日本ビジネスシステムズ(5036)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,420円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
日本ビジネスシステムズ(5036)の上場日とIPO申込期間
日本ビジネスシステムズ(5036)の上場日は2022年8月2日(火)で単独上場、上場市場は東証スタンダード市場への上場で、IPO主幹事は三菱UFJモルガン・スタンレー証券とみずほ証券の2社共同主幹事となっております。
この日本ビジネスシステムズ(5036)のIPO申し込み期間は7月15日(金)~7月22日(金)となっており、申し込み期間が他IPO案件数社と微妙に被っていますが、上手にズラせば回避することは可能です。その際は申し込み忘れにご注意下さい。
日本ビジネスシステムズ(5036)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
日本ビジネスシステムズ(5036)のIPO想定価格は1,420円となっているため、現時点では公募価格とほぼ同値~1.4倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
なお、この日本ビジネスシステムズ(5036)のIPO仮条件は週明け7月14日(木)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
日本ビジネスシステムズ(5036)の事業内容
日本ビジネスシステムズ(5036)の事業内容はマイクロソフト製品を中心とした、DX計画策定からクラウドによる効果創出までの一貫したITサービスの提供を行っており、日本マイクロソフトが認定するゴールドパートナー(マイクロソフトパートナーの最上位レベル)で、情報系インフラの構築、保守・監視・運用をワンストップで提供しています。
この日本ビジネスシステムズ(5036)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
日本ビジネスシステムズ(5036)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(6月28日)はIPO新規上場承認発表が1社ありましたが、すでに8月分 …
日本ビジネスシステムズ(5036)のブルベア要素とIPO参加スタンス
日本ビジネスシステムズ(5036)の公開規模はIPO想定価格1,420円としてオーバーアロットメント含め39.8億円と規模的に東証スタンダード市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。IPO株数は売り出し株無しの公募株のみで24,380枚と比較的多めにあり、海外投資家への販売も無いため、当選確度は高めかもしれません。
そして今回もこの日本ビジネスシステムズ(5036)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としてはクラウド及びDX(デジタルトランスフォーメーション)と時流に乗った事業内容で、設立から30年以上のオールド企業と、すでに成熟感があることからグロース株(成長株)のような大きな成長イメージは描きにくいものの業績は堅調で規模も大きいことから期間投資家の参戦が期待されそうです。ベンチャーキャピタルや投資ファンドなどの保有株も無いため、上場時の余計な売り圧力もありません。
ベア要素(ネガティブ材料)はIPO想定価格(1,420円)ベースで39.8億円と公開規模に荷もたれ感があり、大口(機関投資家、海外投資家)の参戦が無いと個人投資家だけで持ち上げるには厳しいサイズとなります。上述の通り機関投資家の参戦は期待できそうですが、あくまでも期待の範囲で確実性は無いことから警戒感は否めません。
よって管理人の個人的なこの日本ビジネスシステムズ(5036)のIPO参加スタンスは引き続き中立とし、仮条件設定や今後のIPO市場の動向や大手初値予想会社の見解を見ながらじっくり考えて行きたいと思います。仮条件決定後に参加スタンスの最終判断をする予定です。
IPO主幹事は2社共同主幹事となりますがメイン幹事は個人投資家に優しい三菱UFJモルガン・スタンレー証券となるため、突撃すれば比較的当選確率は高そうです。
日本ビジネスシステムズ(5036)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこの日本ビジネスシステムズ(5036)のIPO株(公募株)24,380枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主幹事) | 12,678枚 | 52.0% |
みずほ証券(主幹事) | 7,802枚 | 32.0% |
野村證券(前受け金不要) | 731枚 | 3.0% |
SMBC日興証券 | 731枚 | 3.0% |
東海東京証券 | 731枚 | 3.0% |
SBI証券 | 731枚 | 3.0% |
岡三証券 | 244枚 | 1.0% |
岩井コスモ証券 | 244枚 | 1.0% |
東洋証券 | 244枚 | 1.0% |
むさし証券 | 244枚 | 1.0% |
auカブコム証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
岡三オンライン証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が3,657枚あります。
上述の通りIPO主幹事は2社共同主幹事でメイン幹事が三菱UFJモルガン・スタンレー証券となることから当選への期待値は上がります。ただ、三菱UFJモルガン・スタンレー証券はIPO当選後のキャンセルにはペナルティが課せられるため、安易な申し込みは避けた方が賢明です。申し込む際は当選すれば購入するという覚悟のもとで申し込みされることをオススメ致します。
日本ビジネスシステムズ(5036)のIPO仮条件決定
日本ビジネスシステムズ(5036)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,420円
IPO仮条件:1,420円~1,520円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。これはある意味ポジティブサプライズで機関投資家の評価が高かったと見て良いでしょうか。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は39.8億円~42.6億円となりました。
日本ビジネスシステムズ(5036)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
日本ビジネスシステムズ(5036)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,800円~2,000円
IPO仮条件が強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は上限はそのままで下限のみ上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについてはIPO主幹事を含め一部参加(三菱UFJモルガン・スタンレー証券、みずほ証券、SBI証券、auカブコム証券)と致します。
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