クオルテック(9165)とGENDA(9166)のIPO(新規上場)初値が付きましたので、簡単ではありますが、ご紹介させて頂きたいと思います。結論から申し上げますと、両社ともに公募割れとなり、残念ながら7月の出口(イグジット)4兄弟は全滅となってしまいました。
クオルテック(9165)のIPO初値結果
公募価格 | 2,540円 |
初値価格 | 2,336円(9時15分) |
初値売却益 | -20,400円 |
初値売買代金 | 5.4億円 |
初値出来高 | 232,300株 |
7月28日終値 | 2,397円 |
市場開場直前(8時59分)のこのクオルテック(9165)のフル板の合致点は幹事の引き受け価格となる2,336円(初値売買代金:4.6億円)となっており、そのまま2,336円(初値売買代金:5.4億円)でシンジケートカバー取引(全弾投入)での初値形成となりました。公募割れスタートとなったため、残念ながら初値売りで-20,400円の損失となります。
7月21日(金)上場のナレルグループ(9163)、7月24日(月)上場のトライト(9164)と出口(イグジット)案件が公募割れスタートとなり、その後は両社ともに公募価格以下で低空飛行、加えてIPO地合いそのものも決して良いとは言えない状況の中での上場となったことなどが要因でしょうか。いずれにしても出口(イグジット)案件は再びIPO市場では容認されにくい環境となっています。
クオルテック(9165)IPO5分足チャート(2023年7月28日)
初値形成後9時49分には高値2,560円を付けており、公募価格(2,540円)を超えていることから初値売却をされていないIPO株取得組の中には同値撤退できている方も一定いるでしょうか。本日の終値は2,397円で出来高は1,291,000株と、OA含めた公開株数(1,385,700株)の1回転していません。来週以降も上値は重そうですね。
GENDA(9166)のIPO初値結果
公募価格 | 1,770円 |
初値価格 | 1,637円(9時12分) |
初値売却益 | -13,300円 |
初値売買代金 | 28.3億円 |
初値出来高 | 1,732,100株 |
7月28日終値 | 2,037円(ストップ高) |
市場開場直前(8時59分)のこのGENDA(9166)のフル板の合致点は幹事の引き受け価格となる1,637円(初値売買代金:26.0億円)となっており、そのまま1,637円(初値売買代金:28.3億円)でシンジケートカバー取引(全弾投入)での初値形成となりました。公募割れスタートとなったため、残念ながら初値売りで-13,300円の損失となります。
上記と被りますが、7月21日(金)上場のナレルグループ(9163)、7月24日(月)上場のトライト(9164)と出口(イグジット)案件が公募割れスタートとなり、その後は両社ともに公募価格以下で低空飛行、加えてIPO地合いそのものも決して良いとは言えない状況の中での上場となったことなどが要因でしょうか。いずれにしても出口(イグジット)案件は再びIPO市場では容認されにくい環境となっています。
GENDA(9166)IPO5分足チャート(2023年7月28日)
ただ初値形成後はこれまでの出口(イグジット)案件と違い、ジリジリと上値を目指す展開となり、10時49分にはストップ高水準となる2,037円(+400円)に到達、その後も高値水準で推移し、終値はそのままストップ高となる2,037円での大引けとなりました。本日の出来高は7,550,000株と、OA含めた公開株数(8,959,600株)の1回転していませんが、東証グロース市場の出来高ランキングは堂々の1位となっています。来週以降も楽しめそうですね。
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