キャスター(9331)のIPO(新規上場)初値は市場コンセンサス通り買い優勢となり、本日は値付かずで初値は明日に持ち越しとなりました。初値が翌日に持ち越しとなったのは7月26日(水)上場のエコナビスタ(5585)以来となります。
そして本日同日上場となったくすりの窓口(5592)はIPO(新規上場)初値が付いていますので、簡単ではありますが、まずはこちらからご紹介させて頂きたいと思います。
くすりの窓口(5592)のIPO初値結果
公募価格 | 1,700円 |
初値価格 | 1,580円(9時11分) |
初値売却益 | -12,000円 |
初値売買代金 | 11.3億円 |
初値出来高 | 717,800株 |
6月27日終値 | 1,610円 |
市場開場直前(8時59分)のこのくすりの窓口(5592)のフル板の合致点は引き受け価格の1,564円(初値売買代金:9.7億円)となっていたので、およそ16円ほど吊り上げられた1,580円(初値売買代金:11.3億円)で自力での初値形成となりました。残念ながら初値売りで-12,000円の損失となります。
大手初値予想会社さん2社の直前予想は1,564円と2,000円、まさに損失予想と利益予想と正反対の予想となっていましたが、やはり今回もまた信頼できる方が正解となってしまいました。いつものことながら分析能力の差に驚きです。
ただやはり公募割れは後のIPOにとっても悪いイメージとなりますので、できれば後者の初値予想が当たってほしかったというのがIPO愛好家として思うところです。とはいえ初値形成後は公募価格(1,700円)を奪還している点はまだ不幸中の幸いと言えそうですね。
くすりの窓口(5592)IPO5分足チャート(2023年10月4日)
終値は初値価格(1,580円)を30円上回る1,610円で取引終了となっていますが、本日1日の出来高は5,527,400株で、OA含めた公開株数(3,220,000株)の1.7回転程度しかありませんが、東証グロース市場の出来高ランキングは3位に入っています。
キャスター(9331)2日目のIPO(新規上場)初値予想
市場開場直前(8時59分)のキャスター(9331)のフル板の初値合致点は1,860円(初値売買代金:2.0億円)となっていましたが、最終的な初値合致点は60円下回る節目の1,800円(初値売買代金:3.9億円)で終了となっています。
最終気配値は本日の気配上限となる1,748円で、売りが185,500株に対して買いは412,200株で差し引き226,700株で買い越し、売りに対して買いはおよそ2.2倍程度で初値買いに入っている資金は7.2億円と10億円にも届かず、初日値付かずとなったものの初値買い意欲の回復は見られません。
明日は即金規制(買付代金の即日徴収、成行買い禁止)が掛かるため買いは減少し、本日売り注文を出していなかった投資家の売りも足され、売りは増えることが予想されます。どの程度の売り買い増減があるのかはわかりませんが、2.2倍程度の売り買い差し引きがあれば、明日も引き続き「買い気配スタート」となりそうです。
そして大手初値予想会社のキャスター(9331)の明日2日目のIPO初値予想は以下の通り当初予想の2,000円から下ブレする可能性はあるものの同値の2,000円となっているようです。この初値予想価格通りで推移すれば明日は前場9時30分ごろの着地予定となります。
ちなみにもう一社の大手初値予想会社のキャスター(9331)の明日2日目の初値予想は当初予想の1,200円から大幅に上ブレされた1,700円となっているようです。相変わらずのブレっぷりです。
キャスター(9331)2日目のIPO(新規上場)気配運用
そしてキャスター(9331)の明日2日目の初値決定前の気配運用は以下の通りとなっております。
基準価格:1,748円
気配上限:4,025円
気配下限:1,311円
上限気配更新:10分で88円づつ。
下限気配更新:3分で通常の更新値幅(2,000円未満の場合は40円)
注文受付価格の範囲:437円~7,000円
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