SHINKO(7120)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日はIPO新規上場承認発表が2社ありました。いよいよ本格的にIPO新規上場承認発表ラッシュ突入でしょうか。
当記事はひとまずSHINKO(7120)のIPO詳細記事となり、もう1社の日本ナレッジ(5252)についてはまた後ほど別記事にてご紹介させて頂きたいと思います。記事が出来上がりましたら上記社名テキスト部にもリンクさせて頂きます。
SHINKO(7120)の上場日は2023年3月22日(水)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では可もなく不可もなくの東証スタンダード市場への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高い大和証券となっております。
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SHINKO(7120)のIPO(新規上場)情報
設立:2014年5月16日(実質上:1953年7月25日)
業種:卸売業
事業の内容:IT機器等の保守・販売及び人材派遣
上場市場 | 東証スタンダード |
コード | 7120 |
名称 | SHINKO |
公募株数 | 80,000株 |
売出し株数 | 794,000株 |
オーバーアロットメント | 131,100株 |
IPO主幹事証券 | 大和証券 |
IPO引受幹事証券 | SBI証券 松井証券(前受け金不要) 楽天証券(100%完全抽選) マネックス証券(100%完全抽選) 丸三証券 あかつき証券 大和コネクト証券(委託幹事決定) |
IPO発表日 | 2月16日(木) |
上場日 | 3月22日(水) |
仮条件決定日 | 3月3日(金) |
ブック・ビルディング期間 | 3月6日(月)~3月10日(金) |
公開価格決定日 | 3月13日(月) |
IPO申し込み期間 | 3月14日(火)~3月17日(金) |
上場時発行済株式総数 | 1,794,000株 |
時価総額 | 36.9億円 |
吸収金額 | 20.7億円 |
想定価格 | 2,060円(206,000円必要) |
そしてこのSHINKO(7120)のIPO主幹事は大和証券となっているため、グループ会社となる大和コネクト証券がIPO委託幹事(裏幹事)に入ることがほぼ確定となります。
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SHINKO(7120)のIPO(新規上場)事業内容等
SHINKO(7120)は「保守サービス事業」「ソリューション事業」「人材サービス事業」の3事業を柱に、全国60超の拠点より24時間365日エンジニアが機器の保守、導入設計、設置展開サービスを提供しております。
システムのサポート、機器の保守、コールセンター、ヘルプデスクサービスを提供しており、全国の病院、クリニックに導入されているPHC株式会社製電子カルテシステム、レセプトコンピュータ(診療報酬明細書発行システム)を始め、調剤薬局に導入されている同じくPHC株式会社製電子薬歴システム、薬剤情報システム、自動錠剤包装機、一包化監査システム、医事コンピュータ、注射薬払出システム、適温配膳車等の保守サービスを受託しております。
医療機関、福祉施設、一般企業、官公庁向けにシステムの設計、構築、設置工事、展開管理等のICTサービスを提供、また顧客の要望に合わせた機器の提案、販売をしております。
IT機器の保守、点検、修理を行うカスタマエンジニア、システムの設計や、ネットワークの設計・構築、派遣先企業のフロント営業のサポートを行うシステムエンジニアを派遣しております。
【手取金の使途】
手取概算額160,800千円については、①テクニカルセンター拡張のための設備資金として(2024年3月期96,000千円)、②業務システム更新のための設備資金として(2024年3月期64,800千円)を充当する予定であります。
(SHINKOのIPO目論見書より一部抜粋)
SHINKO(7120)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
SHINKO(7120)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,060円としてオーバーアロットメント含め20.7億円と規模的に東証スタンダード市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感を感じるサイズとなります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて8,740枚と多くもなく少なくもなくといったところです。
上述の通りSHINKO(7120)の事業内容はIT機器等の保守・販売及び人材派遣ということで、保守・運用をはじめ、ネットワーク構築、導入設計・設置展開サービス、セキュリティ対策などのITソリューションを長年に渡り顧客に提供しており、特に医療分野では豊富な実績があり、医療機器修理業の許可も取得しています。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
SHINKO(7120)の株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株は無く、親会社及び関係会社含めた既存の上位株主には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっているため上場時の余計な売り圧力はありません。公募株式及び売出株式のうちの一部(60,000株を上限)は福利厚生を目的に従業員持株会に売付け(親引け)する予定となっています。
今回のIPO(新規上場)に際する募集株の内訳は公募株80,000株に対して売り出し株は794,000株で、売り出し比率はおよそ9.9倍となり、売り出し放出人が親会社及び関係会社となることから、やや出口(イグジット)色を感じます。
SHINKO(7120)は株式会社新興印刷電信サービスステーションに始まり、創業(1953年)からおよそ70年の老舗企業で社会的信頼度は高いものの、業績は横ばいで成長性は見えにくく、中長期的にはわかりませんが、少なくともIPO投資(初値売却益狙い)向きでは無いように思います。
公開規模もIPO想定価格(2,060円)ベースで20.7億円と、東証スタンダード市場への上場としてはやや荷もたれ感のある水準となり、セクターもIPO市場では人気化しにくい「卸売業」となり、地味なIPO案件という位置付けとなりそうですね。
3月IPOラッシュ前半戦となることから埋没リスクは低いとは思いますが、初値が大きく飛ぶようなことも無さそうです。ひとまずの初値評価は公募価格を意識したD級評価といったところが無難でしょうか。よって現時点の管理人の個人的なこのSHINKO(7120)のIPO参加スタンスは中立で、まずは大手初値予想会社の見解などを見てみたいと思います。
SHINKO(7120)のIPO(新規上場)業績等
SHINKO(7120)のIPO経営指標
SHINKO(7120)のIPO売上高及び経常利益
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