ニッポンインシュア(5843)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(810円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
ニッポンインシュア(5843)の上場日とIPO申込期間
ニッポンインシュア(5843)の上場日は2023年10月3日(火)で、西部技研(6223)と2社同日上場、上場市場はIPO市場ではやや人気の劣る東証スタンダード市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。
このニッポンインシュア(5843)のIPO申し込み期間は9月14日(木)~9月21日(木)となっており、時期的にはまだIPO申し込みラッシュ期間中となるため、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社ありますので、申し込まれる方は資金管理や申し込み忘れにご注意下さい。
ニッポンインシュア(5843)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
ニッポンインシュア(5843)のIPO想定価格は810円となっているため、現時点では公募価格の1.2倍~1.5倍程度の初値形成になるのではないかと、やや弱めC級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についてもやや弱めC級評価に設定させて頂いております。
なお、このニッポンインシュア(5843)のIPO仮条件は来週9月12日(火)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
ニッポンインシュア(5843)の事業内容
ニッポンインシュア(5843)の事業内容は家賃債務保証サービスを主とした保証事業等ということで、福岡・東京・神奈川・大阪・仙台・新潟の6拠点で事業を展開し、家賃債務保証事業を軸に介護・医療業界にも合わせた保証サービスを提供しています。
このニッポンインシュア(5843)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
ニッポンインシュア(5843)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日はIPO新規上場承認発表が1社ありました。10月第一号IPOとなるため、9 …
ニッポンインシュア(5843)のブルベア要素とIPO参加スタンス
ニッポンインシュア(5843)の市場からの吸収金額はIPO想定価格810円としてオーバーアロットメント含め13.2億円と規模的に東証スタンダード市場への上場としては小型サイズから中型サイズの範囲となりますが、荷もたれ感のある水準ではありません。
IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて14,200枚と万枚超えで比較的多めにありますが、野村證券主幹事案件となる上に抽選配分は200株1セットとなっているため、IPO当選の可能性は低めとなりそうです。
そして今回もこのニッポンインシュア(5843)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容が家賃債務保証サービスと人気業態とは言い難いですが、公開規模がIPO想定価格(810円)ベースで13.2億円と荷もたれ感は無く、ベンチャーキャピタル(投資ファンド)などの余計な売り圧力も無いため、需給面での不安はありません。株価設定に割高感も無く、業績も今期は営業、経常ともに大幅な減益予想となっているものの、黒字での運営となっています。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては上場市場が初値上昇率の低い東証スタンダード市場への上場で、上場日は10月3日(火)で、公開規模200億円級の西部技研(6223)と2社同日上場となっていることに加え、9月末から10月初めにかけては、ややIPO集中期となっていることから、資金分散や買い疲れの影響も少なからず加味する必要がありそうです。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
ニッポンインシュア | 13.2億円 | 東証スタンダード | 野村證券 |
西部技研 | 196.9億円 | 東証スタンダード | SMBC日興証券 |
いずれにしてもこの規模と主幹事(野村證券)の営業力を踏まえると、公募割れを起こす可能性は低いのではないかと思っているため、管理人の個人的なこのニッポンインシュア(5843)のIPO参加スタンスは当初の予定通り参加の方向で行こうと思います。
ニッポンインシュア(5843)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのニッポンインシュア(5843)のIPO株(公募株及び売り出し株)14,200枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
野村證券(主幹事) | 13,776枚 | 97.0% |
岡三証券 | 256枚 | 1.8% |
FFG証券 | 28枚 | 0.2% |
西日本シティTT証券 | 28枚 | 0.2% |
楽天証券(100%完全抽選) | 28枚 | 0.2% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 28枚 | 0.2% |
松井証券(前受け金不要) | 28枚 | 0.2% |
SBI証券 | 28枚 | 0.2% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
SBIネオトレード証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が2,130枚あります。
積極的にこのニッポンインシュア(5843)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となる野村證券からのIPO申し込みは外せません。その他平幹事の中には抽選割合の多いネット証券4社(楽天証券、マネックス証券、松井証券、SBI証券)がしっかり入っているものの20枚~30枚程度となるため、株数的には厳しい数字です。
ニッポンインシュア(5843)のIPO仮条件決定
ニッポンインシュア(5843)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:810円
IPO仮条件:790円~810円
IPO想定価格が最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は12.9億円~13.2億円となりました。
ニッポンインシュア(5843)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
ニッポンインシュア(5843)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,000円~1,200円
IPO仮条件が一般的な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾と同値となる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価で変更無し、IPO参加スタンスについても参加で変更はありません。
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