トライト(9164)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,620円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
トライト(9164)の上場日とIPO申込期間
トライト(9164)の上場日は2023年7月24日(月)で単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はSMBC日興証券とBofa証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券とUBS証券の4社共同主幹事となっております。
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このトライト(9164)のIPO申し込み期間は7月6日(木)~7月11日(火)となっており、ちょっとしたIPO申し込みラッシュとなっているため、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社ありますので、申し込まれる方は資金管理や申し込み忘れにご注意下さい。
トライト(9164)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
トライト(9164)のIPO想定価格は1,620円となっているため、現時点では公募価格の0.9倍~1.0倍程度の初値形成になるのではないかと公募割れも視野に入った弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
なお、このトライト(9164)のIPO仮条件は明後日7月5日(水)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
トライト(9164)の事業内容
トライト(9164)の事業内容は人材サービス及びデジタルソリューションサービスを中心とした事業を行うグループ会社の経営管理及びそれに付帯する業務ということで、医療福祉業界向けに人材紹介・人材派遣サービス、介護施設向けICTサービス等を提供する医療福祉事業を行う株式会社トライトキャリア、株式会社HAB&Co.及び株式会社bright vieと建設業界向けに人材紹介・人材派遣サービスを提供する非医療福祉事業を展開する株式会社トライトエンジニアリングの4社の事業持株会社として、グループの経営管理及び同業務に付帯又は関連する業務等を行っています。
このトライト(9164)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
トライト(9164)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(6月20日)もまたIPO新規上場承認発表が1社ありました。これで7月IPOは7社目 …
トライト(9164)のブルベア要素とIPO参加スタンス
トライト(9164)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,620円としてオーバーアロットメント含め745.2億円と規模的に東証グロース市場への上場としては超大型サイズとなり、かなり荷もたれ感のある水準となります。
IPO株数は公募株無しの売り出し株のみで400,000枚と多めにあり、そのうち184,000枚は海外投資家へ販売されるものの、国内分だけでも216,000枚あるため、IPOの当選確度としては比較的高めとなりそうな気がします。
そして今回もこのトライト(9164)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては業績が堅調に推移しているということぐらいでしょうか。残念ながら他には特に見当たりません。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては事業内容は医療福祉業界向けの人材サービスと特に新規性も無く、公開規模はIPO想定価格(1,620円)ベースで745.2億円、正式なグローバルオファリングとなりますが、海外配分予定分を差し引いた国内分だけでも447.1億円と、東証グロース市場への上場案件としてはかなり荷もたれ感のあるレベルとなります。
募集株の内訳は公募株無しの売り出し株のみ、売り出し株の放出人はすべて投資ファンドとなることから出口(イグジット)案件となります。
7月21日(金)上場予定のホロスホールディングス(5839)とナレルグループ(9163)、7月24日(月)上場予定のこのトライト(9164)、3社ともに持株会社でオファリング・レシオ45.0%超えの出口(イグジット)案件となり、地合いが良かったとしても危険な香りがします。
よって管理人の個人的なこのトライト(9164)のIPO参加スタンスは当初の予定通りスルーと致します。もちろんSBI証券が平幹事に入っているのでIPOチャレンジポイントだけはしっかり頂きに行きます。
トライト(9164)のIPO幹事配分数
このトライト(9164)のIPO株(公募株及び売り出し株)216,000枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数情報まだ不明のため情報が入り次第、追記させて頂きます。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
SMBC日興証券(主幹事) | -枚 | -% |
Bofa証券(主幹事) | -枚 | -% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主幹事) | -枚 | -% |
UBS証券(主幹事) | -枚 | -% |
SBI証券 | -枚 | -% |
マネックス証券(100%完全抽選) | -枚 | -% |
楽天証券(100%完全抽選) | -枚 | -% |
auカブコム証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が60,000枚あります。
積極的にこのトライト(9164)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO共同主幹事となるSMBC日興証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券からのIPO申し込みは外せません。抽選割合の多いネット証券(SBI証券、マネックス証券、楽天証券)も入っており、それぞれそれなりに持ち分があるため、狙えるレベルではあると思われます。
トライト(9164)のIPO仮条件決定
トライト(9164)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,620円
IPO仮条件:1,100円~1,300円
IPO想定価格よりも窓開けで下ブレとなる超弱気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は506.0億円~598.0億円となります。
トライト(9164)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
トライト(9164)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,200円~1,350円
IPO仮条件が超弱気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾よりも上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについては引き続きスルー継続で、IPOチャレンジポイント狙いでのSBI証券からのみの申し込みと致します。
7月10日(月)に某証券会社からネット口座にも関わらず「いりませんか?」の電話が掛かってきました。これはもう余っていると見て良さそうです。
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