ノイルイミューン・バイオテック(4893)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(720円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

ノイルイミューン・バイオテック(4893)の上場日とIPO申込期間

ノイルイミューン・バイオテック(4893)の上場日は2023年3月29日(水)で、AnyMind Group(5027)住信SBIネット銀行(7163)3社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高いSMBC日興証券となっております。

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このノイルイミューン・バイオテック(4893)のIPO申し込み期間は3月14日(火)~3月17日(金)となっており、すでにIPO申し込みラッシュ真っ只中となっていることから、他IPO案件とのIPO申し込み期間も多数被っていますので、資金移動など資金管理にご注意下さい。

ノイルイミューン・バイオテック(4893)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾

ノイルイミューン・バイオテック(4893)のIPO(新規上場)初値予想

ノイルイミューン・バイオテック(4893)のIPO想定価格は720円となっているため、現時点では公募価格の1.0倍~1.2倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想についてはやや弱めC級評価に設定させて頂いております。

なお、このノイルイミューン・バイオテック(4893)のIPO仮条件は来週3月13日(月)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。

ノイルイミューン・バイオテック(4893)の事業内容

ノイルイミューン・バイオテック(4893)の事業内容は独自技術を活用した固形がんに対するCAR-T細胞療法の開発を主たる事業領域として、山口大学及び同大学の技術移転機関である有限会社山口ティー・エル・オーから独占的に導入したPRIME技術を応用したCAR-T細胞という最新のがん免疫療法を介してこの課題を克服することを目指し、事業を展開しています。

ノイルイミューン・バイオテック(4893)IPOビジネスモデル

このノイルイミューン・バイオテック(4893)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。

ノイルイミューン・バイオテック(4893)のブルベア要素とIPO参加スタンス

ノイルイミューン・バイオテック(4893)の市場からの吸収金額はIPO想定価格720円としてオーバーアロットメント含め64.9億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感を感じるサイズとなりますが、海外への募集割合が多く、国内募集だけで計算するとオーバーアロットメント含め12.9億円と小型サイズとなり、荷もたれ感は無くなります。

IPO株数も売り出し株無しの公募株のみで78,500枚と多めにありますが、上述の通り、海外投資家への販売もあり、現時点では72,220枚(92%)が海外投資家への販売となるため、国内投資家への販売は6,280枚(OA分は含まず)と多くは無いため、当選確度は低めとなりそうです。

そして今回もこのノイルイミューン・バイオテック(4893)のブル要素(ポジティブ材料)ベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。

まずブル要素(ポジティブ材料)としては実質的に赤字のバイオベンチャーとなるため警戒感は否めませんが、正式なグローバルオファリングで募集株は売り出し株無しの公募株のみ、そのほとんど(80.0%)が海外販売となることから国内分での公開規模はIPO想定価格(720円)ベースで12.9億円と荷もたれ感はありません。

一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては市況の影響を受けやすい赤字のバイオベンチャーであること、そして何より上場日が3月29日(水)で、AnyMind Group(5027)と住信SBIネット銀行(7163)と中規模案件から大規模案件が混ざる3社同日上場のIPOラッシュ中盤戦、中でも大注目IPOとなる住信SBIネット銀行(7163)が混ざっているため、資金分散の影響を受ける可能性が高そうなことでしょうか。

IPO銘柄公開規模上場市場主幹事証券
AnyMind Group30.0億円東証グロースみずほ・三菱
住信SBIネット銀行600.8億円東証スタンダード野村他4社
ノイルイミューン・バイオテック64.9億円東証グロースSMBC日興証券

当初、管理人の個人的なこのノイルイミューン・バイオテック(4893)のIPO参加スタンスは参加の方向でしたが、まさかのIPO再承認の大型案件が2社追加となったため、ひとまず中立にさせて頂き、今後の市況の雰囲気や他IPO案件の様子を見ながら決めて行きたいと思います。ただ仮に参加となっても割り当て株数的にSMBC日興証券SBI証券の2社からの申し込みとなりそうです。

ノイルイミューン・バイオテック(4893)のIPO幹事配分数

そして推定となりますがこのノイルイミューン・バイオテック(4893)のIPO株(公募株)6,280枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。海外投資家への販売分(予定)は除いています。

証券会社IPO株配分数配分割合
SMBC日興証券主幹事5,025枚80.0%
SBI証券503枚8.0%
野村證券(前受け金不要252枚4.0%
みずほ証券(前受け金不要252枚4.0%
東洋証券31枚0.5%
岩井コスモ証券31枚0.5%
あかつき証券31枚0.5%
丸三証券31枚0.5%
極東証券31枚0.5%
マネックス証券100%完全抽選31枚0.5%
岡三証券31枚0.5%
水戸証券31枚0.5%
岡三オンライン委託幹事?枚?%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が11,775枚あります。

積極的にIPO株を狙いに行くのであればIPO主幹事となるSMBC日興証券は外せません。その他平幹事もSBI証券以外のネット証券含め、店頭型証券は抽選分が50枚以下となるため、IPO当選を狙うにはなかなか厳しい数字となります。

ノイルイミューン・バイオテック(4893)のIPO仮条件決定

ノイルイミューン・バイオテック(4893)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:720円
IPO仮条件:720円~800円

IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は64.9億円~72.2億円となりました。

ノイルイミューン・バイオテック(4893)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾

ノイルイミューン・バイオテック(4893)の第二弾初値予想が発表されたようです。

800円~900円

IPO仮条件が強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾よりも上限はそのままで下限のみ上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価でからD級評価に格下げとしますが、IPO参加スタンスについては当初の予定通りSMBC日興証券SBI証券の2社からのみの申し込みと致します。

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