みずほ証券が以下の通り昨年(2022年)7月19日(火)からIPO申し込みの際の前受け金を不要にしたことはIPO愛好家の方であればすでにご存知かと思います。管理人含め多くのIPO愛好家の方がこの恩恵を受けているものと思われます。
IPO申し込み時の前受け金が不要になると、資金の移動や拘束が無くなるだけでなく、微妙銘柄などはとりあえず申し込んでおいて、あとは実際に当選してから考えるという選択肢も増えるため、必然的に申し込み者数が増加することが予想されます。
どの程度増加しているのかは不明ですが、前受け金不要かつIPO当選(補欠当選)後のキャンセルペナルティも無いため、IPO愛好家としてはありがたい反面、申込者が増えることによって当選確率が下がるという点もマイナス要因としてありそうです。
中でも「とりあえず申し込んでおいて」というIPO愛好家が増えたことからか、みずほ証券はIPO申し込み時の前受け金を不要にしてからは保険としてか、補欠当選を多く出すようになったと個人的には感じています。
実際に3月のIPO案件を調べてみたところ、全15社のIPO案件がありました。その中でみずほ証券がIPO主幹事を務めたのは共同主幹事も含め7社あります。この7社の中で管理人は4社の補欠当選を頂いております。
【3月23日上場】ハルメクホールディングス(7119)
上場日は3月23日(木)で公募価格1,720円に対して付いた初値は1,981円と100株あたりの初値売却益が+26,100円のIPO案件です。
【3月29日上場】AnyMind Group(5027)
上場日は3月29日(水)で公募価格1,000円に対して付いた初値は1,000円と100株あたりの初値売却益が±0円のIPO案件です。
【3月30日上場】ノバシステム(5257)
上場日は3月30日(木)で公募価格1,700円に対して付いた初値は2,565円と100株あたりの初値売却益が+86,500円のIPO案件です。
【3月31日上場】ココルポート(9346)
上場日は3月31日(金)で公募価格3,150円に対して付いた初値は4,135円と100株あたりの初値売却益が+98,500円のIPO案件です。
上記の通り4社で補欠当選を頂き補欠申し込みをしたものの、結果はすべて「繰上当選なし」となりました。繰上当選は当初当選よりも格段にハードルが高くなるのは承知の上ですが、IPO株数が比較的多い案件もある中で、これだけ補欠当選を出されて1社も繰り上がらないとなるとさすがに悲しいですね。しかも補欠当選になると補欠申し込みのために入金が必要となりひと手間掛けなくてはなりません。
これらのことから個人的にはIPO申し込み時の前受け金を不要にしてから、みずほ証券は補欠当選を増やしているという印象を受けます。IPOキャンセル保険として補欠当選は致し方ないところかもしれませんし、IPO申し込み時の前受け金不要システムはIPO愛好家にとっては嬉しいシステムですが、一方で補欠当選は二度悔しい思いをするというジレンマもあります。
かと言って元(前受け金あり)に戻してほしいとは思いませんが、もう少し補欠当選を控えめ出して頂けるとヌカ喜びも少なくなるのですけどね。とはいえ、そもそもこの補欠当選自体がたまたま管理人に起きた事象なのかもしれませんが^^;
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