Ridge-i(5572)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(3月23日)IPO新規上場承認発表が2社あったうちのもう1社となります。これで4月IPOは12社目となりました。「Ridge-i」と書いて、そのまま「リッジアイ」と読むようです。

IPO新規上場承認発表2社2023.3.23

当記事はRidge-i(5572)のIPO詳細記事となりますが、もう1社のスタジアム(9157)についてはすでに下記記事にてご紹介させて頂いておりますので、ご参考にして頂けますと幸いです。

Ridge-i(5572)の上場日は2023年4月26日(水)で、スタジアム(9157)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高いSMBC日興証券となっております。

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Ridge-i(5572)のIPO(新規上場)情報

設立:2016年7月29日
業種:情報・通信業
事業の内容:AI・ディープラーニング技術のコンサルティング及び開発、共同事業、ライセンス、保守モデル、自社開発等によるプロダクトの提供、人工衛星データを活用したAI解析ソリューションの提供

Ridge-i(5572)IPO上場承認

上場市場東証グロース
コード5572
名称Ridge-i
公募株数330,000株
売出し株数261,000株
オーバーアロットメント88,600株
IPO主幹事証券SMBC日興証券
IPO引受幹事証券みずほ証券(前受け金不要
SBI証券
極東証券
水戸証券
松井証券前受け金不要
楽天証券100%完全抽選
IPO発表日3月23日(木)
上場日4月26日(水)
仮条件決定日4月10日(月)
ブック・ビルディング期間4月11日(火)~4月17日(月)
公開価格決定日4月18日(火)
IPO申し込み期間4月19日(水)~4月24日(月)
上場時発行済株式総数3,794,130株
時価総額60.7億円
吸収金額10.8億円
想定価格1,600円(160,000円必要)

このIPO幹事団(シンジケート)構成ではIPO委託幹事(裏幹事)は無さそうです。

Ridge-i(5572)のIPO(新規上場)事業内容等

Ridge-i(5572)はAI/DXソリューションを提供するカスタムAIソリューション事業として「AI活用コンサルティング・AI開発サービス」と、そのサービスで培った知見やアルゴリズムを活用した「AIライセンス提供サービス」、また、宇宙関連市場の拡大を見込み、データの取り扱いに専門的なノウハウが必要な「人工衛星データAI解析サービス」も行っております。

Ridge-i(5572)IPO事業概要

AI活用コンサルティング・AI開発サービス

AI活用コンサルティング・AI開発サービスは、AIの活用ニーズを持つ企業に対して目的・課題に合わせたAIソリューションの提案をもとにコンサルティングや開発を行うビジネスで、顧客企業が現場で効果を体感できるまで開発から導入展開までを一気通貫でサービスを行っております。
Ridge-i(5572)IPO AI活用コンサルティング・AI開発サービス

AIライセンス提供サービス

AI活用コンサルティング・AI開発サービスにおいて、AIの知見や経験をもとにして顧客との事業連携・製品開発を通じたカスタマイズ開発を行っており、このカスタマイズ開発や顧客との連携で培った高難易度のAI技術やノウハウをもとにして、その顧客が位置する業界の共通ニーズを狙ったAIエンジンの利用ライセンスやプロダクトの提供を行っております。
Ridge-i(5572)IPO AIライセンス提供サービス

人工衛星データAI解析サービス

人工衛星データAI解析サービスとして、人工衛星データの収集からAIによる解析を行っており、地球を網羅的に捉える衛星データと、顧客が保有する地上データを組み合わせた独自の教師データを作成し、AIにより解析したレポートの提供を行っております。


※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

【手取金の使途】
手取概算額478,760千円は、①人材関連費用として161,000千円(2023年7月期28,000千円、2024年7月期69,000千円、2025年7月期64,000千円)、②研究開発費として66,000千円(2023年7月期6,000千円、2024年7月期24,000千円、2025年7月期36,000千円)、③設備関連費用として70,000千円(2023年7月期33,000千円、2024年7月期37,000千円)に充当する予定であります。
また、残額については、2025年7月期以降、設備関連費用の一部として充当する予定であります。なお、上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(Ridge-iのIPO目論見書より一部抜粋)

Ridge-i(5572)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

Ridge-i(5572)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,600円としてオーバーアロットメント含め10.8億円と規模的に東証グロース市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。IPO株数も公募株及び売り出し株合わせて5,910枚と少なめです。

上述の通りRidge-i(5572)の事業内容はAI・ディープラーニング技術のコンサルティング及び開発、共同事業、ライセンス、保守モデル、自社開発等によるプロダクトの提供、人工衛星データを活用したAI解析ソリューションの提供ということで、様々な社会課題・顧客課題をAI・ディープラーニング等の先端技術を用いて解消するために、現場に入り込んだコンサルテーションに始まり、アセスメント、開発、導入、顧客による運用まで視野に入れた、実用的なソリューションを提供しています。

Ridge-i(5572)IPOワンストップサポート

Ridge-i(5572)の株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株が2社355,434株あり、今回のIPO(新規上場)に際する売り出しでの放出はありません。VC2社保有分の株式には90日間のロックアップが掛かっていますが、公開価格の1.5倍となれば解除され売却可能となります。

業績規模はまだ小さく収益も黒字化しているものの期ごとに赤字混じりでやや不安定。とはいえ中身はみんな大好きAI(人工知能)関連。そこに加えて人工衛星といったワクワクワード付き。ゴールデンウィーク前にして人気化しそうなIPO案件の登場です。

公開規模もIPO想定価格(1,600円)ベースで10.8億円と荷もたれ感も無いことから、上場日の需給はひっ迫となりそうです。初値評価はA級評価で問題無いでしょうか。同日上場でA級案件が2社あると本日(3月24日)の日本ナレッジ(5252)とアイビス(9343)のような状況(喰い合い)になる可能性もありますが、楽しみではあります。

よってとりあえず現時点での管理人の個人的なこのRidge-i(5572)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行く予定です。IPO主幹事はSMBC日興証券ということで、最近サボリ気味だったIPO優遇特典(ステージ別抽選)も今月(3月)末分で再度ステージアップを図ろうと思います。

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Ridge-i(5572)のIPO(新規上場)業績等

Ridge-i(5572)のIPO経営指標
Ridge-i(5572)IPO経営指標

Ridge-i(5572)のIPO売上高及び経常損益
Ridge-i(5572)IPO売上高及び経常損益

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