日本システムバンク(5530)のIPO新規上場初値が昨日(4月14日)付きましたのでご紹介させて頂きたいと思います。今さら感はありますが、一応備忘録として残しておきたいと思います。

地方上場(名証メイン)案件だったことや、楽天銀行(5838)のIPO抽選結果があったこと、ispace(9348)の値動きに気を取られていたこと、その他急遽優良キャンペーンが飛び込んでバタバタしていたことから今さらの記事アップとなってしまった次第です。

日本システムバンク(5530)のIPO(新規上場)初値結果

公募価格1,880円
初値価格1,700円(9時12分)
初値売却益-18,000円
初値売買代金1.9億円
初値出来高112,800株
本日終値1,631円

上場日前日に直前初値予想記事をアップさせて頂きながらも、4月14日(金)がこの日本システムバンク(5530)の上場日だったことを本当にスッカリ忘れており、寄り前気配も一切確認できずで、シンジケートカバー取引が入ったのかどうかも不明です。初値が付いたのも当方運営のLINEオープンチャツト(IPO確変倶楽部)の方の一言で気付きました。

公募価格1,880円に対して付いた初値は1,700円と結果は残念ながら公募割れとなってしまいました。IPO株を取得された方は初値売りで-18,000円の損失となります。

公募割れは今年(2023年)初で、昨年(2022年)12月上場のBTM(5247)以降22連勝となっていた公募割れ回避連勝記録にストップを掛けてしまう形となりました。地方上場案件は別腹かと思いますので、IPO市場に冷や水を浴びせるようなことは無いと思いますが、残念な結果には変わりません。

正直なところ先月(3月)上場のエコム(6225)が同市場(名証メイン市場)で公募割れを回避したことから、今回の日本システムバンク(5530)も最低でも公募同値ぐらいでの着地になると思っていました。もしかするとIPO愛好家の方は管理人同様に楽天銀行(5838)のIPO抽選結果確認に気を取られていたのかななどと勝手な妄想をしています。

初値形成後も上値は重く、9時25分に付けた1,748円を最後に失速、一度も公募価格(1,880円)を上回ることなく、終値は初値価格(1,700円)も下回る1,631円での大引けとなりました。上場日(4月14日)の出来高は232,500株で、公開株数(172,500株)に対して1回転以上しており、IPO株数も公開規模も大きく変わりないエコム(6225)の上場当日出来高(87,000株)よりは多かったです。

日本システムバンク(5530)IPO5分足チャート(2023年4月14日)
日本システムバンク(5530)IPO5分足チャート2023.4.14

名証全体の出来高ランキングはダントツの1位だったものの、チャートは右肩下がり、地方市場上場案件ということで流動性不安もあり、週明け以降は早くも閑散相場となりそうな雰囲気を感じます。

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