クラシコム(7110)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,420円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
クラシコム(7110)の上場日とIPO申込期間
クラシコム(7110)の上場日は2022年8月5日(金)で単独上場、上場市場は東証グロース市場(市場再編後の新興市場)への上場で、IPO主幹事は日本ビジネスシステムズ(5036)と同じくみずほ証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券の2社共同主幹事となっております。
このクラシコム(7110)のIPO申し込み期間は7月20日(水)~7月26日(火)となっており、申し込み期間が日本ビジネスシステムズ(5036)と微妙に被っていますが、上手にズラせば回避することは可能です。その際は申し込み忘れにご注意下さい。
クラシコム(7110)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
クラシコム(7110)のIPO想定価格は1,420円となっているため、現時点では公募価格の0.9倍~1.1倍程度の初値形成になるのではないかと公募割れも視野に入った弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
なお、このクラシコム(7110)のIPO仮条件は明後日7月15日(金)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
クラシコム(7110)の事業内容
クラシコム(7110)の事業内容はECサイト「北欧、暮らしの道具店」における服飾雑貨等の販売事業ということで、独自のライフカルチャー(世界観)でユーザーと繋がり、D2C(Direct to Customer)ドメインとブランドソリューションドメインを有するライフカルチャープラットフォーム「北欧、暮らしの道具店」の運営を行っております。
このクラシコム(7110)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
クラシコム(7110)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日はIPO新規上場承認発表が1社ありました。相変わらず週末グセは治ってないですが、1 …
クラシコム(7110)のブルベア要素とIPO参加スタンス
クラシコム(7110)の公開規模はIPO想定価格1,420円としてオーバーアロットメント含め34.9億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて21,380枚と比較的多めにあり、海外投資家への販売も無いため、当選確度は高めかもしれません。
そして今回もこのクラシコム(7110)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては北欧雑貨に特化したECサイト「北欧、暮らしの道具店」を自社で運営していることによる独自性の高さや収益性の高さ。兄妹で起業し運営していること、従業員の大半が元顧客であること、オリジナルドラマが映画化されたことなど話題性は豊富にあります。ベンチャーキャピタルや投資ファンドなどの保有株も無いため、上場時の余計な売り圧力もありません。
ベア要素(ネガティブ材料)はIPO想定価格(1,420円)ベースで34.9億円と公開規模に荷もたれ感があり、大口(機関投資家、海外投資家)の参戦が無いと個人投資家だけで持ち上げるには厳しいサイズとなりますが、既上場の同業他社の服飾系ECサイト運営企業と比較しても株価は特に割安感は無く、業績規模からも機関投資家が積極的に参戦してくるかどうかは微妙なラインです。
よって管理人の個人的なこのクラシコム(7110)のIPO参加スタンスは引き続き中立とし、仮条件設定や今後のIPO市場の動向や大手初値予想会社の見解を見ながらじっくり考えて行きたいと思います。仮条件決定後に参加スタンスの最終判断をする予定です。
IPO主幹事は2社共同主幹事となりますが、サブ主幹事は個人投資家に優しい三菱UFJモルガン・スタンレー証券となるため、突撃すればそれなりにチャンスはありそうです。
クラシコム(7110)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのクラシコム(7110)のIPO株(公募株及び売り出し株)21,380枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
みずほ証券(主幹事) | 12,186枚 | 57.0% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主幹事) | 8,124枚 | 38.0% |
SBI証券 | 214枚 | 1.0% |
楽天証券(100%完全抽選) | 214枚 | 1.0% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 214枚 | 1.0% |
松井証券(前受け金不要) | 214枚 | 1.0% |
いちよし証券 | 214枚 | 1.0% |
auカブコム証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が3,207枚あります。
このクラシコム(7110)のIPO主幹事は日本ビジネスシステムズ(5036)同様にみずほ証券(メイン)と三菱UFJモルガン・スタンレー証券(サブ)の2社共同主幹事で、メインとサブが日本ビジネスシステムズ(5036)とは逆になっています。
とはいえIPO主幹事2社のうちでも三菱UFJモルガン・スタンレー証券は個人投資家に優しい証券会社(IPO当選報告の多い証券会社)なので、サブ主幹事とはいえ、そこそこの持ち分があることから、抽選組の方でもそれなりに期待はできそうです。
ただ何度も申し上げております通り、三菱UFJモルガン・スタンレー証券はIPO当選後のキャンセルはペナルティが課せられるため、安易な申し込みは避けた方が賢明です。申し込む際は当選すれば購入するという覚悟のもとで申し込みされることをオススメ致します。
クラシコム(7110)のIPO仮条件決定
クラシコム(7110)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,420円
IPO仮条件:1,340円~1,420円
IPO想定価格が最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は32.9億円~34.9億円となりました。
クラシコム(7110)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
クラシコム(7110)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,300円~1,500円
IPO仮条件が一般的な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は下限はそのままで上限のみ下ブレとなる弱気な初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについてもキャンセルペナルティの無い一部の証券会社からのみの参加と致します。
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