Japan Eyewear Holdings(5889)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,700円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
Japan Eyewear Holdings(5889)の上場日とIPO申込期間
Japan Eyewear Holdings(5889)の上場日は2023年11月16日(木)~11月22日(水)で単独上場、上場市場はIPO市場ではやや人気の劣る東証スタンダード市場への上場で、IPO主幹事は三菱UFJモルガン・スタンレー証券と大和証券の2社共同主幹事となっております。
このJapan Eyewear Holdings(5889)のIPO申し込み期間は10月31日(火)~最長11月13日(月)となっており、時期的に他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが無いため、申し込まれる方は一点集中できることから資金移動などを気にする必要はありません。
ただIPO申し込み期限は最長11月13日(月)までとなっていますが、IPO新ルール「IPOにおける公開価格の設定プロセスの変更」適用銘柄となるため、IPO申し込み期限が前倒しで短縮される可能性があるので注意が必要です。
Japan Eyewear Holdings(5889)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
Japan Eyewear Holdings(5889)のIPO想定価格は1,700円となっているため、現時点では公募価格の0.9倍~1.0倍程度の初値形成になるのではないかと公募割れも視野に入った弱めE級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想については弱めD級評価に設定させて頂いております。
なお、このJapan Eyewear Holdings(5889)のIPO仮条件は明日10月30日(月)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
Japan Eyewear Holdings(5889)の事業内容
Japan Eyewear Holdings(5889)の事業内容はアイウェアの企画・デザイン・製造・卸及び販売ということで、熟練したクラフトマンシップにより自社で企画・デザインする高品質の眼鏡を製造し、ブランドの世界観を表現した独自の店舗を中心に販売しています。デザイン、製造・加工、販売までを自社で請け負う一気通貫のビジネスモデルとなります。
このJapan Eyewear Holdings(5889)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
Japan Eyewear Holdings(5889)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(10月12日)はIPO新規上場承認発表が1社あ …
Japan Eyewear Holdings(5889)のブルベア要素とIPO参加スタンス
Japan Eyewear Holdings(5889)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,700円としてオーバーアロットメント含め129.1億円と規模的に東証スタンダード市場への上場としては大型サイズとなり、荷もたれ感のある水準となります。
IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて66,080枚と多めにあり、簡易型のグローバルオファリングで海外投資家への販売があるものの、2社共同IPO主幹事のうちの1社は個人投資家(IPO愛好家)に優しい三菱UFJモルガン・スタンレー証券となるため、IPOの当選確度は比較的高めとなりそうです。
そして今回もこのJapan Eyewear Holdings(5889)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容が眼鏡の企画、製造、販売とネット関連のようなキラキラ感はありませんが、業績規模はそこそこ大きく売上収益ともに堅調に推移しており、株価設定にも割安感が感じられます。
今回の募集は簡易型のグローバルオファリングで海外投資家への販売(未定)もあり、IPO幹事団(シンジケート)には大手五大証券(三菱UFJモルガン・スタンレー証券、大和証券、SMBC日興証券、野村證券、みずほ証券)がすべて入っている点も安心感に繋がりそうです。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては上場市場が初値上昇率の低い東証スタンダード市場で、海外投資家への販売分(未定)があるものの公開規模はIPO想定価格(1,700円)ベースで129.1億円と大きく荷もたれ感が否めません。
募集株は公募株に対して売り出し株が多く、売り出し人のほとんどが既存株主やベンチャーキャピタル(投資ファンド)となっていることから出口(イグジット)感もあります。
IPO地合いもいまだ回復の兆しが見えず、このままの状態で上場を迎えるとなると公募割れの可能性が限りなく高くなりそうな感じがするため、管理人の個人的なこのJapan Eyewear Holdings(5889)のIPO参加スタンスは当初の予定通りスルーの方向となりそうです。
Japan Eyewear Holdings(5889)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのJapan Eyewear Holdings(5889)のIPO株(公募株及び売り出し株)66,080枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。海外投資家への販売分は考慮しておりません。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主幹事) | 31,389枚 | 47.5% |
大和証券(主幹事) | 30,066枚 | 45.5% |
SMBC日興証券 | 1,322枚 | 2.0% |
野村證券 | 661枚 | 1.0% |
みずほ証券 | 661枚 | 1.0% |
SBI証券 | 661枚 | 1.0% |
岩井コスモ証券 | 330枚 | 0.5% |
楽天証券(100%完全抽選) | 330枚 | 0.5% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 330枚 | 0.5% |
松井証券(前受け金不要) | 330枚 | 0.5% |
auカブコム証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が9,911枚あります。
積極的にこのJapan Eyewear Holdings(5889)のIPO株を狙いに行くのであれば、2社共同IPO主幹事となる三菱UFJモルガン・スタンレー証券と大和証券からのIPO申し込みは外せません。その他平幹事の中には抽選割合の多いネット証券(SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券)も入っており、いずれも三桁レベルの持ち分があるため、狙えない数字では無さそうです。
Japan Eyewear Holdings(5889)のIPO仮条件決定
Japan Eyewear Holdings(5889)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,700円
IPO仮条件:1,330円~1,360円
IPO想定価格よりも窓開けで下ブレとなる弱気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は101.0億円~103.3億円となりました。
Japan Eyewear Holdings(5889)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
Japan Eyewear Holdings(5889)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,300円~1,400円
IPO仮条件が弱気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾よりも上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価で変更無し、IPO参加スタンスについても引き続きスルー(IPOチャレンジポイント狙いでSBI証券のみ参加)で変更ありません。
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