして本日は週末でしたが、お得意の週末出し逃げのIPO新規上場承認発表はありませんでした。こうなるともうお盆休み前のIPOは無い可能性が高いです。
安倍晋三元首相
心よりご冥福をお祈りしたいと思います。
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ご無沙汰しています。Prof.新城です。
「とても同じ月額料金とは思えない分析能力です。」
この最後の一行が、とても秀逸です。
思わず、コメントをしてしまいました。f(^^;)
こんばんは、Prof.新城さん。
ご無沙汰しております。
つい心の声が漏れてしまいました^^;
コメントありがとうございます。