GENOVA(9341)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(11月18日)IPO新規上場承認発表があった3社のうちの1社目です。「GENOVA」と書いて「ジェノヴァ」と読みます。
当記事はひとまずGENOVA(9341)のIPO詳細記事となり、残り2社のアソインターナショナル(9340)とエージェント・インシュアランス・グループ(5836)のIPO詳細についてはまた後ほど別記事にて1社づつご紹介させて頂きたいと思います。記事が出来上がりましたら上記社名テキスト部にもそれぞれリンクさせて頂きます。
GENOVA(9341)の上場日は2022年12月23日(金)で、アソインターナショナル(9340)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高いSBI証券となっております。
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GENOVA(9341)のIPO(新規上場)情報
設立:2005年7月4日
業種:サービス業
事業の内容:医療情報サイト「Medical DOC」の運営及び、クリニック向け自動受付精算機の販売等
上場市場 | 東証グロース |
コード | 9341 |
名称 | GENOVA |
公募株数 | 728,100株 |
売出し株数 | 2,318,800株 |
オーバーアロットメント | 457,000株 |
IPO主幹事証券 | SBI証券 |
IPO引受幹事証券 | クレディ・スイス証券 野村證券(前受け金不要) SMBC日興証券 大和証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 あかつき証券 岡三証券 東海東京証券 松井証券(前受け金不要) マネックス証券(100%完全抽選) 楽天証券(100%完全抽選) SBIネオトレード証券(委託幹事決定) 大和コネクト証券(委託幹事決定) auカブコム証券(委託幹事決定) 岡三オンライン(委託幹事決定) |
IPO発表日 | 11月18日(金) |
上場日 | 12月23日(金) |
仮条件決定日 | 12月5日(月) |
ブック・ビルディング期間 | 12月7日(水)~12月13日(火) |
公開価格決定日 | 12月14日(水) |
IPO申し込み期間 | 12月15日(木)~12月20日(火) |
上場時発行済株式総数 | 16,908,100株 |
時価総額 | 297.5億円 |
吸収金額 | 61.6億円 |
想定価格 | 1,760円(176,000円必要) |
売出株式2,318,800株のうちの一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダ除く)の海外投資家にも販売される予定となっており、国内販売株数及び海外販売株数の最終的な内訳は本募集及び引受人の買取引受による売出しの需要状況等を勘案した上で、売出価格決定日12月14日(水)に決定されます。
そしてこのGENOVA(9341)のIPO主幹事はSBI証券ということで、IPO幹事団(シンジケート)が群がっており、現時点ですでに12社あります。さらにIPO主幹事がSBI証券となっていることから、グループ会社となるSBIネオトレード証券、そして平幹事の中には大和証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券と岡三証券が入っていることから、それぞれグループ会社となる大和コネクト証券とauカブコム証券と岡三オンラインがIPO委託幹事(裏幹事)入りとなる可能性が高いことから、最終的には16社まで増える可能性があります。
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GENOVA(9341)のIPO(新規上場)事業内容等
GENOVA(9341)は利用者(患者)にとって分かりやすく情報の信頼性が高いwebメディアを運営する「メディカルプラットフォーム事業」と、医療機関現場における診療行為以外の利便性向上や効率化につながるサービスの開発及び提供を行う「スマートクリニック事業」の2つで構成しております。
メディカルプラットフォーム事業は、近年の高齢化に伴う持続的な健康意識の高まりを受け、正しい予防情報や健康知識を求める人々に医療情報を提供するため「Medical DOC(メディカルドック)」という自社メディアにおいて、医師が監修する医療情報記事の掲載や、身近な健康問題への関心を高める啓蒙コンテンツとして、著名人による闘病体験記事、未病への取組記事等を配信しております。
スマートクリニック事業は、医療機関現場における診療行為以外の利便性向上や効率化につながるサービスの開発及び提供を目的に、医療機関向けに「NOMOCa-Stand(ノモカスタンド)」というスマート簡易自動精算機・再来受付機や「NOMOCa-Regi(ノモカレジ)」というスマートレジを販売しております。
【手取金の使途】
手取概算額1,148,939千円については第三者割当増資の手取概算額上限739,974千円とあわせて、①人材の採用費及び教育費やその人件費として1,380,475千円(2023年3月期に381,657千円、2024年3月期に463,231千円、2025年3月期に535,586千円)、②営業拠点の拡充として508,438千円(2023年3月期70,000千円、2024年3月期359,873千円、2025年3月期78,564千円)に充当する予定であります。
(GENOVAのIPO目論見書より一部抜粋)
GENOVA(9341)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
GENOVA(9341)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,760円としてオーバーアロットメント含め61.6億円と規模的に東証グロース市場への上場としては大型サイズとなり、荷もたれ感を感じる水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて30,469枚と多くありますが、海外投資家への販売もあります。
上述の通りGENOVA(9341)の事業内容は医療情報サイト「Medical DOC」の運営及び、クリニック向け自動受付精算機の販売等ということで、医療機関と利用者の情報非対称性を解決する「メディカルプラットフォーム事業」と業務効率化を通じて患者さんの快適な医療体験を提供する「スマートクリニック事業」など医療機関向けのマーケティング支援を行っています。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
GENOVA(9341)の株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株が2社1,440,000株あり、今回のIPO(新規上場)に際する売り出しで1社は全株、もう1社は半数を放出するため400,000株が残ります。90日間のロックアップが掛かっていますが、公開価格の1.5倍となれば解除され売却可能となります。
GENOVA(9341)は売上収益ともに右肩上がりで推移しており、事業内容もWEBメディアの運営や医療機関現場の利便性向上など効率化に繋がるサービスを行っていることから、ヘルス(health)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた「ヘルステック」関連と、業態人気は一定ありそうです。
ただ、公開規模はIPO想定価格(1,760円)ベースで61.6億円と東証グロース市場への上場としては荷もたれ感のあるサイズとなる上に、上場日は12月23日(木)でIPOラッシュ中盤戦、アソインターナショナル(9340)と2社同日上場となることも含め、買い疲れや資金分散の影響が出ればモロに受ける規模となります。初値評価は安全性を考慮するとD級評価と言ったところでしょうか。
地合いはもちろんのこと、仮条件設定や海外投資家の人気度合いなどを加味する必要がありますが、この規模になるとやはり大手初値予想会社の見解を見てからIPO参加スタンスを決めることになりそうです。よってひとまず管理人の個人的なこのGENOVA(9341)のIPO参加スタンスは中立とさせて頂きます。
GENOVA(9341)のIPO(新規上場)業績等
GENOVA(9341)のIPO経営指標
GENOVA(9341)のIPO売上高及び経常利益
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