ティムス(4891)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(670円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
ティムス(4891)の上場日とIPO申込期間
ティムス(4891)の上場日は2022年11月22日(火)で単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高いSMBC日興証券となっております。
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このティムス(4891)のIPO申し込み期間は11月7日(月)~11月11日(金)となっており、IPO申し込み期間がtripla(5136)と微妙に被っているため、両社ともに低単価とはいえ、申し込まれる方は資金の割り振りや申し込み忘れに注意する必要があります。
ティムス(4891)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
ティムス(4891)のIPO想定価格は670円となっているため、現時点では公募価格の1.0倍~1.3倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想についてはひとまずやや弱めC級評価に設定させて頂いております。
なお、このティムス(4891)のIPO仮条件は今週末11月4日(金)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
ティムス(4891)の事業内容
ティムス(4891)の事業内容は医薬品、医薬部外品、医薬品原材料、医療用機器及び医療用消耗品の研究及び開発ということで、急性期脳梗塞の治療薬としたSMTP化合物群に属する「TMS-007(BIIB131)」や急性腎障害、薬剤性腎障害、がん悪液質を対象としたSMTP化合物群に属する化合物「TMS-008」などの研究及び開発を行っています。
このティムス(4891)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
ティムス(4891)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。ようやく11月3社目のIPOが発表されましたが、判断が難しい海外募集のある微妙な赤字の大 …
ティムス(4891)のブルベア要素とIPO参加スタンス
ティムス(4891)の公開規模はIPO想定価格670円としてオーバーアロットメント含め28.7億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなりますが、グローバルオファリングで海外投資家への販売もあることから、IPO募集株数の予定内訳は国内(OA含む)2,145,500株、海外2,145,400株となり、国内分だけの吸収金額はおよそ半分の14.3億円まで縮小されるため、荷もたれ感はほぼ無くなります。
IPO募集株は国内分が15,859枚(OA除く)と万枚超えではありますが、上位幹事団(シンジケート)は店頭型の大手証券が占めているため、IPO当選確度としてはあまり期待はできないかもしれません。
そして今回もこのティムス(4891)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては公開規模がIPO想定価格(670円)ベースで28.7億円と大型でもない割に米国などを含む形の正式なグローバルオファリングになっており、その半数が海外投資家に販売されることから大口の積極参加が見込めそうです。海外除いた国内だけの公開規模で見ると14.3億円レベルと荷もたれ感もありません。
ベンチャーキャピタルの保有株が26,040,720株(発行済株式総数の76.6%)と多くあるものの、今回のIPO(新規上場)に際する売り出しにはそのうちの1%程度(298,500株)しか応じていないことから、このティムス(4891)への期待値が高いことが伺えます。さらにこれらすべてのベンチャーキャピタル保有分の株式には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっているため、上場時の大きな売り圧力にもなりません。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては上述の通り需給不安は乏しいものの、赤字のバイオベンチャーとなることから個人投資家の警戒感は高そうです。特にバイオ関連株は丁半博打的な要素が強く、既上場バイオ銘柄では「信用二階建てで爆損」などと言う話もよく耳にしますので、バイオ銘柄で損失経験のある方は見送りされる方も一定出そうです。
ただ市場環境の悪化やティムス(4891)の上場前に治験失敗などで既上場バイオ銘柄の○○ショック的なことが起きない限りは堅調にスタートする可能性が高いと考えられるため、個人的にこのティムス(4891)のIPO参加スタンスは参加で問題無いかと考えています。
ティムス(4891)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのティムス(4891)のIPO株(公募株及び売り出し株)15,859枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。現段階での海外投資家への販売分を差し引いております。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
SMBC日興証券(主幹事) | 12,686枚 | 80.0% |
野村證券 | 476枚 | 3.0% |
みずほ証券 | 476枚 | 3.0% |
大和証券 | 476枚 | 3.0% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 476枚 | 3.0% |
岡三証券 | 476枚 | 3.0% |
SBI証券 | 476枚 | 3.0% |
香川証券 | 238枚 | 1.5% |
楽天証券(100%完全抽選) | 79枚 | 0.5% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
auカブコム証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が5,596枚あります。
上位幹事団(シンジケート)は大手五大証券(SMBC日興証券、野村證券、みずほ証券、大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券)となっており、IPO主幹事となるSMBC日興証券以外の抽選分は100枚未満となるためIPO当選は厳しそうです。
抽選割合の多いネット証券は下位に数社入っていますが、IPO委託幹事(裏幹事)なのでこれまた期待は薄そうです。とはいえ、申し込まない限り当たることもなく、時期的にIPO繁忙期でも無いため、積極参加で行くのであればすべての証券会社から申し込んでみても良いかもしれませんね。
ティムス(4891)のIPO仮条件決定
ティムス(4891)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:670円
IPO仮条件:640円~670円
IPO想定価格が最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は27.4億円~28.7億円となりました。
ティムス(4891)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
ティムス(4891)の第二弾初値予想が発表されたようです。
700円~750円
IPO仮条件が一般的な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は下限はそのままで上限のみ下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価からD級評価に格下げとしますが、IPO参加スタンスについては引き続き参加でSMBC日興証券とSBI証券のみからの参加と致します。
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