ココルポート(9346)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(3,100円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
ココルポート(9346)の上場日とIPO申込期間
ココルポート(9346)の上場日は2023年3月31日(金)で、Fusic(5256)とエコム(6225)と3社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要のみずほ証券となっております。
このココルポート(9346)のIPO申し込み期間は3月14日(火)~3月20日(月)となっており、3月IPOラッシュ自体は終盤戦ですが、まだIPO申し込みラッシュは続いていることから、他IPO案件とのIPO申し込み期間も多数被っていますので、資金移動など資金管理にご注意下さい。
ココルポート(9346)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
ココルポート(9346)のIPO想定価格は3,100円となっているため、現時点では公募価格の1.0倍~1.1倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
なお、このココルポート(9346)のIPO仮条件は来週3月13日(月)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
ココルポート(9346)の事業内容
ココルポート(9346)の事業内容は障害者総合支援法に基づく障がい福祉サービス事業ということで、障がいのある方の「就職」や「自立」をお手伝いする「就労移行支援・就労定着支援・指定計画相談支援」や「自立訓練(生活訓練)」などのサービスを提供しています。
このココルポート(9346)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
ココルポート(9346)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(2月24日)IPO新規上場承認発表された3社のうちの1社です。 当記事はココル …
ココルポート(9346)のブルベア要素とIPO参加スタンス
ココルポート(9346)の市場からの吸収金額はIPO想定価格3,100円としてオーバーアロットメント含め33.2億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感を感じるサイズとなります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて9,328枚と多くもなく少なくもなくと言ったところで、当選確度は高くはなさそうです。
そして今回もこのココルポート(9346)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容は障がい福祉サービス事業と国策的な要素があり、業績も堅調に推移しています。株価設定には割高感も無く、ベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株も無いため、上場時の大きな売り圧力もありません。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては国策的なIPO案件ではあるものの、業態は地味で、公開規模もIPO想定価格(3,100円)ベースで33.2億円と荷もたれ感のある水準、上場日は3月31日(金)で、Fusic(5256)とエコム(6225)と3社同日上場となる上に、3社の中では一番大型で資金分散の影響を受けやすく、IPOラッシュ終盤戦で買い疲れが出る可能性も高いです。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
ココルポート | 33.2億円 | 東証グロース | みずほ証券 |
Fusic | 6.3億円 | 東証G・福証Q | SBI証券 |
エコム | 2.7億円 | 福証メイン | 東海東京証券 |
3社同日上場で資金分散の影響やIPOラッシュ終盤戦による買い疲れが出て、資金が思うように集まらず、最悪公募割れとなった際は単価もそこそこの値ガサとなるため、損失は大きくなる可能性があります。ひとまずは仮条件設定に注視したいと思いますが、現時点の管理人の個人的なこのココルポート(9346)のIPO参加スタンスはスルーとする可能性が高いです。
ココルポート(9346)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのココルポート(9346)のIPO株(公募株及び売り出し株)9,328枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
みずほ証券(主幹事) | 7,556枚 | 81.0% |
野村證券(前受け金不要) | 746枚 | 8.0% |
SBI証券 | 280枚 | 3.0% |
楽天証券(100%完全抽選) | 280枚 | 3.0% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 93枚 | 1.0% |
松井証券(前受け金不要) | 93枚 | 1.0% |
丸三証券 | 93枚 | 1.0% |
岩井コスモ証券 | 93枚 | 1.0% |
岡三証券 | 47枚 | 0.5% |
水戸証券 | 47枚 | 0.5% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が1,399枚あります。
積極的にIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるみずほ証券からの申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の多いネット証券が4社入っていますが、割り当て株数が100枚以上ある証券会社(SBI証券、楽天証券)と100枚以下しかない証券会社(マネックス証券、松井証券)に分かれることから、ネット証券すべてが有利というわでではありません。
ココルポート(9346)のIPO仮条件決定
ココルポート(9346)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:3,100円
IPO仮条件:3,100円~3,150円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は33.2億円~33.7億円となりました。
ココルポート(9346)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
ココルポート(9346)の第二弾初値予想が発表されたようです。
3,500円~4,000円
IPO仮条件が強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾よりも上限下限とも上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについてはスルーから一部参加に変更致しますが、割り当て株数的にみずほ証券とSBI証券の2社からからの申し込みと致します。
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