トランザクション・メディア・ネットワークス(5258)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(880円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
トランザクション・メディア・ネットワークス(5258)の上場日とIPO申込期間
トランザクション・メディア・ネットワークス(5258)の上場日は2023年4月4日(火)で単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。
このトランザクション・メディア・ネットワークス(5258)のIPO申し込み期間は3月16日(木)~3月23日(木)となっており、4月IPO案件ではあるものの、まだIPO申し込みラッシュは続いていることから、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りがありますので、資金移動など資金管理にご注意下さい。
トランザクション・メディア・ネットワークス(5258)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
トランザクション・メディア・ネットワークス(5258)のIPO想定価格は880円となっているため、現時点では公募価格の1.1倍~1.3倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
なお、このトランザクション・メディア・ネットワークス(5258)のIPO仮条件は明後日3月15日(水)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
トランザクション・メディア・ネットワークス(5258)の事業内容
トランザクション・メディア・ネットワークス(5258)の事業内容はキャッシュレス決済サービス事業の単一セグメントで、流通業の事業者を顧客とし、複数のキャッシュレス決済事業者と加盟店をつなぎ、あらゆるキャッシュレス決済サービスをワンストップで提供するゲートウェイサービスと、それに伴う決済端末の販売や、関連する開発等を提供しています。
このトランザクション・メディア・ネットワークス(5258)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
トランザクション・メディア・ネットワークス(5258)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(2月27日)IPO新規上場承認発表された3社のう …
トランザクション・メディア・ネットワークス(5258)のブルベア要素とIPO参加スタンス
トランザクション・メディア・ネットワークス(5258)の市場からの吸収金額はIPO想定価格880円としてオーバーアロットメント含め114.8億円と規模的に東証グロース市場への上場としては大型サイズとなり、荷もたれ感を感じるサイズとなります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて113,512枚と多めにあり、海外投資家への販売があるものの、IPO当選の可能性は低くはなさそうです。
そして今回もこのトランザクション・メディア・ネットワークス(5258)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容がキャッシュレス関連と国策的な要素があり、人気化しやすいフィンテック業態でもあります。上場日は4月4日(火)で単独上場、株価設定に割高感も無く、業績も堅調に推移しており、しっかり黒字化となっている点も安心材料となりそうです。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては公開規模がIPO想定価格(880円)ベースで114.8億円と、海外投資家への販売があるものの、荷もたれ感のある水準です。特にこれといった欠点も無いことから、同水準の3月IPOがよほど大ゴケとならなければ初値は堅調にスタートしそうです。
とはいえ、先週末の米銀シリコンバレーバンクの経営破綻など金融システムへの影響懸念が長引けば、3月~4月に掛けて予定されているIPO(新規上場)全体も向かい風となる可能性も否定できません。ただこのあたりは現時点では見守ることしかできないため、もう少し様子見となりそうです。
とりあえず現時点での管理人の個人的なこのトランザクション・メディア・ネットワークス(5258)のIPO参加スタンスはまだ中立で、今後の市場動向はもちろんのこと、仮条件設定や海外投資家の人気度合いなどを見ながら検討して行きたいと考えています。
トランザクション・メディア・ネットワークス(5258)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのトランザクション・メディア・ネットワークス(5258)のIPO株(公募株及び売り出し株)113,512枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。海外投資家への販売は考慮しておりません。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
野村證券(主幹事) | 102,161枚 | 90.0% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 2,270枚 | 2.0% |
SMBC日興証券 | 2,270枚 | 2.0% |
東海東京証券 | 1,703枚 | 1.5% |
SBI証券 | 1,703枚 | 1.5% |
楽天証券(100%完全抽選) | 1,135枚 | 1.0% |
松井証券(前受け金不要) | 1,135枚 | 1.0% |
岩井コスモ証券 | 1,135枚 | 1.0% |
LINE証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
auカブコム証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が17,026枚あります。
積極的にIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となる野村證券からの申し込みは基本的に外せませんが、平幹事の店頭型証券でも100枚以上あり、ネット証券に至っては1,000枚以上あるため、十分狙える数字かと思います。
トランザクション・メディア・ネットワークス(5258)のIPO仮条件決定
トランザクション・メディア・ネットワークス(5258)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:880円
IPO仮条件:880円~930円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は114.8億円~121.4億円となりました。
トランザクション・メディア・ネットワークス(5258)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
トランザクション・メディア・ネットワークス(5258)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,200円~1,400円
IPO仮条件が強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾よりも上限下限とも上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更無しですが、IPO参加スタンスについては中立から一部参加に変更致します。
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