先日、ケイファーマ(4896)のIPO株が主幹事のSBI証券で複数(200株)当選したことを記事でアップ致しました。読者様の中でも当選や補欠当選が多かったようで、購入手続きはどうするのかとのお問い合わせを多く頂いておりました。
ケイファーマ(4896)のIPO公募価格が決まり、IPO(新規上場)抽選結果も後期抽選型の岩井コスモ証券と楽天証券以外はIPO主幹事となるSBI証券を中心に各証券会社から発表されています。 <ケイファーマ(4896)のI …
お問い合わせ頂いた方には購入期限(10月12日12時)ギリギリまで考えますとお返事をしておりましたが、先ほど自身の当選分をどうするか決めましたので、当記事で素人なりの考察も含めてその結果のご報告をさせて頂きたいと思います。
このケイファーマ(4896)はIPO当選(補欠当選)者が比較的多く、SNSなどを中心にネット上では評価の賛否が散見されていました。中身は圧倒的に「否」の方が多かったものの、IPO主幹事がSBI証券でIPOチャレンジポイントの関係もあり、購入申し込みをするかどうか悩む声も多かったようです。
実際に管理人も自身の当選分を購入するか辞退するか悩みましたので、悩んだ内容(ポジティブ材料、ネガティブ材料)を下記に記載させて頂きたいと思います。
まず先にネガティブ材料ですが、直近のSBI証券主幹事案件を見ると9月25日(月)上場のジェイ・イー・ティ(6228)、9月26日(火)上場のオートサーバー(5589)、10月4日(水)上場のくすりの窓口(5592)と3社連続公募割れとなっており、IPO地合いの弱さに加えてネット証券の営業力の弱さも露呈されており、主幹事のイメージは良くありません。
加えて今回のケイファーマ(4896)は株式市場では丁半博打感の強いバイオベンチャーとなり、業績も今期は売上が発生し、一時的に黒字化しているものの、まだ継続的に売上を計上する段階には至っておらず、業種業績含め銘柄自体に対する不安もあります。
市況を配慮したとはいえ、公開価格(950円)も仮条件(900円~1,040円)の上限で決定されなかったことで、短期筋の警戒感も高まりやすく、IPO愛好家的にはリスク回避でキャンセルを選択する理由は十分です。
ちなみに信頼できる方の大手初値予想会社さんの最新初値予想は874円~950円となっているようです。幹事の引き受け価格から公募同値の予想ですね。
ただ、上記の通りネガティブ材料もありますが、もちろんポジティブ材料もあると思っています。管理人自身が当選しているため、多少の当選バイアスも掛かっているかもしれませんが、ポジティブ材料も下記に記載させて頂きます。
募集株の内訳は売り出し株無しの公募株のみで既存株主の換金色は無く、1.5倍までは公開株以外の余計な売り圧力もありません。吸収金額は18.3億円と中規模サイズではあるものの、海外投資家への販売分(約4.1億円)やコーナーストーン投資家への親引け分(約5.0億円)を差し引くと9.2億円程度まで縮小されるため荷もたれ感も無くなります。
ポジティブ材料よりもネガティブ材料の方が多いため、管理人のようなIPO愛好家の方はおそらくキャンセルが妥当な選択かと思います。ただ逆に考えるとキャンセルは短期利益狙いの方のふるい落とし効果となり、結果的にIPO株の購入者は中長期保有狙いとなることから、初値形成時の初値売却率はネット証券主幹案件とはいえ、大幅に下がる(20%~30%程度)かもしれません。
幹事の引き受け価格は874.00円でオーバーアロットメントも252,000株あります。初値売却率が20%~30%程度で収まればこのオーバーアロットメントでも十分買い支えることができるレベルとなり、大幅な公募割れとなる可能性は低くなります。逆に少しでも強気な買いが足されると自力での初値形成はもちろんのこと初値売買代金が5.0億円程度まで膨らめば公募割れ回避となるかもしれません。
仮に買いが少なくシンジケートカバー取引での初値形成となったとしても、単価が低いため損失は限定的で、100株で7,600円(200株でも15,200円)と大損とまではならないと楽観的に考えた結果、上場日までのワクワク感を味わうことも含め管理人は突撃することにしました。SBI証券はNISA口座なのですが、特定口座で申し込んでいます。
ケイファーマ(4896)のIPO当選購入画像(SBI証券)
もちろん購入が吉となるか凶となるかはフタを開けてみないとわからないですし、もしかすると当記事で少なからず期待感が出たかもしれませんが、正直なところ内心はやはり信頼できる大手初値予想会社さんが正解で公募割れが濃厚なのかなとは思っています。
いずれにしても公募割れの可能性が高く、公募割れ回避できたとしても微益というストーリーとなるため、結果的に「辞退が吉」となるかもしれませんね。
あくまでも素人の考察記事なのでどこまで参考になるかわかりませんが、管理人もIPO愛好家でありIPOブロガーでもあるため、公募割れ云々よりも最近勢いの無くなっているIPO市場に少しでも活気が戻るよう話題として当記事(IPO投資)を楽しんで頂けますと幸いです。
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ゲッターさん
よくぞこの話題を取り上げてくださいました。ゲッターさんはどうされたかなーと思っておりました。
私も200株当選しており、迷っていましたが、こちらの記事を読む直前に「突撃」を決めました。
ゲッターさんも突撃されるということで、上場日が楽しみですね。
「みかん」より
こんばんは、みかんさん。
私が突撃するということは公募割れの可能性が高まったと見る方もいらっしゃいます(笑)
まあでも実際に私自身も自分は逆神(神はおこがましいですが)だと思っているので、本当に危なさが増したかもしれないと思っています^^;
とりあえず初値高騰は願いませんので、少なくとも公募割れを回避してくれることを願っています!
ゲッターさん
私も100株保有しています。この記事を待っていました。私は岡三証券で、狙って当選をゲットしました。SBIは資金が少ないためか落選でした。少し遊び心も持ちながらのチャレンジです。ケイファーマは他のブロガーさんは懐疑的ですが当選を得たくて岡三から申し込みました。①不人気であること、②平幹事としては配分数が多いこと、③当選後辞退は向後IPOに参加できないという極端なペナルティ…の理由から申込者も少ないだろうと推測しました。資金目一杯の600株申し込みで100株当選です。
岡三はネット振替入金ができず購入申し込みは発表翌日の1日限りとなっているなか、速攻で購入手続きをしました。ネット申し込みですが、朝から店頭の課長さんから購入手続きの催促電話がありました。
17日の上場が楽しみです。
株遊人(かぶゆうと)
こんにちは、かぶゆうとさん。
勝手な個人的な妄想記事ですが、お役に立てば幸栄です。
あとはもう地合い次第といったところが強そうですね。
初値高騰は望みませんが、公募割れを回避してくれると嬉しいと思うところです。